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大きな赤い果実と常緑の葉が美しいマンリョウ。12月頃に赤い実を実らせることから、正月飾りとしても利用されています。マンリョウ(万両)という名前は実が美しく勝るものとしてセンリョウ(千両)に対して名付けられたもので、ほかにも赤い実をつけるものとしてヤブコウジ(十両、ジュウリョウ)、カラタチバナ(百両、ヒャクリョウ)などがあります。縁起のいい植物で、花言葉は「寿ぎ(ことほぎ)」です。多くの品種がありますが、紅孔雀(べにくじゃく)は出始めの葉が赤みがかる品種です。
そのほか、園芸用のグローブやハサミ、スコップや土入れなどもあるとよいでしょう。
では、実際にマンリョウの育て方を解説していきます。
マンリョウは夏に開花して秋に結実し、晩秋から冬にかけて果実の観賞期を迎えます。生育を開始する春先と、暑さが落ち着いた秋に肥料を与えて、下部を充実させます。
マンリョウはもともと森林の林床に自生する植物です。そのため、あまり明るくない場所でも育ちますが、反面、強い光は苦手です。また、常に風が吹き抜けて土が乾きがちな環境も得意ではありません。春と秋は午前中だけ日が当たるような場所で管理し、夏は強い日ざしを避けて育てます。品種名がついていないような普及種は比較的暑さにも寒さにも強いので、関東地方以西であれば庭植えできますが、斑入り品種などは冬の寒さを避けて、風の当たらない日だまりなどで管理しましょう。
夏に直射日光に長時間当てると、葉の色が黒くなってしまったり、葉焼けを起こすので注意が必要です。通年戸外で管理しますが、特に高温期の直射日光に当てるのは避けましょう。
地植えの場合は植え付け直後に水をしっかりと与えれば、日照りがない限りは雨水で十分です。鉢植えの場合は土が乾いたら水をたっぷりと与えるようにしましょう。ただし、角に湿りすぎている状態だと根が傷むので、鉢土の表面が乾くまでは水を与えず、鉢受け皿に水を溜めないようにして下さい。
マンリョウはそれほどたくさんの肥料は必要ありません。ただし、肥料が足りないと株が十分に生育せず、実つきも悪くなるので、鉢植えは緩効性化成肥料を2月と9月頃に与えましょう。庭植えは2月に一度与えるか、芽吹きまでに株元の土を軽く耕して牛ふん堆肥などを土に混ぜ込む程度でもかまいません。斑入り品種はあまりたくさん肥料を与えると、斑がきれいに入らないことがあるので、与えすぎに気をつけましょう。
植え付けの時期は5月もしくは9~10月頃です。庭植えは植えかえは必要ありませんが、鉢植えの場合は根が鉢底穴から出るほどになっていたら一回り大きな鉢に植え替えます。だいたい2〜3年1回植え替えるというのが目安です。根を傷めると株の生育が悪くなるので根鉢をくずすときは、丁寧に作業しましょう。
Q.マンリョウを育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?
A.マンリョウは病気になりにくく、害虫もつきにくい植物です。ただし、まれにカイガラムシがつくことがあるため、見つけたらブラシなどでかき落としましょう。
Q.マンリョウの増やし方は?
A.挿し木や取り木で増やすことができます。5〜7月に挿し穂として枝を3〜5cmほどに切り、挿し木用の土か小粒の赤玉土や鹿沼土を湿らせた挿し床に挿しておきます。風と直射日光が当たらない場所で2〜3か月程度、水を切らさないように管理していると発根します。冬に実った果実の果肉を音知った根巻きして増やすこともできます。斑入りなどの特徴を持った株のタネをまいても、同じ株は作れないので、こうしたものは挿し木や取り木をしないと増やすことはできません。
Q.マンリョウを剪定する際のポイントは?
A.マンリョウは生育すると古い枝葉を落として上へ上へと伸びていき、あまり横枝が張って行くことはありません。ただ、上に伸びていくうちに腰高で見た目が悪くなってしまうことがあります。一つの根から複数の幹が伸びる「株立ち(かぶだち)」になっている場合は、背が高くなりすぎたものを株元で切ります。その後新しい株が出てきたら、その都度、背が高くなりすぎた幹を根元で切って株を更新していきます。挿し木や取り木をして仕立て直すこともできます。
日陰に強く、湿気を好むマンリョウは、病害虫の心配もなくて肥料も少なくて済むため、比較的簡単に育てることができます。冬に赤い実を実らせるため、緑が少ない冬の庭のアクセントとして育てるのもおすすめです。縁起物の植物として知られているマンリョウを、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか