靴箱の収納が倍増!? カオス玄関とおさらばできる収納・お掃除アイテム
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自撮りの難しさとして、「どんな顔をしていいかわからない」という点があると思う。
自撮りに慣れている人を見てすごいなと思うのは、その表情の作り方だ。
僕も長いライター業が長いので、今お読みいただいているような記事に載せるための自撮りはたくさんしてきた。でもそれは、「工作がうまくいかなくて困っている顔」や、「意外な展開で驚いている顔」など、ストーリーの流れがある自撮りなのだ。
しかしSNSに載せる自撮りは流れもなく、その写真だけで完結。そういうとき、どんな表情で写ればいいのか、僕はよくわからない。
顔をつくるとなんか過剰になってしまう
逆に表情を意識しないと目が死ぬ
どっちもなんだか不自然というか、ライブ感がないのだ。
なんかこう、人生の楽しい瞬間を切り取りました!みたいな、生き生きとした自撮りが撮りたい。
撮れる工作を作ります。
工作の基本コンセプトはこうだ。
うれしいことを起こす ⇒ その瞬間にシャッターが切れる
そんな装置を作れば、ライブ感のある、生き生きした表情の写真が撮れるはずだ。
じゃあどうやってうれしいことを起こしたらいいだろう?いろいろ考えた結果、これに至った。
辛い筋トレ
のあとの、開放感!
装置でプラスの喜びを作り出すのは難しい。たとえば「お菓子が出てくる装置」を作ったとして、お菓子を準備するのも手間だし、そもそも自分が入れたお菓子が出てきてうれしいのか、という問題もある。
しかし、マイナスから解放された喜びであればゼロコストで実現できる。上の写真の、この笑顔を見てほしい。
持っているのはアームバーという商品で、曲げることで腕の筋肉が鍛えられるトレーニング器具。商品説明には、その負荷20kgとある。死ぬほどつらくはないが、そこそこつらい。
このカジュアルなつらみ、自撮りのカジュアル感にぴったりではないか。(こじつけ)
まず装置の仕様を決める。
うれしい写真のほかに、せっかくなので苦しい表情も撮ることにした。2枚あることで、そこにストーリーが生まれるだろう。
家にあった、スマホのシャッターを押せるリモコン
分解して基板だけにし、スイッチの代わりに電子制御できるように線を伸ばします
思いっきり工程をすっ飛ばしましたが試作品が完成
右上で手に持っているスイッチを押すと、5つのLEDが順番に点灯する。3つついた時と、5つついた直後に、スマホの画面でシャッターが押されているのがわかるだろうか。
基板に実装して
結束バンドでアームバーに取り付け。右端、スイッチもグリップに接着します。
スイッチはアームバーが曲がっているかどうかの判定用だ。グリップについたスイッチを、曲げてきた反対側のグリップで押すことで「曲がっている」ことが判定される。
こちらは車載用のスマホスタンドですが
ホルダー部分だけを結束バンドで固定
「本当に生き生きとした自撮りが撮れる自撮り棒」が完成した
ふだん見慣れている自撮り棒とずいぶんちがう気がするが、実際「棒」なんだから自撮り棒と呼んでも差し支えないだろう。ないですよね?