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これが羊毛!? 限りなく本物に近い作品を生み出す 羊毛フェルトクリエイター・SmileySmiley

クリエイター

Smiley Smiley

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羊毛フェルトクリエイター。主に食べ物をメインとした作品を制作している。動画付きのキットの作成や販売も行い、羊毛フェルトの魅力を発信している。

ものづくり生態図鑑#13 羊毛フェルトクリエイター・SmileySmiley

ものづくり生態図鑑#13   羊毛フェルトクリエイター・SmileySmile

羊毛フェルトクリエイター・SmileySmileyの特ちょう

ものづくり生態図鑑#13 羊毛フェルトクリエイター・SmileySmiley

【分類】
ものづくり科アート属羊毛フェルト種

【生そく地】
生そく地 キッチンコーナー

【特ちょう】
ようもうフェルトを ちくちくちく あっというまに
おいしそうな たべものの かんせい!

羊毛フェルトとの出会い

羊毛フェルトとの出会い

──羊毛フェルト制作を始めたきっかけは何ですか?

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SmileySmiley

羊毛フェルトをする以前はコンビニエンスストアの経営をしていたのですが、お客様に新商品を楽しみながらご購入していただきたいと思い、店内にサンプルを作ってディスプレイすることになったのがきっかけです。最初は樹脂粘土を使用していたのですが、作業スペースが必要なのと、業務の合間のわずかな時間での制作だったのでフェルトに変えました。そこからリアルさを追及することになり、羊毛フェルトを用いるようになりました。

 

現在は羊毛フェルトの教室や自宅で作れるキットなどの販売、オンラインでの教室など、やってみたいことを一つ一つ実現させています。

▲実際に販売しているキット

▲実際に販売しているキット

色を混ぜ合わせて、グラデーションを作れるのは羊毛フェルトならでは

色を混ぜ合わせて、グラデーションを作れるのは羊毛フェルトならでは

──ものづくりへの原体験を教えてください。

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子供の頃から熱中してしまうと、ひたすら取り組んでしまう性格でした。幼少期に母から教えてもらったかぎ針編みを祖母に見せたところ喜んでもらったことがすごく嬉しくて、それからしばらく学校から帰ったらひたすら編み続けるくらいに熱中していました。今でも気づいたら飲まず食わずで頭がクラクラするくらいフェルト制作を続けてしまうこともあって、熱中してしまうところは昔から変わってないかもしれません。

──羊毛フェルトとフェルトの違いを教えてください。

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シートになっているフェルトと違い、羊毛フェルトは羊毛に彩色されたものなんです。色の種類も多く、色を混ぜ合わせることができるので、グラデーションを作ることができて、よりリアルな表現ができます。初めは羊毛フェルトを綺麗な球にするのも難しいのですが、創作を重ねているうちにさまざまな表現ができるようになり、幅がグッと広がりました。

色の種類も多く、色を混ぜ合わせることができる

モチーフは地元宮城の海産物をイメージ

──どういったモチーフを選ぶことが多いですか?

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自分が宮城の生まれなので、身近にあった海産物や果物をモチーフに作品を作ることが多いです。反響が大きかったのはサケの切り身やサバの塩焼きをリアルに再現したものや、最近はフルーツサンドも作っています。個人的なお気に入りでいうとこの作風の方向性を決めることとなる最初の一作目のサンマどんぶりですね。

最初の一作目のサンマどんぶり

──愛用している道具を教えてください。道具選びのこだわりなどはありますか?

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基本的にフェルトを形成する針、ブラシとコテ、作業中に敷くマットがあれば制作することができます。人にものづくりの喜びを知ってもらうことが目的で教室を開いていたり、キットを販売しているので、道具はシンプルで誰でも使えるようなものを使っていますね。私の場合は羊毛フェルト制作は独学なので、自分で針の隙間を調整したオリジナルの道具などを使っていることもあります。

道具はシンプルで誰でも使えるようなものを使っています

──作製以外にも使用されているアイテムなどはありますか?

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羊毛フェルトは埃がつかないよう分けて保管しないといけないので、ホームセンターに行ったら収納に使えるものを買ったりしていることが多いです。主にキッチンコーナーで食品を密閉できる容器類などをみることが多いですが、ホームセンターを歩きながら収納できる道具を探します。その道中で木材の端材のコーナーやいろいろなコーナーを回って制作の発想を膨らませたりもします。

生まれ育った宮城にフェルトで復興支援をしたい

──今後チャレンジしたいことは?

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今挑戦していることは洋画家の高橋由一(※)の作品を羊毛フェルトでを作りたいと思っています。鮭や豆腐など自分が好きなモチーフを魅力的に描いているので、興味がありますね。

※高橋由一 日本最初の洋画家と言われている。油絵技法を習得し、代表作には「鮭」などがある

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SmileySmiley

また、これからも続けていきたいと思っているのは、宮城県産の物を作るということ。震災から10年が経った今でも復興も未だに全然進んでいません。なので、なにか力になりたい、宮城の役に立ちたいという思いは年々強くなっています。宮城の牡蠣、金華鯖、果物でいえば仙台のいちご、福島の桃などすてきなものが沢山あるので、どうにか宮城の力になれたらと思っています。

これからも続けていきたいと思っているのは、宮城県産の物を作るということ

──SmileySmileyさんにとってものづくりとは? 一言で言うと?

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SmileySmiley

私にとってものづくりは喜び、光や生命を意味しています。特に人に教えて表現することの楽しさや喜びを体感していただけるとそのことをより強く実感しますね。

 

これから先も本当の意味でみんなが笑顔になれて、強くなれる、そんなものづくりの力を信じて制作していきたいと思っています。

本当の意味でみんなが笑顔になれて、強くなれる、そんなものづくりの力を信じて制作していきたい

──SmileySmileyさん、ありがとうございました!

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