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紫陽花(アジサイ)の挿し木の手順・注意点は?いろいろな増やし方も紹介

調べてみた

カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

控えめでありながら美しい色彩を放つ華やかさも持った紫陽花を、自分で増やしてもっと楽しみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。紫陽花を自分で増やす方法はいろいろありますが、なかでも挿し木はおすすめです。

この記事では、挿し木の手順や増やす際の注意点などについて詳しく解説します。挿し木以外の増やし方もあわせて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

紫陽花(アジサイ)の挿し木とは

紫陽花(アジサイ)の挿し木とは

挿し木とは植物を増やす方法のひとつです。切った枝を土に挿しこみ、根を出させて発芽させ育てることで植物を増やします。

紫陽花を増やす方法はいくつかありますが、手軽に増やしやすい挿し木は最も一般的な方法です。

紫陽花(アジサイ)は挿し木しやすい

紫陽花が挿し木をしやすいといわれている理由は、生命力が強い花であるからです。病気にかかりにくく、剪定をしても他の花と比べて失敗しにくい傾向にあります。

また、そもそも植物は原産国の気候や土にあった性質を持っています。原産国が日本である紫陽花は日本の風土にあっていて挿し木による根付きがよく育てやすいため初心者にもおすすめです。

紫陽花(アジサイ)の挿し木は5~7月がおすすめ

紫陽花の挿し木を行うタイミングは、湿度が高く日照時間の長い5~7月頃が適しています。剪定した紫陽花は根がないため乾燥するとすぐに弱ってしまい、日照不足になると挿し木をしても根が出にくくなるからです。

また、そもそも挿し木は剪定後、新たに出る脇芽を育てることにより花を増やす方法です。そのため、その年の花が咲き終わって次の芽が出る準備に入ったタイミングで行う必要があります。

剪定と同時に行うのがよい

紫陽花の剪定を行う場合、その際に切り取った枝を挿し木として利用すると、まだ命のある枝を無駄にせずに活かせます。

紫陽花の剪定時期は夏と冬の年に2回ありますが、挿し木に適した時期にあわせるためにも、秋以降に形成される翌年の花芽を切り落とさないためにも、夏に剪定する方法がおすすめです。

剪定では枝が緑色になっている花の1~2節下の部分を切り取りましょう。

紫陽花(アジサイ)の挿し木で用意するもの

紫陽花(アジサイ)の挿し木で用意するもの

ここでは、紫陽花の挿し木を行うときに必要なものについて、選び方のポイントとともに紹介します。

鉢

紫陽花の挿し木には、水切れを起こさない程度に浅い駄温鉢(だおんばち)の使用がおすすめです。駄温鉢とは土を焼いて作った鉢で、同じ土製の素焼き鉢よりも高温で焼き、上部に薬を上塗りしたものを指します。

丈夫で割れにくく、ビニールポットやプラスティック製の鉢と比べて重量感があるため、風などで倒れにくい点が特徴です。また、素焼きの鉢よりも通気を抑えられるため、乾燥を苦手とする紫陽花に向いています。

用土

用土

挿し木に使う土は、肥料を含んでいない新しいものを用意することがポイントです。また、複数の土を混ぜる必要はなく1種類だけを使用します。

具体的に紫陽花の挿し木に向いている土とは、通気性に加えて保水性にも優れた鹿沼土、排水性もよいパーライト、保肥性にも富んだバーミキュライトなどです。

その他園芸用具

その他園芸用具その他にも挿し木の作業には、以下のようなさまざまな園芸用具を使います。

  • 剪定バサミ:枝を切るときに使う
  • 花器やコップ:切った枝に水を吸わせる水揚げ用の容器
  • 鉢底ネット:土が鉢から流れ出ることを防ぐために鉢底に敷くネット
  • 割り箸などの棒:苗を植えこむ穴を土にあけるときにあると便利
  • ジョウロ:土に水をかける際に使用
  • 発根剤:根の発生を促す薬剤

紫陽花(アジサイ)の挿し木の手順

紫陽花(アジサイ)の挿し木の手順

挿し木と一言でいっても方法は複数ありますが、ここでは一般的な「緑枝(りょくし)挿し」の手順について解説します。

「挿し床」(鉢)を用意する

まず、剪定した枝を挿す「挿し床」を用意しなければなりません。挿し床は鉢の内部の底に鉢底ネットを敷き、その上から紫陽花の挿し木に適した土を入れて作ります。

使用する土は1種類でよいため、袋から鉢に土を直接入れても問題はありません。鉢に入れた土にはジョウロでたっぷりと水を含ませておきましょう。

紫陽花(アジサイ)の枝「挿し穂」を切る

挿し床を作ったら、挿す枝を用意しましょう。挿す枝は「挿し穂」といい、通常は剪定時の枝を利用します。剪定の際には挿し穂にすることを想定して、今年伸長した新しい枝で花芽が付いていないものを確保しておきましょう。

挿し穂は長さが10~15cm程度となるように剪定したあとで切りそろえておきます。

余分な葉を切る

挿し穂に葉がたくさん付いていると、必要なところまで十分に栄養が回らなくなります。そのため、余分な葉は土に挿す前に切り落としておくことが必要です。

1番上に付いている葉を2枚程度残したら、それ以外の葉はすべて不要となります。残した2枚の葉も、根から吸収した水分の過剰な蒸散を抑えるために半分程度までカットしておきましょう。

切り口を斜めに切って水につける切り口を斜めに切って水につける

挿し穂は、切った後1時間ほど水につけておきますが、事前に切り口を斜めにしておきましょう。枝を斜めに切ると切り口の面積が大きくなるため、水分や栄養分を吸収しやすくなります。

発根を促すためには、水分や栄養分の十分な摂取が大事です。さらに、より一層、根の出をよくするために挿し穂をつける水には発根剤を入れておくとよいでしょう。

鉢に枝を挿す

挿し穂の水揚げが終わったら挿し床に挿しますが、挿す際に枝を直接土に入れることは避けなければなりません。

力任せに挿すと枝の挿しこみ部分が傷んでしまう恐れがあるからです。割り箸や指などを使い、土に穴をあけてから枝を挿しましょう。

挿す深さは、土のなかに2~3cm程度の枝下が入るくらいです。複数本を挿す場合は10cm程度の間隔を取ります。

根が出たら「鉢上げ」する

鉢に枝を挿してから1カ月程度経ち、十分に根が張ったら鉢上げのタイミングです。鉢上げとは、挿し木で育てた苗を、1つの鉢に1本ずつ植え替える作業をいいます。

作業の手順として最初に行うことは、根を切らないように気を付けながら、生長した苗を掘り出すことです。掘り出した苗は培養土が入った3~5号サイズの鉢に植え替え、十分に水を与えておきます。

紫陽花(アジサイ)を挿し木するときの注意点

紫陽花(アジサイ)を挿し木するときの注意点

紫陽花の挿し木を成功させて楽しむためには、気を付けなければならないポイントが3つあります。

営利目的などで増やすのは法律違反

植物は個人が自分で楽しむためであれば自由に増やせますが、営利目的などで増やすことは法律違反です。

植物には新しい品種の保護や、正しく流通が行われることを目的に制定されている「種苗法」という法律があります。

種苗法はいわゆる植物における特許制度であり、品種登録されている紫陽花もその対象です。植物を勝手に増やすことは、生産者の不利益につながる可能性もあるため基本的には禁止されています。

挿し木したあとは日陰で管理

挿し木をしたあとの生育環境にも注意が必要です。紫陽花は日が当たる明るい場所に置くことが育てる際の基本ですが、挿し木後すぐに強い日差しを当てる育て方は避けなければなりません。

最初は直射日光が当たらない明るい日陰に置き、日差しに当たることに慣れてきたら少しずつ日当たりのよい場所へ移動させましょう。

たっぷり水やりをする

紫陽花は乾燥に弱いため、水分が不足しないように気を付けなければなりません。挿し木をしてから3日後くらいまでは毎日十分な量の水を与えましょう。

ただし、4日後程度以降は根腐れやカビの発生を防ぐために、土が乾いたタイミングで水をあげるようにします。必要に応じて葉にも霧吹きなどで水を与えるとよいでしょう。

紫陽花(アジサイ)を増やすいろいろな方法

紫陽花(アジサイ)を増やすいろいろな方法

紫陽花を増やす方法は緑枝挿し以外にもいろいろあります。ここでは主な3つの方法について解説します。

休眠枝挿し

休眠枝挿しは、緑枝挿しと同じく挿し木の方法のひとつですが、植物が休んでいる冬の時期に行う点が特徴です。

また、枝を選定したら水揚げをし、水を含ませた土に挿す手順は緑枝挿しと変わりありません。しかし、挿す枝の選び方が異なります。緑枝挿しでは花芽の付いていない枝を選びますが、休眠枝挿しでは芽が2~3個付いた枝を用意します。

また、挿し木をしたあとの鉢を置く場所にも違いがあります。緑枝挿しは日陰に置きますが、休眠枝挿しは日当たりのいい場所に置かなければなりません。

取り木

取り木とは、枝や幹の途中から分け生えた枝を土に埋めてUピンなどで固定させ、根を張らせて生長したら切り離す方法です。一般的には地植えする場合などに行います。

長く伸びた枝を利用する比較的失敗の少ない方法ですが、発根までに時間がかかるほか、一度にたくさんの苗を作れない点がデメリットです。紫陽花を取り木で増やす場合、通常4~9月頃に作業します。

株分け

ある程度生長してから植物を増やす方法が株分けです。通常は花が完全に咲き終わったあとのタイミングで行います。

紫陽花を株分けする場合、事前の準備として、地植えであれば植える場所に穴を掘っておき、鉢植えであれば鉢底ネットを敷いた上に少量の土を入れた鉢を用意しておきましょう。

手順は、現状使用している鉢から株を抜き出し、傷んだ根を切り取ったら株を切り分け、切り分けた株を事前に用意した穴か鉢に入れます。続けて、株と鉢の隙間に土を足し、最後に鉢底から出るまで十分な水を与えましょう。

まとめ

紫陽花は初心者でも自分で増やして楽しめる植物です。ただし、適切なタイミングと正しい方法で行わなければなりません。また、親株となる紫陽花の花とともに必要な用具もきちんとそろえる必要があります。

ホームセンター売上No.1を誇るカインズホームの公式通販やオンラインショップには園芸用品や土、肥料などが豊富にそろっています。紫陽花を増やすために必要なアイテムも、ボタンひとつで手に入れられるため手間もかかりません。ぜひ、気軽に紫陽花の挿し木にチャレンジしてみましょう。

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