【ベタの飼い方】小さな水槽で飼える魚のペット!初心者でも育てやすい
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犬猫の健康のために「ペットフード」にこだわっている飼い主は多い。ペットフードを作る各メーカーも多くの種類を販売。飼い主はペットのために選んで購入している。
しかし、飲水となったら話は少し変わってくる。多くの飼い主は、水道水を水皿やノズル式給水器に入れてあげているし、一般に流通する飲水商品も多くはない。「食事にはこだわるのに、飲水には無関心」がいまのペットとの普通の付き合い方になっている。
さらに”日本の水道水は世界一キレイだから安心”ということも、飼い主を無関心にさせている要因だ。人には安心であっても、ペットには決して安心ではない。ペットの飲水に適した水質があるからだ。
――そのような中、ジェックス社のフィルター式給水器「ピュアクリスタル」に注目が集まっている。商品特徴はポンプで水を循環させフィルターを通し、いつでも清潔な水をあげられること。その特徴が、飼い主にペットの飲水への関心を根付かせると期待されているからだ。
これまで常識とされてきたペットの飲水環境を覆せれば、犬、猫の健康を促進させ寿命を伸ばせるかもしれない。そして、すべての飼い主とペットはもっと一緒の時間を過ごせるはず。そんな大望に真摯に取り組む、ジェックス社の深津明佳さんと土井叶夢さんに話を伺った。
左:商品開発部の深津さん、右:マーケティング部の土井さん
犬と猫の体は人と同じく、60%から80%は水で構成されている。飲水量が足りなかったり、質の良くない水を摂取することが、健康に影響を及ぼすことは明白だ。実際に、飲水が一因で引き起こされる病気は驚くほど多い。
「下部尿路疾患、便秘、脱水症状、歯周病、熱中症にかかるおそれがあるそうです。獣医師監修のデータによると、飲水は病気全般に密接に結びついており、これらは飲水量の少なさに発症の可能性がある病気です」と商品開発部の深津さんは言う。
特に飲水が足りないことで発症する「下部尿路疾患」は、犬、猫ともに上位にランクインする病気で飼い主が気を付けなければならない。
しかし、飲水量が足りてないことを飼い主が事前に判別するのはとても難しい。様子がおかしいと気づいたときには発症していて、動物病院で診断を聞かされることが多いのだ。「尿の量が少なかったり、尿が結晶化してテカテカしてるなど、下部尿路疾患のサインとされる現象はあります。しかし、犬、猫は不調を耐えてしまうことがあるので、飼い主が敏感に察知するのは難しいかもしれません」
さらに、ペットが十分な量の飲水をできたかを測ることも難しい。特に猫の場合、家の中で水皿を分散して置くことも多い。その場合、水皿ごとに減っている量を一つ一つ確認しなければならない。それを毎日つぶさに測るのは、とてもハードルが高い作業だ。
大切なペットの健康を育むためには、まず飼い主が正しい知識を知る必要がある。そこで、マーケティング部の土井叶夢さんに、飲水のポイントとなる「飲水量」「水質」について聞いてみた。
「飲水量について目安となる量が、簡単な計算式で導き出せます。犬の場合が体重×50ml、猫の場合が体重×40〜60mlです。ドライフードかウェットフードかでも違いますし、種別による個体差もあります。あくまで目安の指標ですが、意外と飲水量が必要なんです。
ちなみにペットの適切な飲水量は知っていますか? というアンケートを飼い主の方に実施したところ、半分以上が知らなかったという結果が出ています。
飲ませたい水質については“軟水”が良いと言われています。私たちがよく飲むミネラルウォーターはペット用につくられたものではありません。ミネラルウォーターに含まれるミネラル成分が、下部尿路疾患に影響するおそれがあります。
日本の水道水は軟水と言われていますが、地域によっては中硬水なこともありますので気を付けてください」
「飲水量」「水質」に続いては、給水器の置き場所について。適切な場所に設置してあげないと、せっかく用意した水を飲んでくれないかもしれない。
給水器の正しい置き場所、置き方も、飼い主としては知っておかなければならない知識だ。
「一般的にここが正しいと言える置き場所はありません。飼い主とペットで研究してください。色んな場所に設置してみて、よく飲んでいるところが正しい置き場所です。お風呂場でしか飲まない、玄関でよく飲んでいる、など個々の好みがあるので、よく観察してあげてください。
そして、置くときに注意してあげたいのが飲水時の姿勢です。水皿の場合だと、下を向く姿勢になって飲みづらいこともあります。ペットが自然な姿勢で飲める、顔の位置に高さを合わせてあげることが大切です。
また猫の場合は、飲水時にヒゲが当たらないような器を選ぶことも重要です。ヒゲは大切な感覚器官なので刺激しないようにすると、飲水もしやすくなると思います」