愛猫マンガ『となりのうまきさん』第5話
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目次/ INDEX
ドリルドライバーとは工具の一種で、穴あけとネジ(ビス)締めができる電動ドライバーです。ものづくりにおいて基本的な作業が完結できるため、1台あれば非常に重宝します。
しかし、各社がさまざまな製品を発売しているため、製品ごとの特徴や性能を理解し、自分の用途に合ったドリルドライバーを見つける必要があります。
ドリルドライバーは名前の通り、ドリル機能とドライバー機能を備えています。
ドリル機能は穴あけ作業の際に用いる機能です。ほかの電動ドライバーに比べ回転数が多いことから、穴あけ作業が簡単に行なえます。
ドライバー機能はネジ締めに使用します。トルククラッチを備えており、ネジの締めすぎを防止してくれるためネジをねじ切ってしまう心配がありません。特に小さいネジの締め上げをするときに重宝します。
それではドリルドライバーの基本性能について解説していきます。
ビットとは、ドリルドライバーの先端に装着する工具です。穴あけ用やネジ締め用のビットがあるため、専用のビットを用意しましょう。
ドリルドライバーのビットは、さまざまな製品が発売されています。ネジの大きさや穴を開ける大きさにより専用の先端ビットを用意しましょう。
次にトリガーです。トリガーは回転を調節する役割を持ち、引くと回転が始まり、離すと止まります。引く力を加減すれば、回転速度が変わるので作業時の細かい調節もできます。
切替スイッチは、ネジの回転の方向を切り替えるボタンです。ネジを回転させる方向が変わるため、締め上げだけでなく取り外しができます。
ちなみに締め上げる時は右回転の正転、緩める時は左回転の逆転を使用します。
クラッチはドリルドライバーの特徴的な機能です。クラッチは、一定の力でネジを締め、万が一ネジが回らない時にはモーターが空回りし、ネジの締めすぎや対象材のひび割れを防ぐことができます。
本体の部分にクラッチの設定をするリングがあり、設定する値が小さいほど締め付けが弱く、大きいほど強くなります。短いネジや薄い材を使用する際は値を低く、硬い材や長めのネジでは高く設定するなど使い分けが可能です。
変速スイッチは、あらかじめドリルの回転速度を2段階で切り替えられます。高速と低速の2段階に分けられ、高速では締め付け力が弱くなり、低速では締め付け力が高くなります。
Q.ドリルドライバーとインパクトドライバーとの違いは何ですか?
A.ドリルドライバーにはクラッチが付いており、インパクトドライバーには付いていないという違いがあります。
インパクトドライバーは内部にハンマーが装備され、回転時に打撃が加わることでよりパワフルな動作が実現できますが、クラッチ機能が備わっていないので、こまかな作業には向いていません。
Q.ドリルドライバーを購入する時の基準は何ですか?
A.作業場所によって購入するものを選ぶといいでしょう。
ドリルドライバーは大きく分けてコード式と充電式に二分されます。コード式はコンセントがある場所なら、電池切れの心配がありません。さらにコードレスタイプに比べ安価な商品が多く、本体も軽いため扱いやすいのがメリットです。
屋外などでメインに扱う場合は充電式を検討しましょう。充電しておけば屋根裏や床下などあらゆる場所で使えるため、作業範囲が広がります。ただし、バッテリーは消耗品なので、買い替えが必要です。
コストパフォーマンスを考えると基本的にはコード式がおすすめと言えるでしょう。
Q.ドリルドライバーのメンテナンスの方法を教えてください。
A.まず、本体の汚れを柔らかい布で落としていきましょう。変色につながる恐れがあるため、濡れた布や揮発性のベンジン・シンナーなどは使わないようにしてください。
次に、本体とバッテリーの間にある接点端子部や、カーボンブラシ部のお手入れです。接点端子部は紙やすりなどを使い少しずつ削りながら、ホコリや汚れなどを落とします。カーボンブラシ部はエアガンを用い、汚れを吹き飛ばしましょう。
最後に、ビット部分に機械用のオイルを塗り、サビ防止対策を行なってください。
ネジ締めから穴開口までマルチに使えるドリルドライバー。クラッチ機能でネジの締めすぎも防げるので、DIY初心者にとっては使いやすい電動工具と言えます。まずは基本知識と性能を理解し、ドリルドライバーを選んでみてくださいね。