「モーニング娘。'25」小田さくらが考える猫との向き合い方とは? 58匹の保護猫をお世話したからこそ話せるコツ
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目次/ INDEX
こんにちは。この春から畑をはじめたばかりの家庭菜園初心者、藤岡みなみです。
初心者の私でも、限られた土地を有効活用して、1年で30品目の野菜を栽培できる「ひとコマ菜園」に挑戦しています。
カインズが提案する、初心者でも1年間を通して楽しめる家庭菜園のプログラム「ひとコマ菜園」。2m×2mの菜園を16個の区画に分けて様々な種類の野菜を栽培します
1年間で30品目の作物を栽培するスケジュール
原案/和田義弥 参考/家庭菜園雑誌『やさい畑』
さて、前回の種まき・苗の植え付けから1ヵ月半ほどが経過しました。
えっ? まだ1ヵ月半しか経ってないの? えっ??
と、混乱してしまうくらい、いろいろありました。なので今回は、「栽培日誌♡」というより「事件簿!」といった雰囲気になっております。
4月2日に植えた、じゃがいもの種イモが4月18日に芽を出した。
芽が出るまで2週間かかったので、いきなり失敗したかと思ってそわそわしていた。芽が出たら、そこから急成長がはじまった。
4月30日のじゃがいも
このあたりで「芽かき」をすべし、とのことで、人生初の「芽かき」に取り掛かる。数本出ている芽のなかから丈夫そうな2〜3本を選んで、あとは抜いてしまう。
芽かきとは?
芽かきとは、大きなじゃがいもを育てるための大事な作業です。芽が5~10cmぐらい伸びたら、しっかり硬い丈夫な芽を2・3本残して、あとの芽を引き抜いてしまいましょう。芽かきをせずに、出た芽をすべて育ててしまうと、栄養が分散し、小ぶりなじゃがいもがたくさんできることになります。
減らすなんてもったいない、と思ったが、芽かきをしたほうがむしろ1つあたりの大きさや栄養は増えるらしい。立派なじゃがいも、作りたいです! ほくほくのじゃがバター、飽き果てるまで食べたいです!
芽かきにはちょっとコツが必要なようだ。力を入れすぎるとポキっと折れてしまうので、土をおさえながらゆっくりと、まっすぐ上に引っぱること。
そう、事件はここで起こった。
土をおさえながらゆっくり、まっすぐ上に……ボコッ(嫌な手応え)。
うわああああああああ!
(収穫ではありません)
種イモまで出てきてしまった!
やばい、ごめんごめん、まだ寝てて! 種イモを掘り出しちゃうなんて、一番邪悪な芋掘り遠足!
めちゃくちゃ焦った。ヘタクソにもほどがある。引っ張り出した衝撃で、茎とイモがもうほとんど繋がってないように見えるのもこわい。
あわてて埋め戻したが、果たして……。
芽かきのコツ&土寄せ
芽かきをするときに根元をおさえる力が弱いと、種イモごと抜いてしまうことがあります。根元をしっかりおさえて引き抜きましょう。 もし種イモを抜いてしまったら、そのまま埋め直すか、芽出し球根が販売されているのでそちらを使用してください。生育期間が短くなるので、できるイモは小さくなる傾向になります。 芽かきが終わったら、追肥を混ぜて「土寄せ」をしましょう。こうすることで、風雨や水やりなどで少なくなった株元の土を補充でき、根が露出して直射日光や寒気にさらされて弱るのを防ぎます。
これは本当に悲劇。そして、不屈の精神で挑んだ私の勇敢な戦いの記録でもある。
ところで最近のうれしい出来事。
私の菜園には、かわいいお客さんも遊びに来る。
大きめのお客さん
庭に鳩がいるという状況が生まれて初めてだったので、ちょっと驚いた。ここ、公園でも駅でもないよ?
でもさっ。植物を育てて、動物と交流する。
いいね。私いま生きてる! 地球に生まれてよかった。
それはそうと。
えだまめの種、すなわち大豆を4月2日にまいた。
10日くらいで芽が出るかと思って、胸をときめかせながら待っていたある日……
(死ッ)
お前たち! どうしたっていうんだぁ!
そこにあったのは待望のかわいい芽たちの姿ではなく、食い散らかされた大豆。悲劇の殺戮現場だった。む、むごい。
アイツだ……アイツしかいない……豆が好きって本当なんだ……ポッポッポー……。
しかも、豆が「さあ地上に出るぞ」というエネルギーに満ち溢れて、ふくふく柔らかくなってきたタイミングを狙っているとみえる。
こんなことがあっていいのかよ! かわいいお客さん、ねえ……?
この世は、食うか食われるか。私いま生きてる。
許さぬ。
季節的にもまだ間に合いそうだったのでまきなおしをした。おそらく最初の数日は土に埋まっていて大丈夫だろうから、このあいだになにか覆うものを買ってこよう。
いま思えば、それは甘すぎる考えだったのだ。
(死パート2)
ドーン!
やめてってばーーーーーー!
今度はもっと早く豆を食い散らかされた。敵は頭脳派だ。
涙を飲んで、2回目のまきなおし。こんどはまいた瞬間に、寒冷紗(※)とドーム型支柱で覆うことにした。もう絶対負けない。
※寒冷紗……防風・遮光効果もある、荒く平織に織り込んだ布。
鳥害へのアドバイス
今回のように、根っこから引き抜かれていたなら鳥の仕業ですね。特に枝豆などの豆類は鳩の大好物です。
鳥の場合は寒冷紗(農業用のガーゼのようなもの)を被せましょう。トンネル支柱(半円状の細いパイプ)を使って空間を作り、その上から被せます。かまぼこのような状態ですね。
寒冷紗は鳥だけでなく、虫や寒さからも防いでくれるので、使いこなせると家庭菜園がグッとうまくいきますよ。
トウモロコシも一緒にガード
これ、かっこいいな!
人の畑で見るやつ! 憧れの。
この白いドームがあると、なにかプロっぽい感じがする。つい先月、家庭菜園をはじめた人には見えませんねえ〜、フフフ。
襲われた畑
作戦が功を奏し、芽が出てきた。やった!
でももう1つ悩みが生まれた。それはドームの中に虫が多いこと。
見つけ次第、シートを開けて外に逃がすのだけど、逃がしても逃がしても、翌朝になると中は虫カゴ状態になっている。
できれば虫も防ぎたいのに、虫の家になってしまってる。最悪だ。私は頭を抱えた。
悩んだ末に、開けた時に全部逃がしきれてないのが問題だろうな、と思い、1時間ほど開けっ放しにしてみた。レッツ試行錯誤。
そう……私はまだまだ浅はかだった。
(大豆の死、ファイナル)
おいおい……。
その1時間の間にまたしても鳥にやられたのだった。油断も隙もない。
この日はわりと落ち込んだ。主に自分の愚かさに。芽が出るまで10日ほど待っていたのに、またもやだめになった。防げたはずだ。
ほんと、大豆のこの姿って胸をかき乱される。大豆の死体って感じだ。せっかく立派な根も出ているのに。
ごめんな……。
現在、無事に育っている2本の成長を願いつつ、3回目のまきなおしをして見守っているところ。
神さま鳩さま、お願いします! 夏に自分で作ったえだまめをおつまみにビールを飲みたいです!
もう、祈り。
しかし、この戦いの副産物としてなんとなくコツというか、大豆から芽が出るまでの感覚をつかめた気がするので、いまでは鳥に感謝している。かなりのスパルタ指導だった。
虫対策のアドバイス
虫も、トンネル支柱と寒冷紗を使用した対策で大丈夫です。
コツは「隙間を作らないこと」です。
特に裾の部分に隙間があると、そこから侵入してくるので、土をかぶせたり石を置いたりして、隙間を作らないようにしてください。
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