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目次/ INDEX
初春になるとたくさんの釣り鐘上の小さな花を咲かせるヒヤシンス。その名はギリシャ神話に登場する美青年、ヒヤキントスに由来します。原産地は地中海沿岸やイランなどの西アジアで、江戸時代に日本に渡来し、ニシキユリともいわれています。
ヒヤシンスは土に育てる方法以外にも、水栽培が可能です。水栽培を行う場合は花を咲かせるために暗い場所で球根を管理し、寒い風に当てるなどの方法を行います。また、プラスチックなどの水栽培用の容器も準備するようにしましょう。
ヒヤシンスは耐寒性、耐暑性が強いため、比較的簡単に育てることができます。栽培方法としては、鉢植え・地植え・水栽培の3つの方法があり、球根から花を咲かせます。
3月~4月の間、紫・ピンク・白などの鮮やかな花を咲かせるヒヤシンス。植え付けをする時期は10月~11月となり、冬から春の間に大きく成長します。
ヒヤシンスを鉢植えで育てる場合は、草花用の培養土を用意し、緩効性肥料の肥料を土に混ぜて球根が隠れるくらいに浅く植えます。水はけを良くするために、鉢の底に大粒の鹿沼土を少し入れておくのもいいでしょう。
ヒヤシンスの根は約30㎝ほど伸びるといわれています。庭植えの場合はあらかじめ土を耕して柔らかくしておき、腐葉土やアルカリ性の小粒の石灰を混ぜておくといいでしょう。複数の球根を植える場合は、球根2つ分の間隔をあけ、同じく球根二つ分の深さの土に埋めます。耐寒性が強いため、積雪の多い地方でも庭先などで育てることが可能です。
ヒヤシンスは水はけがよく、日当たりの良い場所が適しています。また、花を咲かせるためには2月までの冬の間に一定期間寒い風に当てるようにしましょう。もし、室内などの温かい場所で育てる場合は、球根を一度寒い場所に出すといいでしょう。
水やりは10月~5月までの成長期にかけて、土の表面が乾いたら行います。乾燥してしまうと成長のさまたげになるため、注意しましょう。ただし、葉が枯れる夏の間は休眠期なため、水やりは必要ありません。
ダッチヒヤシンスという品種は、土に植えるのではなく水栽培も可能です。容器に球根をセットして球根の底が水にふれるぐらいに水を入れ、根が出るまで涼しく暗い場所に置きましょう。根が水中に伸びてきたら水を減らし、日の当たる場所に移動します。
土に植えていた球根を利用する場合はあらかじめ土を落として水洗いをし、好きな容器に水を入れて球根を置きます。根に傷かつかないように注意し、皮膚が荒れやすい人は手袋などをして行いましょう。
水栽培は一度しか花を咲かせることができませんが、鉢植えや庭植えの場合は球根の堀り上げを行えば翌年もまた花を咲かせることができます。葉が枯れて休眠期に入る6月頃に球根を土から掘り出し、土を全て落とした後で日陰で乾燥させます。秋に植え付けをするまでは風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
Q.ヒヤシンスの球根を選ぶ際のポイントはありますか?
A.球根は病気などがない健康で丈夫な球根を選ぶことが大切です。手に持った時にずっしりと重く、大きいものが良いでしょう。また、球根に傷がついていると育たないことがあるため、注意が必要です。
Q.ヒヤシンスの水栽培で気をつけたいことはありますか?
A. ヒヤシンスの球根は土での栽培も水栽培の場合も、寒い風に当てる必要があります。特に水栽培の場合は室内で管理することがほとんどなため、冷たい場所で管理しないと花が咲かないことがあります。根が出るまでは冷蔵庫などの涼しい場所か暗い場所に保管し、容器の下をアルミ箔などで覆っておくといいでしょう。
Q.ヒヤシンスを育てる際に注意すべき害虫や病気はありますか?
A.ヒヤシンスは害虫の被害はほとんどありませんが、多湿な場所は黄腐病や白腐病などの病気になってしまうことがあります。水栽培の場合は球根の水につかっている面積が広いとカビが生えてくることがあるため、定期的にカビがないか確認し、なるべく風通しの良い環境で育てるようにしましょう。
ヒヤシンスは耐寒性が強く、春先には色鮮やかな花を咲かせます。乾燥と多湿に注意し、風通しと日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。甘い香りを楽しむことができるヒヤシンスを、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。