中国漢方で花粉症対策。強い身体をつくる生活習慣の整え方
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夏の風物詩でもあるひまわりは、背丈が高く大きな黄色い花を咲かせます。しかし、もともとはアメリカ北西部が原産で、野生種は約60種あり、小ぶりの品種や黄色以外の花をさかせる品種など、種類はさまざまです。背丈が高いものや低いもの、1本立ちで咲くものや分枝して花を咲かせるものなど、ひまわりといってもさまざまな種類があります。
ひまわりは種から育てるのが一般的で、種まきは4~6月にかけて行い、7~9月頃に花を咲かせます。発芽気温は20℃以上と高いため、温かくなってきた頃に種を植えるといいでしょう。発芽温度が高いため、まだ寒い時期の早まきはおすすめできません。草丈が高くなる品種の場合はあらかじめ支柱用の棒を準備し、地植えの場合は根が傷つかないように土を耕しておくようにしましょう。
ひまわりは発芽してから生育初期にかけて根が成長するため、水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
本葉が5~6枚の時に芽先を摘むと、わき芽が出てきて草丈をある程度抑えることができ、形がまとまります。その分花数は多くなり、一輪ずつの花の大きさは小さくなりますが、窓辺などに飾ると華やかな印象になるでしょう。
摘芯を繰り返すことで縦ではなく横に成長を促すことができますが、あえて摘芯をしなければ大輪の花を咲かせることが可能です。茎の頂点につぼみが見えてきたら、3輪ほど残して他のつぼみは取ってしまいましょう。「ひまわりといえば大輪の花」というイメージを持っている人は、この方法で茎をまっすぐに伸ばす1本立ちに挑戦するのもおすすめです。
ひまわりは成長すると背丈や幅が大きくなるため、他の鉢への植え替えなど、移植には適していない植物です。大きくなった苗は根がつかずに枯れてしまったり、十分成長できないことがあるため、植え替えには注意が必要です。
もし、植え替えをする場合は、本葉が5~6枚の頃に土をくずさないようにしてやさしく植え付けをしましょう。根を傷つけないように注意して行うことが大切です。
直まきをする際は、深さ1~2cmほどの穴をあけ、種を2~3粒ずつ種まきます。ひまわりの種は光を嫌うため、土をしっかりとかぶせるようにしましょう。発芽して双葉が完全に開いたら、生育の良い株を残して1本に間引いて育てます。芽同士が近い場合は残すつもりの芽を傷つけてしまう可能性があるため、引っこ抜くのではなく、ハサミで切って間引きをするようにしましょう。
Q.ひまわりを地植えする場合、どんな場所が適していますか?
A.ひまわりは日当たり、水はけの良い場所が適しています。成長すると根が深く伸びる性質なため、地植えする場合はあらかじめ40cmほどの深さまで耕しておき、水はけを良くするために腐葉土を混ぜておくのが良いでしょう。
Q.ひまわりの水やりのコツや与える肥料について教えて下さい
A.ひまわりは春先から夏にかけての温かい時期に成長するため、発芽後は根の成長を促すために土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。もし、草丈が大きくなる品種を育てる場合は、水をしっかりと与えることで夏の暑さで葉がしおれるのを防ぐことができます。肥料は元肥として緩効性肥料を、追肥として化成肥料を与えようにしましょう。
Q.ひまわりを育てる際に注意するべき害虫や病気などはありますか?
A.雨季には泥はねから感染する「べと病」になることがあります。あらかじめ株元をビニールなどで覆ってマルチングをし、土壌感染を防ぐのも一つの方法です。また、高温乾燥時にはハダニがつくことがあるため、見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。
夏に咲く花として人気の高いひまわりは、庭先やプランターで気軽に育てることができます。草丈に合わせて植える場所を選ぶようにし、水やりをしっかりと行うことが大切です。特に高い気温が続く場合は水不足に注意し、水はけの良い土で育てるようにしましょう。
種を収穫すれば翌年も花を咲かせることができるため、ぜひ愛情をもって育ててみてください。