キッチン専用の「ワザアリテープ」って何よ? 魔法のテープを使った冷蔵庫の整理整頓が楽ちんすぎた
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手すりの取り付けは難しそうに見えるかもしれませんが、手順通りにやれば簡単に行うことができます。画像付きで説明しますので、参考にしてみてください。
手すりを取り付けるためには大切なのは、手すりを安定した場所に設置することです。
日本の住宅の壁のほとんどは、石膏ボードに壁紙が貼られている構造だと言われていて、壁の強度の高い部分、つまり壁の内部に柱がある場所に取りつける必要があります。そこでまず、下地探しという道具で、壁の内部の柱を探します。
下地探しには、ピン式や超音波式のものがあります。
ピン式のものは壁に刺して使い、石膏ボードに押し込むと、針が出て壁に食い込む仕組みになっています。柱がある場合は途中で止まるようになっているので、これで安定した場所を判断しましょう。超音波式のものは、点灯や電子音で知らせるタイプがあります。
次に、手すりの高さを決めます。手すりの高さは75〜85cmほどが目安です。メジャーを使って測り、えんぴつで軽くマーキングします。
この75〜85cmという高さは、基本的に人の「大腿骨の大転子」の高さを目安にしています。
これは、太ももの骨の一番上の、少し出っ張った部分のことです。基本の高さはあくまでも目安で、身長や体の具合など、利用される方の個人差を考慮して最終的な設置位置を決めるといいでしょう。
場所が決まったら、木ネジで取りつけます。取り付ける前に、手すりの位置を最終確認してから、電動ドライバーで固定しましょう。
最後にしっかりと固定されているかどうかを確認したら、完成です。
Q. 手すりは、どのような素材の壁に取り付けられますか?
A. 素材としては石膏ボードやベニヤ、浴室のタイルなどに取り付けが可能です。素材の見極め方としては、画びょうなどを刺して判断します。刺しやすいものは石膏ボード、刺さりにくいものはベニヤ板と判断しましょう。タイルに取りつける場合は、専用のキリで穴をあけ、専用のビスを使用して取りつけます。
Q. 手すり本体の素材は、どのような基準で選べばいいですか?
A. 室内であれば、木製やプラスチックなどさまざまな素材を使用できますが、内装やインテリアなどを考慮して選ぶといいでしょう。風呂場などの湿気の多い場所では、木製の素材では腐ってしまうので、プラスチック製のものが適しています。
Q. 手すりには、どのような種類がありますか?
A. 縦型や横型、L字型など、用途によって選ぶ種類が変わります。
縦型は、床面に対して垂直に設置するもので、出入り口や段差の近くに設置するのが適しています。横型は、座った姿勢や、移動する時の支えに使用することができます。L字型は、縦型と横型がひとつになった形と機能を持っており、トイレ・浴室・玄関など「立ち上がり動作」を行うところでよく使われます。
また、手すりの太さも用途によって使い分けるといいでしょう。細い手すりは握りやすいため、立ち上がる際に適しています。太い手すりは、スライドして手をかけながら歩くのに使いやすいので、用途に合わせて設置しましょう。
家庭内の階段や廊下の段差などで起こりうる事故は、手すりの設置で防ぐことができます。特に高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では、手すりは安心につながります。手順通りに行えば比較的簡単に手すりを取りつけられますので、ぜひ試してみてください。