今やるべき「火災対策」とは? 自宅でできる備え&行動を防災アドバイザーが教えます
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
マダガスカルジャスミンは、マダガスカル原産のつる性の常緑樹です。その独特の香りからジャスミンの名がついていますが、モクセイ科のジャスミンとは別の植物です。花言葉は「清純」「清らかな香り」で、ウェディングブーケとして利用されることも多く、鉢植えだけでなく庭植え用としても人気の植物です。
マダガスカルジャスミンを育てる際は水はけの良い土、植木鉢、緩効性肥料もしくは液体肥料を用意します。つるが伸びて大きくなるため、支柱用の棒やつると支柱を結ぶ麻ひもを用意しておくと整えやすくなるでしょう。
マダガスカルジャスミンの花が咲く時期は5月~9月で、長期間花を楽しむことができます。種はあまり流通していないため、生育期間である春先~6月までの間に苗の植え付けや挿し木を行うと、土にしっかりと根づきます。
マダガスカルはアフリカ大陸の南東に位置していることから、マダガスカルジャスミンは日当たりの良い場所で育てることが適しています。あまり日の当たらない場所で管理すると花付きが悪くなってしまうため、1年を通して日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。
マダガスカルジャスミンを育てる上で気をつけたいのが、葉焼けです。日当たりの良い場所が適しているものの、真夏は直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうことがあります。カーテン越しや窓越しなど、明るくて少し日陰になる場所に置くようにしましょう。
マダガスカルジャスミンは耐寒性が弱いため、秋頃から冬の間は室内などに移動させ、暖かく日の当たる場所に置くのがいいでしょう。最低気温が5℃以下になると霜に当たって枯れてしまうこともあるため、注意が必要です。冬の間は室内の日当たりの良い窓際に置くといいでしょう。
マダガスカルジャスミンは、5月~10月頃の生育期にかけて、水切れさせないように土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えるのがポイントです。しかし、多湿によって根腐れを起こすこともあるため、与えすぎにも注意が必要です。夏は朝晩の涼しい時間に水を与えると、日中の温度上昇を防ぐことができるでしょう。また、冬の間は休眠期間となるため、土が乾いていても4~5日に一回程度の水やりで問題ないでしょう。
肥料は、春から秋の生育期間にかけて、2カ月に一回の割合で緩効性肥料を適量与えるようにしましょう。秋や冬は成長が止まってくるため、肥料は必要ありません。また、肥料はリン酸の入ったものを選ぶと、花付きが良くなります。
Q.マダガスカルジャスミンがかかりやすい病気や注意すべき害虫はいますか?
A.マダガスカルジャスミンは病気の心配はほとんどありません。しかし、アブラムシ・ハダニ・ガイガラムシなどがつくことがあり、特に枝が込み合っていたり新芽が出てきた時は注意が必要です。あらかじめ殺虫剤をまいたり、見つけた場合はつるを傷つけないようにブラシ等でこすり落とすなどするようにしましょう。
Q.マダガスカルジャスミンの植え替えはどんなタイミングでするのがいいですか?
A.マダガスカルジャスミンは生育が盛んな植物なため、根が大きく成長します。そのため、伸びた根が鉢の中で根詰まりを起こすことを防ぐため、1~2年に1回は一回り大きな鉢に植え替えをするのがいいでしょう。また、鉢を大きくしたくない場合は、春先、もしくは秋に切り戻しをするようにしましょう。
Q.マダガスカルジャスミンのつるは剪定した方がいいですか?
A.マダガスカルジャスミンは伸びたつるを支柱の結んだり、古いつるを選定するなど、育てる際はしっかりと管理することが大切です。花は新しく伸びたつるにしか咲かないため、春先に剪定を行い、古いつるは半分以上切ってしまいましょう。短くしても切り口部分から新しいつるが伸びて、形を整えやすくなります。また、切り口から出てくる樹液は皮膚がかぶれることもあるため、手袋をして剪定を行うといいでしょう。
純白色の美しい花を咲かせるマダガスカルジャスミン。独特の香りはアロマ効果も高く、室内だけでなく屋外で育てるのもおすすめです。成長期は肥料や水やりをしっかりと行い、日当たりの良い場所で管理しましょう。見た目も美しいマダガスカルジャスミンは、癒し効果も抜群です。