木材選びで未来が変わる! DIYerに「FSC®認証材」を使ってほしいワケ
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
モロヘイヤはアラビア語で「王家のもの」という意味があり、エジプトなどで古くから食べられている野菜です。葉物野菜の作りづらい夏期に栽培でき、葉の部分を食用としたビタミン・ミネラル類が豊富に含まれている代表的な緑黄色野菜で、味噌汁の具やおひたしなど様々な食べ方が楽しめます。
モロヘイヤには高抗酸化ビタミンの代表といえるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれていて、野菜の中でもトップクラスの含有量を誇ります。紫外線からお肌を守ったり、シミ・シワ・乾燥なども予防する、美肌作りに欠かせない野菜です。血管の老化を防ぎ、風邪予防にも効果が期待できます。
また、日本人に不足しがちなカルシウムも多く含んでおり、ストレスを軽減させる効果があるとされています。他にも代謝をサポートするビタミンB1・B2、女性に嬉しい鉄分や食物繊維も豊富。葉を刻むと出てくるねばり成分にはコレステロールの吸収を抑える作用もあり、「緑黄色の王様」「奇跡の野菜」などと呼ばれるほど栄養価が高い野菜として知られています。
例年5〜6月に種を蒔き、6〜10月までに収穫します。発芽温度は25℃位、寒さには強くない野菜なので、夏場に育てて収穫してしまいましょう。
気温が25℃くらいになったら、ポットに種を5~6粒ほど蒔き、その上から土を2~3ミリほど薄くかぶせます。
モロヘイヤは、気温が低いとなかなか発芽してくれません。芽が出るまでは、新聞紙をかぶせて乾燥しないように水を与え、暖かく管理しましょう。
ポット内で本葉(ふた葉の後に生える葉のこと)が出てきたら、苗を3本に間引きします。
さらに本葉が3~4枚の頃に間引きを行い、苗を1本にします。
畑の肥料は1平方メートル当たり最初に、苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2キログラム(バケツ2杯くらい)、化成肥料70g (コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきましょう。
苗の高さが15cmくらいになったら、30~40cmくらいの間隔で畑に移して植えていきます。
風が強いところでは支柱を立てて、倒されないように固定しましょう。
株の高さが40~50cmくらいになったら、中心の茎の先っぽを摘み取りましょう。
高さが伸びなくなる分、わきの枝に栄養が行くので、収穫の量が多くなります。
その後は枝先を手で摘み取って、葉を収穫していきましょう。ぐんぐん生長し続けるので、こまめに収穫することをおすすめします。
花が咲く時期までは収穫し続けることができます。また、夏が過ぎると葉も固くなり始めてしまうので、注意が必要です。
日当たりがよく風通しのよい場所に置いて育てましょう。発芽には温度管理が大切になるため、種蒔きの時期を逃さないようにするのもポイント。気温がなかなか上がらない場合は、苗から育てるのもおすすめです。
また、モロヘイヤの種には「ストロファンチジン」という毒が含まれています。収穫の際に食べてしまわないように気をつけましょう。
Q. 気をつけるべき病気や害虫はいますか?
A. モロヘイヤは丈夫で作りやすい野菜のため、病気はかかりにくいとされています。しかしハダニとコガネムシなどの害虫が葉を食べてしまうため、日頃から風通しをよくし、茎葉を減らすことで害虫の温床になるのを防ぎます。収穫期はどんどん収穫していきましょう。
Q. 茎も食べられますか?
A. 家庭菜園で育てたモロヘイヤの茎は、毒性が含まれているかどうかの判断が難しいので、食べるのはやめましょう。スーパーなどで野菜として売られている茎は、安心して食べることができます。
Q. 水やりはどれくらいの頻度であげればいいですか?
A. モロヘイヤは乾燥に強い野菜ですが、乾燥状態が長く続くと茎葉が固くなります。夏場は土がよく乾燥するので、たっぷりと水をあげてください。
「奇跡の野菜」と呼ばれるほど栄養価が高いモロヘイヤを、ぜひご家庭で栽培し、摘みたてをいただきましょう。