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トイレの“空き地”をリゾートっぽく改造してみた

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きだてたく

きだてたく

最新の機能系文房具から雑貨ライクな面白文房具まで、なんでもがっつり使い込んでレビューする文房具ライター。器用値はゼロに近いが、便利な文房具や工具を駆使して工作を完成させるのが大好き。『日本懐かし文房具大全』『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』など、文房具に関する著書多数。

トイレはリゾートであるべき論

となりのカインズさん編集部から「自宅のトイレをリゾート化してもらえませんか」という依頼がきた。

なるほど、トイレではリラックスできたほうがいいし、許される(≒家族がお腹を下したり激しい尿意に襲われたりしていない)限りは、できるだけゆったりのんびりと過ごしたほうが、いい結果が出せるはず。

たとえば「ゾンビにびっしり囲まれたショッピングモールのトイレ」と「爽やかな風が吹く南国リゾート地のコテージのトイレ」、どっちが快適に排便できるかを考えてみれば、結果は明らか。

つまり、そもそもトイレはリゾート地であるべきじゃないのか、という話だ。

わりと大家さんが厳しいので、トイレ前で「リゾート化と言われましても」と悩むわたくし

わりと大家さんが厳しいので、トイレ前で「リゾート化と言われましても」と悩むわたくし

ただ問題は、うち、賃貸だからさー。ほら、リゾートっぽく改装するにも限度ってもんがさー。

リゾートの概念と賃貸事情を擦り合わせよう

とりあえずできることから考えるとして、じゃあそもそも「“リゾートっぽい”ってなによ?」というところからか。

  1. 都会から癒やされに行く場所なんだから、緑溢れる感じがいい
  2.  個人的にはビーチリゾートが好ましいので、海辺の要素も
  3.  コテージみたいなウッディな要素もあるとなお良し
  4. トロピカルなドリンクも飲みたい
まずは「リゾート」で画像検索して「ははぁ、こういうやつか」と再確認

まずは「リゾート」で画像検索して「ははぁ、こういうやつか」と再確認

考えていくほどに、自分の中のリゾートに関するイメージが希薄すぎることに気づき、やや愕然とする。なんだこれ。

実は、僕にはハワイアンの血が1/8流れている(遠い親戚が今もハワイに住んでいる)はずなんだけど。そのうっすいリゾートアイランドの血脈を「フォォォォォ!」と滾らせてみても、これが限界。

対して、賃貸事情の面からはというと……

  1.  床を傷つけるようなことは許されない
  2. 壁紙の貼り替えも避けたい
  3. 便器などの据えつけのものが復旧不能になることはやめよう
  4. 壁に画びょうを刺すくらいなら、なんとか誤魔化せる気はする

トイレ内観。基本的に白くて殺風景なので、これはリゾートではない

トイレ内観。基本的に白くて殺風景なので、これはリゾートではない

空きスペースの都合上、我が家のトイレは掃除機置き場も兼ねる

空きスペースの都合上、我が家のトイレは掃除機置き場も兼ねる

上方視点。やはりリゾートではない

上方視点。やはりリゾートではない

……どこまでも現実的。あえて4つで止めたが、やっちゃマズそうなことはいくらでも出てくる。

7/8という日本人の血が濃すぎて、つらい。

とはいっても、この中でできる限りのリゾート化はしたいのだ。さあどうする。すり合わせられるとこ、あったか?

はじめよう、リゾート開発(自宅トイレ版)

最初に考えたのはトイレの緑化だ。

観葉植物を床にびっしり並べる、という案も考えたんだけど、もっと手軽にできそうなのがコレだ。

人生ではじめて人工芝を買ったけど、めっちゃ重いのね

人生ではじめて人工芝を買ったけど、めっちゃ重いのね

カインズから取り寄せた人工芝(1×4m)である。これを床にびっちり敷いたら、とりあえずリゾート感は出るんじゃないかしら。しかも裏面がゴム引きなので、床を傷つける心配もゼロ。

ということで敷いてみる。思ったより硬いので、切るのもなかなか大変

ということで敷いてみる。思ったより硬いので、切るのもなかなか大変

掃除がしにくくなるというデメリットはあるが、わが家は僕も(もちろん妻も)座っておしっこする派なので、床が汚れる心配は少ない。足の裏に触れる芝生をザシュッと踏む感じもなかなかに爽やかで、これはリゾートっぽいと言えるのではなかろうか。

なにより、見た目一面が緑化されることで、従来のいかにも「へへっ、あっしは築35年の賃貸マンションのトイレでげす」的な古ぼけた感じが、大きくさっぱりとリフレッシュされている。狭い空間で必死に体を折り曲げつつ、便器の形に人工芝を切り抜くのはめちゃしんどいけど。

ウッドタイル=オシャレなので、トイレットペーパーを直置きしても大丈夫

ウッドタイル=オシャレなので、トイレットペーパーを直置きしても大丈夫

続いて、床に敷く用のウッドタイルを一部だけに敷いて、トイレットペーパーおよび掃除機の置き場とする。

これがまぁ、ウッディな要素ということでひとつ。緑の中におしゃれげなウッドタイルが入ったことで、ちょっと雰囲気も締まるだろう。

トイレブラシケースに木目調の壁紙を貼ったり、アンティークなベンチに観葉植物を乗せたりと、リゾート化は進む

トイレブラシケースに木目調の壁紙を貼ったり、アンティークなベンチに観葉植物を乗せたりと、リゾート化は進む

あとはちょいちょいと小物を取り入れて、ひとまず賃貸環境下におけるリゾートっぽさ作りはオーケーということにしよう。

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