白い花の名前・種まき時期・花言葉を解説|春に咲く白い花の寄せ植えポイントも
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冬から春の花が少ない季節に可憐な花を咲かせるプリムラ・ジュリアン。別名でセイヨウサクラソウとも呼ばれます。「プリムラ」はラテン語の「primos(最初)」が語源で、春一番に咲く花という意味があります。花言葉は、青春の喜びと悲しみ、可憐です。
毎年花を咲かせる多年草ですが、夏の暑さで弱るかほとんど枯れてしまいます。もし夏を越せた場合は、暑さが落ち着いた秋ごろに植え替えを行います。
鉢から抜いた株はそのまま土を崩さずに、一回り大きな鉢に植え替えます。花がらや黄色くなった葉はこまめに取り除きましょう。影になって日光の当たらないつぼみは咲かずにしぼんでしまいます。
株から育てる場合は、葉の枚数が多く、緑色が濃いものを選びましょう。つぼみが多くついていて、全体が間延びしていないかの確認も忘れずに。種から育てる場合は6~7月にかけて種をまき、できるだけ涼しい場所で育てましょう。
日当たりと風通しのよい場所を好みます。充分に日光をあてていれば、絶え間なく花を咲かせてくれます。日当たりが良くないと、茎が細くなったり、花色が悪くなるので注意しましょう。
冬の寒さにはよく耐えます。戸外でも栽培できますが、霜や冷たい風の当たる場所は避けましょう。ベランダの日の当たる場所などに置いておくといいでしょう。
春に気温が高くなるにつれて花が咲かなくなります。徐々に半日陰に移動させましょう。
夏の暑さには非常に弱いので、梅雨頃にはほとんどの株が枯れてしまいます。雨が当たらない、風通しの良い、半日陰で管理すると、夏を越せることもあります。
土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。花と葉に水滴がつくと、病気が発生しやすくなるので、葉を持ち上げて、根元から与えます。
まだ湿っている状態で水をやると過湿になり、根腐れを起こしてしまうので気をつけましょう。夏は水を控えめに、乾燥気味に管理します。ちなみに地植えの場合は、よほど乾燥していなければ水やりの必要はありません。
水はけの良い用土で植えつけましょう。赤玉土と腐葉土を、7:3で混ぜた土を用いても良いでしょう。
肥料は、植え付けるときに、緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。
次々に花を咲かせるには養分が必要になります。花が咲きだしたら、液体肥料を10日に1回程度を与えましょう。夏は生育が弱るので、肥料を控えます。
日当たりが良い場所でたっぷりと水を与えて育てましょう。寒さに強いので冬の鉢花や寄せ植えの材料としても人気のプリムラ・ジュリアン。次々と咲く甘い香りの花を楽しみましょう。
Q. 気をつけておくべき病害虫はありますか?
A. 茎や葉に灰色のカビが生えたり、花弁に褐色の斑点ができる「灰色かび病」に注意してください。日当たりや風通しを良くして育てることが予防のポイントです。また、新芽や茎にくっついているアブラムシは放置すると吸汁して株を弱らせます。見つけたらすぐに駆除しましょう。
Q. 冬に戸外に置いていたら枯れてしまったのですが…。
A. プリムラ・ジュリアンは本来寒さに強い花ですが、温室で育てられた株の場合、いきなり寒さに当てると枯れてしまうことがあります。戸外に置く場合、最初は昼間だけ戸外に出すなど、徐々に寒さに慣れさせてあげてください。
Q. 種から育てる場合の詳しい手順を教えてください。
A. 育苗箱に小粒の赤玉土とバーミキュライトを同量混ぜた土を入れ、重ならないように種をまいてください。土が乾かないように水やりをして、本葉が2~3枚になったら育苗ポットに植え替えます。肥料を与えながら育て、本葉が4~5枚になったら鉢に植え替えましょう。