リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

自炊歴3年目が全力でカキ定食を作ってみた

クリエイター

蜂谷あす美

蜂谷あす美

福井県生まれ。高校時代の汽車通学時、鉄道の魅力に突如取りつかれ、鉄道雑誌をこっそり愛読し趣味を育み出す。大学卒業後、出版社勤務を経て、旅の文筆家。2015年1月にJR全線完乗。鉄道と旅を中心としたエッセイ、紀行文などを数多く執筆。著書『もっとお得にきっぷを買うアドバイス50』(天夢人)ほか。雑誌『鉄道ジャーナル』で「わたしの読書日記」、「福井新聞」で「乗り鉄・蜂谷のいつもリュックに時刻表」など連載

「ぼくがかんがえた最強の定食」は、カインズの食器やキッチングッズなどを使い、理想の定食を作る企画です。本日は旅の文筆家・蜂谷あす美さんが「カキ」をふんだんに使って定食づくりをするんだとか。今日のメニューにはどんなこだわりがつまっているのでしょうか。読む定食を召し上がれ。

ぼくがかんがえた最強の定食・ロゴ

「野菜のおすそ分け」感覚でやり取りされるカキ

――カキってそんなに喜んで食べるものですか?

2022年の冬、鉄道趣味の仲間たちと、北海道の道東エリアを走る根室本線で貸切列車を楽しんだ。その夜のこと。打ち上げ会場となった釧路駅前のジンギスカン店で、メニューのなかに好物「生カキ」を発見。嬉々として注文したところ、地元の学生が冒頭の一言を放った。

彼はおもむろにスマホを取り出し「僕の実家ではこんな感じです」とカキてんこ盛り写真を見せつけてきた。さらに別の人は「近所のお手伝いをしたら、お礼にカキもらった」と言い始めた。ご存知の方も多いだろうけど、道東といえば厚岸に代表されるように、カキが有名な地域である。生産地が身近なこのエリアでは、「野菜のおすそ分け」感覚でカキが流通しているのだろうか。

願いはかなう! 大量のカキが届いた

釧路のやり取りを忘れかけていた頃、スチロール箱いっぱいの散布産カキが届いた。送り主は、あの夜をともに過ごした仲間だった。

職場の斡旋販売をおすそ分けいただいた。さすが北海道

職場の斡旋販売をおすそ分けいただいた。さすが北海道

散布は、厚岸の少し右に位置する。1枚、2枚、3枚……と数える私は、さながら皿屋敷のお菊。スチロール箱には総数30のカキが詰められていた。

嬉しい! とても嬉しい! しかし一つ大きな問題が立ちはだかった。私が独居であるということだ。生食用とはいえ、1人で30個をそのままいただくのは違う気がするし、何より食べきる自信がない。

あれこれ考えた末、「旅で出会ったカキ料理の再現」により食べつくすことにした。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから