閲覧注意!? SNSで話題のバブルーンで洗面台とトイレを泡掃除してみた
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
ソラマメは、特有の香りとほのかな甘味があり、初夏の味覚のひとつといえるでしょう。サヤが空に向かってつくので「空豆」、また、実が蚕の繭に見ているので「蚕豆」とも書きます。
ソラマメは食物繊維が豊富な食べ物ですが、特に水に溶けない『不溶性食物繊維』が多く含まれています。不溶性食物繊維は排便をスムーズにしてくれる作用があり、便秘解消にも効果的です。豆は加熱すると食物繊維が増えるのも特徴的ですね。
他には、葉酸などを含むビタミンB軍、血圧を下げる働きを持つカリウム、人間に不足しがちな亜鉛なども豊富に含んでいます。
ソラマメの栽培には『春まき栽培』と『秋まき栽培』があります。温暖な気候を好むため、15~20℃前後が生育に適した気温です。
寒さに弱いため、特に秋まき栽培では降霜の寒害を受けやすく注意が必要です。
ソラマメは、マメ科の中では珍しく肥料が必要な品種ですが、与えすぎると良い実は収穫できません。土に含める肥料や追肥で使う化成肥料など、肥料の与えすぎには十分注意しましょう。
畑の肥料はあらかじめ1㎡当たり苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料50g(コップ半分くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
気温が20℃くらいになったら、40cmくらいの間隔で種を2〜3粒ずつ蒔いていき、その上から土を2cmほどかぶせます。
種を蒔く時は「おはぐろ」と呼ばれる黒い部分を斜め下にして、浅く蒔くのがポイントです。
種を蒔いた後は、土の表面を手で軽く押さえます。カラスなどの鳥類が種を食べてしまうことがあるので、周囲にカラスがいる場合は鳥よけネットなどで物理的に覆いましょう。
ポットに種を蒔く場合は、種を1粒蒔き、本葉が2〜3枚になったら畑に移して植えます。
ソラマメは、寒さにはあまり強くないので、株元にワラを敷き詰めて寒さ対策を行います。また、大苗より小苗のほうが寒さに強いので、苗が小さいうちに冬を越すとよいでしょう。
茎が伸びて倒れやすくなる前に、茎の先っぽをハサミで切り取ります。さらに茎を5〜6本残して間引きし、株元が隠れる程度に土をよせていきます。
花が咲いてきたら、一株当たり40gの化成肥料を与えていきましょう。
やがてサヤが膨らんで、空を向くようになってきます。この時点ではまだ実が小さく、周りが熱い綿毛で覆われています。
「一寸そら豆」という品種の場合は、上を向いていたサヤが下に垂れて、背筋が黒っぽくなり、ツヤが出てきたら収穫の時期です。収穫時期が遅れないよう、見逃さないように注意しましょう。
ソラマメは、同じ場所で連続して育てることを嫌います。収穫してから2年間は、同じ場所で栽培しないようにしましょう。
タンパク質やミネラル分、ビタミンなどの栄養価が高いソラマメ。収穫後は鮮度と味覚が落ちやすいので、早めに調理して美味しくいただきましょう。
Q. 気をつけたほうがいい病虫害はありますか?
A. ソラマメはアブラムシの被害が多く、対策が必要です。発生したら殺虫剤を散布するのはもちろん、種を蒔くときには浸透移行性の殺虫剤、畑にはシルバーマルチシートをかけるなどの防除も効果的です。
Q. 水やりはどれくらいの頻度で行いますか?
A. 基本は降水に任せて、乾燥気味に育てて大丈夫です。ただし、種を蒔いた時や開花時期には水分をしっかり与えてあげましょう。
Q. 茎の先っぽを切っても倒れそうになったら、どうすればいいですか?
A. その場合は支柱を立て、紐で囲むように枝全体を縛るのが有効です。株元を安定させるため、土寄せもしっかり行いましょう。
ソラマメは鮮度が落ちやすいので、是非お家で育てて、採れたてのおいしいソラマメを味わってみてみましょう。