野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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猫のトイレ、こだわってますか?
「1日2~3回は掃除し、臭いや汚れを抑えている」「動物を飼っていれば臭いがするのは当たり前。飼い主が我慢すればいい」「何を使ってもたいして変わらないし、特に気にしたことがない」など、猫トイレに対する考えは人それぞれでしょう。
けれど、猫にとっても人間にとっても快適な生活を送るには、やはり臭いや衛生面のケアにできるだけ気を遣いたいもの。もし「掃除の負担が少ないのに、いつも清潔で臭わない」猫トイレがあるなら、ぜひ使ってみたいですよね。
大手家庭用品メーカー・花王株式会社が販売している『ニャンとも清潔トイレ(以下、ニャンとも)』は、そんなニーズに応えた画期的な商品です。猫砂の代わりに敷く特殊な木のチップと、オシッコを吸収・消臭するマットやシートによって「1週間取り替えなしでもニオわない!」を実現し、猫のトイレ事情に大きな変化をもたらしました。
とはいえ「洗剤や化粧品で有名な花王が、なぜペット用品を開発したの?」「ほかの猫トイレとどこが違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。『ニャンとも』はいったいどのような経緯で誕生し、ペット業界にどのようなインパクトを与えたのでしょうか。『ニャンとも』の企画・開発に携わるブランドマネジャーの岩野雄一さんに聞きました。
『ニャンとも』が誕生したのは、2001年のことでした。洗剤などの開発の参考にするため、お客さまの家を訪ねる “家庭訪問” を長年行ってきた花王。家の中を実際に見ることで、一般のおうちがどのような汚れに悩んでいるのかをリアルに感じてきたといいます。
「ペットを飼っている家には、動物の皮脂汚れや獣臭、毛や汚物による汚れといった特有の悩みがありました。花王は家の中を清潔に保ち、環境を整えることにさまざまな角度からアプローチしてきた企業です。その一環として、ペットのいる家特有の悩みにも応えたいと思い、1990年代後半からペット用品の開発・販売に着手しました」
調査を続けるうちに、ペットにかかわる悩みの中でも「トイレ関連の汚れや臭い」が深刻だということが明らかに。特に猫は室内飼いが定着しつつあり、部屋の中で用を足すことが避けられなかったため、猫トイレの改善が大きな課題でした。
「当時主流だったのは、水分で固まる猫砂を敷いたトイレです。固まっているとはいえオシッコの臭いが気になりますし、その上を猫ちゃんが歩いてしまってはあまり衛生的とは言えません。細かい砂がトイレの周りに飛び散ったり、肉球の隙間に入り込んだりすることもありました」
そんな悩みを解決するために生まれたのが、初代『ニャンとも』。固まる猫砂の代わりに特殊な木のチップを入れ、オシッコはすのこ(状の網)を通って下のトレイに敷いたマットが吸収する、いわゆる「システムトイレ」の仕組みが誕生。さらにマットは1週間取り替え不要という、あらゆる面でまったく新しい商品でした。
花王は1887年の創業以来、数多くの家庭用品を開発してきた歴史を持ちます。『ニャンとも』の開発にも、それまでの経験で培った高度な技術を惜しみなく注ぎ込みました。
天然の針葉樹を使用したチップは、ニオイや菌の発生を抑えてくれる優れもの。オシッコがかかっても固まらず常にサラサラの状態をキープする
「木のチップには水を弾く技術を、トレイに敷くマットには水を吸収する技術を応用しました。また、花王は悪臭を消していく方法を駆使し、特に臭いのもとを断つ “脱臭” にこだわっています。『ニャンとも』でも、チップやマットの脱臭機能にはかなり力を入れ、1週間取り替えなくても臭わないように設計しました。
さらに、本体に汚れや臭いが付きにくいようにプラスチックの成形や、網の裏側の形状を工夫することでオシッコが溜まらない構造にしたりと、とにかく細部にまでこだわりを詰め込んだ商品です」
しかし、期待に反して発売当初から順風満帆ということではありませんでした。従来の猫トイレとはかけ離れた商品だったため、「固まらなかったオシッコはどこにいくの?」「1週間も取り替えなしって、本当に臭いは大丈夫なの?」といった疑問や不安を抱く消費者が少なくなかったのです。
もっと多くの人に『ニャンとも』の素晴らしさを知ってもらいたい。そんな想いから、当時のメンバーはブリーダーや獣医師といった “猫のプロ” にコンタクトをとったり、キャットショーなどに頻繁に足を運んだりと、『ニャンとも』の魅力を伝える草の根活動を続けたそう。
「実際に使ってみてもらったところ、多数のプロの方から『1週間マットを取り替えなくても本当に臭わなかった!』と高い評価をいただくことができました。そこから一般のオーナーさんにも徐々に評判が広がり、今では幅広い層の方からご支持をいただいています」
2004年以降は、オシッコを受けるトレイに引き出しを設置。すのこを外さなくてもマットの交換ができるようになり、掃除がよりラクになりました。2006年にはドームタイプ、2012年には子ねこ用コンパクトタイプも発売し、多様な選択肢から選べるように。
さらに「インテリアになじむ、家具のような猫トイレにしたい」とデザインの刷新を重ねたことで、2010年・2013年にはそれぞれグッドデザイン賞を受賞しました。