感情をストレートに伝えられるすごいマシーンを作りました
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目次/ INDEX
みなさん、こんにちは。
アクシデントが服を着て歩いている、岸田奈美です。
スズメバチをルンバに吸わせてしまう。
自由が丘で6人から連続して、ケーキ屋の場所を尋ねられる。
離陸直前に空港のトイレで、札束の入ったカバンを見つけてしまう。
そんなことばかり起きる理由を考えてみたら、ひとつの仮説にたどり着きました。
整理整頓が、できなさすぎるからではないか。
グチャアッ!
こういうコーナーが多数、岸田宅では通常営業している。
ピアスなんかひとつ取ろうとしたら、畑の芋みたいにズルズルといろんなものがついてくる。いっぱいあるメガネはケースの中からこつ然と姿を消し、肝心の中身はどこにあるかわからない。
すなわち、必要なものが、すぐに探せないのです。
モノを探していつも慌て、心に余裕がなく、とっさの事態でパニックになるから、いらんアクシデントを引き起こすのではないでしょうか。書いてて、泣きたくなってきたぞ。
ちなみにこれを考えていた最中も「メガネ、メガネ……」と、部屋の中を徘徊するなどしていました。大人として大切な何かが、盛大に曇っている。
* * *
こういう話を、カインズの奥さん(カインズと婚姻関係にあるわけではなく、そういう名前の優しい社員の人)にしたら。
「岸田さんのためのメガネ置き場を、DIYしましょう!」と言われた。
なんでいきなりDIYしないといけないのか、パッと買ったらダメなのか、と横着が服着て歩いている岸田奈美は思ったが、奥さんの思考回路はカインズと溶接されているので、仕方がないのです。
しかし、DIYと言っても、不器用が服を着て歩いている岸田奈美。
一人でメガネ置き場なんて作れるわけがないのです。
そもそも、メガネ置き場って、なんなんでしょうか。
と言うわけで、カインズ幕張店の中にある、CAINZ工房にやってきました!
CAINZ工房は、工具とかをレンタルして自由にDIYしたり、ワークショップで教わりながらDIYすることができる場所です。
手とり足とり教えてくれる予定の、DIYアドバイザー・内野さんです。
「物心ついた時から、木こりの祖父にヒノキの大木を切り出してもらい、小学校の自由工作で2LDKの木造建築を作っていました!」くらいの猛者かなと勝手に思っていたのですが、「2年前の部署異動で、とつぜんDIY担当になり……。右も左もわからない中で、仕方なく頑張って勉強しました」とのことでした。
わかるよ。
共感しかないよ。
「今回は岸田さんのために、こんなメガネ置き場を考えました!」
内野さんが見せてくれたのは、こちらの見本。
おおっ!
すごい。わたしが持っている4本のメガネがかけられるようになっている。
しかも底が箱になっていて、アクセサリーも置けそう。
「では、これで完成ということで……」
わたしが言うと、内野さんがあわてて「作りましょう!一緒に!」と引き止めた。料理番組で言う「こちらが2時間煮たものです」みたいな展開を期待していたので、残念だった。