角度によって色が変わる「色の三原色ゼリー」を作って色の美しさを味わう
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目次/ INDEX
【分類】
ものづくり科もっこう属からくり種
【生そく地】
ホームセンター 木材コーナー
【特ちょう】
ふくざつ なのに なぜか懐かしい 木製のからくり を つくりだす! パソコン と タッグを組んで 導き出した からくりは ずっと みてしまう 魔力があるぞ!
──からくりを始めたきっかけを教えてください。
──代表作品を教えてください。
鈴木完吾
からくりの動きによって時刻を描く「plock」という作品です。これは、大学の卒業制作で僕が初めて作ったからくり時計なんです。電気を使わず機構の仕組みだけで、時刻を1分ごとに書き換えるようになっています。この作品はSNSで大きな反響をいただきました。
鈴木完吾
からくりはただ歯車が回っている無機質なものではなく、機構によって表現される動きに意味があるということを感じてほしいです。たとえば「秩序ある無秩序」という作品だと、からくりによって花が開いたり閉じたりする動きをしています。パッと見だとバラバラに組まれた歯車たちが、ハンドルを回すとすべてがかみ合うという1つの秩序を、からくりで表現しています。そんな、一見気づかないような仕組みにもこだわっているので、そういったところを楽しんでいただけると嬉しいです。
──どんな想いを込めてものづくりをしていますか?
鈴木完吾
身の回りの機械のほとんどは、中の仕組みが分からなくても使うことができてしまうブラックボックス状態です。そんな、見えない中の仕組みを見せることによって、面白いと感じてもらうことに興味がありますね。今はなんでも電気信号でできてしまう時代。なので、あえて人の目に触れない機械の中の、動きの力の変換を見せたいという想いがあります。
鈴木完吾
大学の先輩が卒業制作でからくりを作っていて、それを見て始めたのがきっかけです。もともと、ものづくりは好きだったのですが、明確に作りたいと思えるほど好きなものがなかったんです。でも漠然と続けているうちに、先輩の卒業制作に出会って魅力を感じ、僕も作ってみたいと思いました。こういった出会いもあるので、興味があることはとにかく続けていく、それが大切かもしれませんね。