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【解明】なぜ猫は「CIAOちゅ〜る(チャオチュール)」にハマるのか?

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奥村 元

奥村 元

いなばペットフード株式会社 東京支店 係長。小さい頃に鳥を飼育し、現在は実家で柴犬を飼っている。ペットにも安心・安全なフードを提供したいという思いから、2018年にいなば食品に入社。「ワンちゃん用ちゅ~る」を広めるために日々奮闘中。

猫を魅了する魔法のおやつ「CIAO ちゅ~る(チャオチュール)」

猫好きなら、もはや知らない人はいない(?)、国内初のスティックタイプの液状猫用おやつ「CIAO(ちゃお)ちゅ~る」。“♪ちゅ~るちゅ~る ちゃおちゅ~る~”のメロディをバックに、全国の猫ちゃんが一心不乱にちゅ~るを舐め尽くすCMはあまりにも有名です。

2012年の発売開始以来、今や海外にも進出し、全世界の猫ちゃんを喜ばせ続ける魔法のおやつ。そのお味(フレーバー)といえば、「まぐろ」「かつお」「とりささみ」などの定番のほか、「とりささみ&黒毛和牛」「まぐろ&タラバガニ」などの変わりダネがあることでも知られています。

もしかして、熱狂的な人気を集めるヒミツは、その原料にあるのかも……?

ということで、その謎を解き明かすべく、CIAOちゅ~るを開発・販売する「いなばペットフード株式会社」を直撃! 最新の売上ランキングから、日本人の食文化と猫が好む味の関係、そしてカインズ限定の220本入り(!)ストレージボックスまで、猫好きにはたまらないマニアックなお話を聞いてきました。

取材させていただいたお二人

左:いなばペットフード株式会社 東京支店 係長 奥村元さん 右:いなばペットフード株式会社 取締役 執行役員 販売企画部長 江戸靖明さん

「CIAO ちゅ~る(チャオチュール)」まぐろ系フレーバーの人気は〇〇に支えられていた!

──CIAOちゅ~るが猫ちゃんを虜にするヒミツは、フレーバーにあるのではないかとにらんでいます。現在、何種類のフレーバーがあるのでしょうか?

奥村 実は、CIAOちゅ~るには通常タイプのほかに、「11歳からの~」「1歳までの子ねこ用」といった猫の年齢別、「総合栄養食」「腎臓の健康維持に配慮」などの目的別といった、さまざまなタイプの商品があるんです。

通常タイプだけなら40種類ですが、そのほかのタイプも含めると、合計で95種類のフレーバーを販売していますね。

──95種類!?

奥村 はい。基本となる4本入りだけでなく、20本入りなどの大容量の商品も含めると、私たちにも何種類あるのかわからないくらいです。

オフィス内

オフィス内にずらりと並ぶCIAOちゅ~るシリーズ

──わからない……そんなに多いんですね。4本入りでは、どのフレーバーが人気ですか?

奥村 CIAOちゅ~る発売開始時からある「まぐろ」がダントツの1位です。同じく発売当初から存在する、定番の「とりささみ」と「かつお」がそれに続きます。
4位には、宗田かつお本来の風味にこだわった「宗田かつお&かつお節」が入りますが、5位以下はほとんど、まぐろベースのフレーバーが独占しているんです。

CIAO ちゅ~る2020年の売り上げランキング(※4本入りのみ)

CIAO ちゅ~る2020年の売り上げランキング(※4本入りのみ)

──圧倒的な人気ですね。なぜ、まぐろ系フレーバーに人気が集中するのでしょうか?

江戸 まず、CIAOちゅ~るを購入する日本のお客様には、まぐろを好む方が非常に多いということ。高級魚のイメージがありますし、お寿司でも人気ですよね。

購入するのは猫ではなく飼い主さん、つまり人間ですから、人間の感覚で「おいしそう」と感じやすいまぐろ系フレーバーが手に取られやすくなります。

──たしかに「まぐろ&贅沢本まぐろ」なんて、人間から見てもおいしそう。

江戸 そして、実際に猫に与えてみると食いつきがとても良いため、繰り返し購入される方が多いんです。

猫は肉食なうえ、水に濡れるのを嫌うので、本来なら魚を食べることはありません。もちろん、自分で獲れないまぐろを食べる機会もないはずです。それでもまぐろ味を好むのには、原料の鮮度が関係しています。

高齢猫向けシリーズ

高齢猫向けシリーズにもまぐろ系フレーバーが。新鮮な素材の風味が猫の食欲をそそる

──どういうことでしょうか?

江戸 猫は味覚が敏感で、より新鮮な食べ物を好む動物です。肉よりも魚のほうが鮮度が良ければ、魚に食いつきます。

昔から、日本には生で魚を食べる文化がありますよね。そのため、諸外国と比較してもまぐろの流通インフラが整っており、新鮮な状態のまま加工食品にできるんです。
さらに、いなばのペットフードは、食品製造で培ったツナ缶の製法を応用し、国内での製造にこだわって作っている。当然、鮮度には自信があります。

CIAOちゅ~るのまぐろ系フレーバーも、しっかりと原料の鮮度が保たれているからこそ、これだけ多くの猫に愛されているのだと思います。

──なるほど。飼い主さんが「おいしそう」と感じることと、鮮度の良さに裏打ちされた嗜好性の高さが、まぐろ系フレーバーの人気を支えていたんですね。

江戸 その通りです。

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