意外に多い「隠れ口呼吸」に注意! デメリットだらけなので治し方を医師に聞いてきた
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ものづくり生態図鑑#11 発明家・カズヤシバタ
【分類】
ものづくり科 電子工作属 発明種
【生そく地】
さまざまなホームセンターに出没
【特ちょう】
なぜか どのきぎょうもつくらない とってもやくにたつ 発明品を をつくっている
──たくさんの発明をされているシバタさんですが、代表作品を挙げるとしたら?
「デルモンテ2020」の告知
シバタ
もう1つの代表作品は、「全自動割り箸割り機」。デルモンテを作る過程で学んだ電子工作を応用した作品で、その名の通り全自動で割りばしをきれいに割ってくれます。
シバタ
この作品からは「製品ぽさ」という意識を入れました。作るだけでなく、その情報の発表方法や、告知動画など、製品周辺のディティールを追求して、まるでどこかの企業が本当につくって大々的に発表しているような雰囲気づくりを始めました。そこが自分の今のものづくりスタイルに繋がる分岐点でしたね。
──制作を始めたきっかけは何ですか?
シバタ
父の影響が大きいです。父親が工事の仕事をしていて、家にもいろんな工具やものが転がっていました。あとこれも父親の影響でSF映画が好きで、その世界観を現実に持ってこれないかと考えていました。
シバタ
でも、真面目すぎるものづくりにはしたくない、という感覚も同時にありました。説明書を真面目に読みたくないというか(笑)。シンプルでバカなものごとをあえて真面目に複雑にすることが自分にとっては一番おもしろいことですね。でもその反面、自分の作品づくりに満足できなくて反省の毎日です。
──反省されるんですか?
シバタ
なんかすごく反省するねってよく言われます(笑)。イベントに参加したあととか、反省文を一人でめちゃめちゃ書いてたりします。制作において反省するプロセスは自分にとってかなり重要かもしれないです。実際、反響に比例して反省も増えますしね。足りない部分をちょっとずつ補うことでステップアップとしたり肉付けしたりしている感じです。
「装着型名刺射出装置」
シバタ
大好きなSF映画に出てくる主人公と自分には大きな隔たりがあるんですよね。何が足りないかをずっと考えているんです。たとえば『アイアンマン』の主人公であるトニー・スタークは、お金持ちで何でもできて頭も切れる人物で、もちろん今の自分とは全然違う。ただ、現実的に考えるとあれはフィクションなので、目指そうと思ってもキリがない。だから周りから見て、フィクションのような存在に自分を魅せるにはどうすればと考えた結果、作品以外のディテールや演出などにもこだわるようになりました。それが現時点の自分のものづくりのスタイルになりつつありますね。
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シバタ
一番思い入れがあるのは、自分の出発点となる「ゴージャス登場箱 デルモンテ」ですね。最初に制作した2017年当時はまだ知識が浅く独学だったので、自分の中ではうまくいかなかったんですよ。でもそれが思いのほかたくさんの反応をいただいて、見せてほしいという声が増えてきたのでいざ見せようとしたら、再起不能なぐらい壊れてしまったんです(笑)。その体験で歯がゆい思いをして、それならちゃんとしたものをつくろうとアップデートを重ねて、4代目となる「デルモンテ2020」を発表しました。