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初心者にもできるブロッコリーの育て方・栽培方法【解説動画付き】

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

ブロッコリーについて

ブロッコリーの育て方 ブロッコリーについて

ブロッコリーはアブラナ科の植物で、主につぼみ(頂花蕾)を食べる野菜です。最近ではアスパラガスのような茎をもつ茎ブロッコリーも人気があり、より親しみのある野菜になりましたね。 野菜の中でも特に栄養価が高いことで知られていますが、抗がん作用を持つ「スルフォラファン」を含むことから、注目度が急上昇しています。ビタミンB1・B2・C、葉酸なども豊富に含まれており、健康要素たっぷりの野菜です。

ブロッコリーの栄養素

茹でたブロッコリー

栄養価が高いことで知られているブロッコリーは、ビタミンCが非常に豊富な野菜です。1g当たりで見ればレモンよりも多く含まれていて、疲労回復や風邪の予防、がん予防、老化防止などにも効果が期待できます。他にもビタミンB1・B2・C、葉酸、カリウム、カロテン、食物繊維なども豊富に含まれている健康野菜です。 ブロッコリーに含まれるたくさんの栄養素の中でも注目されているのが「スルフォラファン」という成分で、抗酸化作用が強い成分です。がんやシミ、糖尿病や動脈硬化などの原因となる活性酸素を取り除く作用が期待されています。このスフォラファンは特にブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれている成分です。

ブロッコリーの栽培に必要なもの

ブロッコリーの栽培

  • ブロッコリーの種…1つのポットに2〜3粒
  • 連結ポットまたはポリポット…育てたい量と同数を用意
  • 寒冷紗…畑の面積に合ったもの
  • 苦土石灰…1㎡あたり100g(コップ1杯くらい)
  • たい肥…1㎡あたり2kg(バケツ2杯くらい)
  • 化成肥料…1㎡あたり100g(コップ1杯くらい)
  • 追肥(化成肥料)…1株あたり大さじ1杯

ブロッコリーの栽培時期について

ブロッコリーの育て方 栽培例

わきから伸びる枝からも収穫できるので、利用期間の長い野菜です。2〜4月頃に種をまく「春まき」は、5〜8月頃までに収穫。6〜8月頃に種をまく「夏まき」は、10月〜翌年1月頃までに収穫します。ただし寒い時期に生長させるには、加温できる育苗器や、畑をビニールなどでトンネル状に覆うトンネル栽培が必要なため、初心者は夏まきからはじめてみるとよいでしょう。

ブロッコリーの栽培方法・育て方

ブロッコリーの育て方 種をまく

気温が25℃くらいになったら、ポリポットや連結ポットに種をまきます。種を2~3粒ずつまき、その上から土を3mmほど薄くかぶせます。

ブロッコリーの育て方 寒冷紗などで管理する

ブロッコリーは暑さにあまり強くなく、育苗期に高温が続くと、発芽不良や生育が遅れるなどのデメリットがあります。園芸用の寒冷紗(かんれいしゃ)などで半日陰にし、風通しのよい場所で管理しましょう。

ブロッコリーの育て方 収穫用の畑に植え替える

本葉が5〜6枚になったら、畑に移して植えていきます。

ブロッコリーの育て方 肥料

畑の肥料はあらかじめ1㎡あたり、苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。

ブロッコリーの育て方 土を固めておく

植えたときに、周りの土がやや高くなるようにし、苗がぐらつかないように固めておきましょう。また、株間は40~50cmほどを目安に離して植え付けるとよいでしょう。

ブロッコリーの育て方 収穫の時期

中心のつぼみが大きなかたまり(10〜15cmくらい)になったら、収穫の時期です。つぼみが開かないうちに、ナイフや包丁などで収穫しましょう。

ブロッコリーの育て方 葉はできるだけ多く残す

このとき、葉はできるだけ多く残しておきます(理由は後述)。

ブロッコリーの育て方 化成肥料を与える

中心のつぼみを収穫した後は、株を抜いたりせず、1株あたり大さじ1杯の化成肥料を与えます。

ブロッコリーの育て方 収穫

やがて、わき芽が伸びてきて、わきのつぼみが収穫できます。

ブロッコリーの育て方 わきのつぼみ

わきのつぼみは中心のつぼみより小さいですが、たくさん集まれば、中心のつぼみに負けないくらいの量が収穫できます。

ブロッコリーの育て方 多くの葉を残す

そのためには、中心のつぼみを収穫するときに、できるだけ多くの葉を残しておきましょう。

ブロッコリー栽培方法・育て方のポイント

ブロッコリーの苗

種をまく時期は、夏まきが作りやすいですが、苗が小さいうちは涼しい場所で管理しましょう。

栄養も豊富で、食卓に彩りを与えてくれるブロッコリー。高温対策をし、肥料をしっかり与えて、がっしりした立派なブロッコリーを育てましょう。

ブロッコリーの栽培方法・育て方の注意点Q&A

ブロッコリーの収穫

Q. 気を付けるべき病害虫はありますか?

A. 水が浸みたような状態になり、悪臭を放ちながら腐敗する「軟腐病」や、葉全体にモザイク状の病斑が現れる「モザイク病」に注意しましょう。特にモザイク病は、かかってしまうと治療法がないため、ウイルスの感染源であるアブラムシの防除を徹底してください。また、モンシロチョウのアオムシは葉を食害するため、幼虫は見つけ次第駆除し、葉の表裏に卵がついていないかも確認しましょう。

Q. がっしりとした苗にならないのですが、何が原因でしょうか?

A. ブロッコリーは発芽した後、過湿や日照不足があると、茎がヒョロっと長い状態(徒長)になってしまいます。対策としては、小さな苗のときから日光によく当て、夕方からの水やりはやめて過湿を避けるなど、基礎的なポイントをしっかり押さえて育てましょう。

Q. 初心者でも作りやすい品種はありますか?

A. 環境変化に強く、生育も早い「ピクセル」という品種をおすすめします。種まきから約90日間で収穫できるので、悪天候や病害虫などの影響も受けにくく、品質も劣化しにくいので、比較的簡単においしいブロッコリーを栽培できます。ただし初夏~夏の栽培では早く大きくなるので、収穫が遅れないように注意が必要です。

ブロッコリーの栽培方法・育て方の解説動画

自宅で採れたてのブロッコリーがたくさん食べられるように、是非ブロッコリーの栽培に挑戦してみてくださいね!

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