粘土ってバラになれるんだ。元花屋がホームセンターの材料で枯れない花を作ってみた【クレイフラワー】
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ピーマンは唐辛子の仲間の甘みを持った品目で、明治以降に日本に導入され、肉を中心とした食生活の変化とともに普及してきました。
ピーマンといえば、ビタミンCが豊富に含まれており、その量はなんとレモンの2倍、トマトの4倍。他にもカリウム、β-カロテン、ビタミンA、ビタミンE、食物繊維が栄養素として挙げられます。野菜の中でも非常に栄養価が高く、旬を迎える夏にはぜひ積極的に食卓に並べてもらいたい食材の一つです。
細胞の働きを活性化したり、夏風邪予防にもぴったり。お肌の美容にも適しています。
最近はカラーピーマンの出現により、食卓に彩りを与え、子どもたちにも人気の野菜になりました。例年2〜5月に種をまき、6〜10月に収かく期を迎えます。
気温が25℃位になったら種をまき、その上から土を5mmほどかぶせます。芽が出るまで、土を乾燥させないようにしましょう。
日当たりのよい場所に置くのがおすすめ。複数の芽が出た場合は、もっとも生育のよい1本だけ残して間引きをし、がっしりとした苗に育てましょう。
最初の花の咲く頃が、畑に移し替えて植える時期です。肥料はあらかじめ1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥3kg(バケツ3杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
植えたときに、周りの土がやや高くなるようにし、苗がぐらつかないように固めておきましょう。
地面の温度が低いと生育が悪くなり、花も落ちてしまいます。地面にビニールフィルムをかぶせて、暖かく管理するとよいでしょう。
ピーマンは最初に咲いた花の、すぐ下にあるわき芽(葉や茎のつけ根から出る芽のこと)が強い性質があります。真ん中の茎以外に、わき芽を2本残して、他は早めにつみ取り、三本仕立てにしていきましょう。この作業をすることによって、栄養分が花と実に行き渡るようになります。
のばした枝にそうように、支柱を斜めに立てて固定します。これで三本仕立ての完成です。
ピーマンの枝は折れやすいので、収かくはハサミを使って行いましょう。
ピーマンは枝が弱く、風で折れたり倒れたりしやすいので、必ず支柱でしっかりと固定しましょう。
種から育てるのが難しい場合は、苗から育てるのもおすすめ。愛情をもって育てて、野菜本来の美味しい味を食卓で楽しみましょう。
Q. 害虫対策はどうすればいいですか?
A. アブラムシなどの害虫は薬剤を散布して駆除します。また、葉にモザイク症状が現れたり、株がわい化、萎縮した場合はウイルス病なので、他に感染しないよう、抜き取ってしまいましょう。
Q. どのタイミングで収かくした方がいいですか?
A. すべての実を完熟果まで着果させておくと株が弱る可能性があるため、ツヤとハリのあるうちに収かくしてしまいましょう。
Q. 花が落ちてしまいます…。失敗でしょうか?
A. ピーマンの花から実になるのは5〜6割程度なので、多少の落花は問題ありません。ただし落花が多い場合は作物に負担がかかっている可能性があるため、肥料や水やり、土を耕して通気性をよくするなどメンテナンスをこまめに行いましょう。
初心者でも失敗しない作り方を丁寧に解説しているので、家庭菜園でピーマンを育てる際には是非参考にしてみてください。