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家にいる時間が増えた今、新たな家族としてペットを迎えたいと考えている方は少なくないのでは? とはいえ、一人暮らしで朝晩の散歩時間の確保が難しかったり、家が狭かったりすると、犬や猫を飼うのは現実的ではないですよね……。
そんな方におすすめのペットが、ずばり「ハムスター」! ハムスターはケージの中で飼える、広い飼育スペースが不要な生き物です。一人暮らしの方や部屋が狭い方であっても、たっぷり愛情をかければ十分に幸せな暮らしを提供してあげられます。ふわふわの小さな体や、ちょこまかと動く様子は可愛らしく、在宅勤務で疲れた心もきっと癒やされるはず。
ちょこんと手に収まるサイズが愛くるしい
この記事では、オールペットクリニックの院長であり獣医師の平林雅和先生が、ハムスター初心者に飼育の基本を解説。お世話のコツや、ハムスターと仲良くなる方法についても教えてもらいました。それでは平林先生、よろしくお願いします!
ハムスターとネズミ、実は異なる種類の生き物です
ハムスターは、ネズミやリスと同じげっ歯類に分類される動物。ネズミと姿がよく似ていますが、ネズミはネズミ亜科、ハムスターはキヌゲネズミ亜科に属しているため、生態も異なります。
本来は砂漠に生息しており、砂に穴を掘ってその中で暮らします。暑い日中を穴の中で過ごし、夜になると地上に出て食べ物を探し回ります。
野生では種子類や植物、昆虫を食べる雑食性。「ハムスターといえばヒマワリの種」というイメージを持っている方は多いと思いますが、飼育下ではハムスター用フード(ペレット)を中心に与えましょう。
ハムスターには24もの種類がありますが、ペットとして飼われるのはおおよそ5種類。体が大きめなゴールデンハムスターと、「ドワーフハムスター」と呼ばれる体が小さめなジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスター、キャンベルハムスター、チャイニーズハムスターがほとんどです。それぞれ見た目だけでなく性質も異なるので、飼育の前に種類ごとの特徴を知っておきましょう。
ゴールデンハムスター
体長は15〜20cm、体重は150g前後。もっともポピュラーな種類で、性格が穏やかなため初心者向きです。人工的にアプリコット色に改良したものは「キンクマハムスター」と呼ばれています。
ジャンガリアンハムスター
体長7〜10cm、体重30〜40g。好奇心が旺盛で、喜怒哀楽の感情がわかりやすい性質。ハムスターは基本的に1匹ずつ飼うのが望ましい動物ですが、ジャンガリアンハムスターは社会性が高いので、多頭飼育が可能なこともあります。
ロボロフスキーハムスター
体長6〜8cm、体重15〜30kgの世界最小と言われるハムスター。警戒心が強く、人に慣れにくい種類です。
キャンベルハムスター
体長は8〜10cmで、体重は30〜40g。ジャンガリアンハムスターの亜種。気が強いですが臆病な性質です。
チャイニーズハムスター
体長9〜12cm、体重30〜40g。穏やかな性質。活動性が高いため、脱走に注意しましょう。
オス・メスともに警戒心が強いです。ストレスには気をつけましょう
性質は性別によっても左右されます。一般的には、オスは好奇心旺盛で縄張り意識が強く、環境の変化に敏感で神経質な子が多め。メスはオスに比べて気性が荒いものの、環境の変化やストレスに強いと言われています。とはいえ、結局は個体差によるところが大きいので、どの子にするか選ぶときは性別を気にしすぎる必要はありません。
ハムスターは私たちが思っているよりもずっと賢い動物です。しかし、自然界では捕食される立場にあるので、総じて臆病で警戒心が強いという特徴があります。飼育するときは、デリケートなハムスターにストレスをかけないよう十分注意してあげましょう。