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種類豊富で虹のように色とりどりの花を咲かせるアイリスは、暑さ寒さに強く、園芸初心者にもおすすめです。この記事では、アイリスの花言葉や、育て方について詳しく解説します。
これからアイリスの栽培をはじめたい方、どんな種類があるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
アイリス(学名:Iris 英名:Iris)とは、アヤメ科アヤメ属の植物です。です。日本で「アヤメ」というとアイリス・サンギネア(Iris sanguinea)を指しますが、広くアヤメ属(アイリス属)のカキツバタやハナショウブなどもこの仲間です。
ガーデニングでは、一般的にはヨーロッパで品種改良されたダッチアイリス (Iris ×hollandica )やドイツアヤメ(ジャーマンアイリス Iris germanica)
初心者でも育てやすい植物で、「希望」「信じる心」「吉報」などポジティブな花言葉がつけられています。
アイリスの基本的な情報を一覧表にまとめたので、確認しておきましょう。
学名:Iris
科・属名:アヤメ科アヤメ属
英名:Iris
原産地:北半球の温帯地域
花色:白、青、紫、ピンク、黄色など
草丈:30〜80cm
アイリスの由来は、ギリシャ神話です。
全能の神ゼウスの妻であるヘラの従女、イリスという美しい女性にちなんでいます。
浮気癖のあるゼウスはイリスに何度も言い寄りましたが、イリスは誘いを断り続けます。後に、イリスは「自分をゼウスから引き離して欲しい」とヘラに伝えました。正直で美しい心を持ったイリスを賞賛したヘラは、イリスに神酒を3滴ふりかけます。そのとき落ちた雫が、色鮮やかなアイリスの花になったと伝えられています。イリスは虹の女神ですが、これは花弁のつけ根にある模様にちなんでいるといわれています。
アイリス属は全世界で200種類以上あるとされていますが、ここでは日本で栽培可能なアイリスの仲間を7種類紹介します。
花弁のつけ根にヒゲのような毛が密集していることからヒゲアイリスと呼ばれることもあります。フリルやフリンジのある品種や矮性品種などもあるため、好きなものを見つけやすいでしょう。とても丈夫でよくふえます。
地中海原産の乾燥した地を好むアイリスです。オランダで品種改良が進んだグループなので、ダッチアイリスと呼ばれます。控えめな花姿のため、ナチュラルガーデンが好きな方も取り入れやすいでしょう。花色は紫、ピンク、黄色などがあり、草丈は40〜80cmです。
カキツバタと見分けがつかないほどよく似ていますが、アヤメは水辺ではなく陸地で育つことが特徴です。市販の培養土や赤玉と腐葉土を混ぜたもので問題なく育ちます。花色は品種によって紫や白、草丈は60cm程度です。
外側に垂れた花びら3つと、内側に直立した花びら3つを持つ植物です。沼や池などの水辺を好みむため、栽培中は常に株の一部が水に浸ける必要があります。花色は紫、草丈は70cmほどに成長する品種です。
花色が豊富で水辺を好むことが特徴で、カキツバタとの違いは花弁のつけ根の色で判断できます。つけ根が黄色いものはハナショウブ、白いものがカキツバタです。草丈は50〜100cmと幅広いことも特徴です。
他のアイリスの仲間よりも背が低く、ツヤのある葉を持つため花のない時期も植栽の邪魔になることなく美しさを保ちます。本州や九州、四国で自生していることや、地下茎で勝手に増えることから栽培は容易。半日陰の下草として特に重宝します。
アイリスの仲間の中でもいち早く花をつけることから、イチハツという名がつけられました。涼しげな薄紫や白の花をつけ、外側の3つの花びらには鶏のトサカのような突起物がついていることが特徴です。草丈は30〜50cmと、他のアイリスよりもやや低めです。
アイリスにはポジティブな花言葉が多くつけられています。種類ごとに紹介します。
「幸せは必ず来る」
江戸紫やカキツバタ色ともいわれる明るい赤紫色のカキツバタは、花言葉もとてもポジティブです。
「良い便り」「メッセージ」
ギリシャ神話でメッセンジャーとして働いたイリスそのもののような花言葉です。
「優雅」「優しい心」「うれしい知らせ」「忍耐」
梅雨時期でも優雅に咲く姿は、忍耐強さや優しい心を表しているともいえます。
「決心」「私を認めて」
シャガの花言葉は良いようにも悪いようにも捉えられるため、プレゼントにはあまり向かないかもしれません。
「情熱」「使者」「恋のメッセージ」
アイリスの中でも特に見栄えがよく、品種も豊富なジャーマンアイリスにふさわしい花言葉です。
「和解」「吉報」「私はあなたに全てを賭ける」
仲直りしたい相手に贈ると気持ちを伝えられるでしょう。
「知恵」「火の用心」
イチハツには火災や台風から家を守る、縁起の意味も込められていたのかもしれません。
アイリスは種類ごとだけでなく、色ごとにも花言葉があります。
「強い希望」「大きな志」「信念」
青色のアイリスは、力強い花言葉が特徴です。
「あなたを大切にします」「純粋」「思いやり」
白色アイリスは、白のピュアなイメージそのものの花言葉を持ちます。
「知恵」「雄弁」
紫色のアイリスは賢いイメージの花言葉を持つため、学生や資格取得を目指す人への贈り物にも使えるでしょう。
ポジティブな花言葉が多いアイリスですが、黄色のアイリスには少し怖い「復讐」という花言葉がつけられています。ジャーマンアイリス、ハナショウブ、ダッチアイリスに黄色いものがありますが、贈り物にはしないことをおすすめします。
苗の選び方から増やし方まで、アイリスの基本的な育て方をご紹介します。ここでは、ジャーマンアイリスなどの育てやすいものを中心に解説します。
球根は春と秋に出回ります。持ったときにずっしりとした、キズのないものを選びましょう。すでに葉が出ている苗を選ぶ時は、葉が鮮やかで変色がなく、四方にしっかり茂っているものをおすすめします。虫食いの跡があったり、害虫がすでについていたりするものも避けましょう。白い粉やカビが見えているものも病気の可能性が高いため、選ばないほうが無難です。
球根は春~初夏にかけて、植え付けます。株が大きくなるので、鉢植えの場合は7号以上の鉢に1球がよいでしょう。根の跡があるところが土の中に入るよう、必ず球根の上半分ほどが見えているよう植えつけます。鉢植えの場合は草花用培養土か赤玉土6:腐葉土4などの配合用土を使います。地植えの場合は、植え場所に腐葉土や牛ふん堆肥などの有機質をすき込み、やや高植えになるよう植えつけます。
鉢植えは土がしっかり乾いてから水を与えます。庭植えは植えつけ間もないときは土の表面が乾いたら水を与えますが、生育が始まったら水やりは必要ありません。
アイリスの仲間のカキツバタやハナショウブはとても水を好む植物です。カキツバタは水鉢などに鉢ごと沈めて栽培します。ハナショウブは8つの表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、蕾が上がってきたら水を溜めた受け皿に腰水にして水が切れないようにします。
3月と9月に緩効性化成肥料か固形油かすを与えます。カキツバタは9月に緩効性化成肥料を、株元に埋め込んで与えます。
しぼんだ花は随時花首で摘み取り、全ての花が咲き終わったら花茎をつけ根で切って花がら摘みをします。
鉢が一杯になるほど根が張っているようであれば、9〜10月に植えかえを行います。アイリスの仲間は株がよく増えるので2〜3年に一度は植えかえをした方がよく花が咲きます。同時に、塊根を切り分けて株分けもできます。
アイリスの仲間のうち、ジャーマンアイリスやダッチアイリスは地中海原産の種を元に品種改良をされてきました。もともと高温期に雨が降らない地域で育つ植物なため、日本の高温多湿な夏は苦手。高温期に雨に当たると塊根が腐ってしまうことがあるので、鉢植えは、梅雨入り以降は雨が当たらない場所に置いておくのがおすすめです。最高気温が30℃を超える時期は、なるべく日に当てつつも、雨にあまり当たらないように注意しましょう。
庭植えの場合は、できるだけ高植えにしたり、傾斜した場所に植え、塊根が過湿にならないようにしましょう。
アイリスを育てるうえで知っておきたい2つのポイントを解説します。
アイリスは涼しく乾燥した気候を好むため、できるだけ水はけよく蒸れに注意して管理することがコツです。地植えの場合は基本的に水やりをせず、鉢植えの場合は表面が乾いたらたっぷりと水をやりましょう。
アイリスは、株の付け根部分が腐って枯れる軟腐病にかかりやすいです。高温多湿を避け、水はけを良くし、株元のゴミをまめにとって通気性を確保してください。
また、ヨトウムシやアブラムシの被害を受けることがあります。ヨトウムシは見つけたら即駆除、アブラムシは薬剤散布で予防しましょう。
ジャーマンアイリスなどはとても丈夫で、増えすぎるくらい増えてしまうので、初めて植物を育てる人でも簡単に花を咲かせることができます。暑い時期に過湿にしないというポイントさえ押さえておけば、きっと花を楽しめるはず。ぜひ、育てててくださいね。
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