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花菖蒲の特徴・適した環境・育て方を紹介!栽培の際に注意するポイントも解説

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

鮮やかな色彩と華やかな見た目から植物園などでも人気の高い花菖蒲は、家庭でも栽培が可能です。この記事では、花菖蒲の特徴や種類、栽培に適した環境や育て方などについて詳しく解説します。

栽培するときの注意点などもあわせて解説するので、花菖蒲を家庭で栽培したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

花菖蒲はどんな花?

花菖蒲はどんな花?

花菖蒲は、アヤメ科アヤメ属の多年草です。開花時期は6月頃となっており、花の形の種類が多いことでも有名です。三英咲きや六英咲き、八重咲というように、さまざまな形の花を咲かせます。

模様や色の種類が非常に多いことも特徴の1つです。色・模様などの組みあわせも含めれば、なんと5,000種類以上と、膨大な数のパターンがあります。

花菖蒲は、古典園芸植物の1つとしても広く知られています。古典園芸植物とは江戸時代に日本で育種・改良された植物で、日本独自の発展を遂げているのが特徴です。花菖蒲は「アヤメ」とも呼ばれています。

菖蒲湯などに利用される、菖蒲と混同する人もいますが、菖蒲はショウブ科の植物で花菖蒲とはまったくの別物です。

花菖蒲の特徴

花菖蒲の特徴

花菖蒲は、耐寒性と耐暑性に優れており、夏は暑く冬は寒いという日本でも問題なく栽培できる花だといえます。落葉性の花で、時期がくると葉が落ちます。

耐陰性は弱いため、日差しがあり乾燥しすぎない環境であれば場所を選ばず育てられます。夏場や冬場にも特別な対策が必要ないため、初心者でも育てやすい花だといえるでしょう。

花菖蒲は6つに分類される

花菖蒲は6つに分類される

花菖蒲は6つの種類に分類されます。「江戸系」「伊勢系」「肥後系」「長井古種」「外国系」「自然変種系」の6品種です。それぞれに特徴や花の形などがことなります。ここでは、6つの品種について詳しく解説します。

【分類その1】江戸系

江戸系は、特に江戸時代に盛んに栽培されていた品種です。日本の栽培品種の基礎になったともいわれており、品種改良も盛んに行われています。1920年頃までに約300品種と、数多くの品種が発表されています。

江戸系は茎がまっすぐで丈夫という特徴があるため、地植え向きの品種が多く、庭で育てるのに向いているでしょう。また、群生させることでより華やかさが増すため、家庭での栽培だけでなく植物園や公園などでの栽培も向いています。

【分類その2】伊勢系

江戸時代の紀州藩、現在の三重県松阪市で栽培、品種改良された花菖蒲です。室内鑑賞向けとして栽培されており、鉢植えでの栽培に向いている品種が多いです。そのため、家の中で花菖蒲を育てたい人にはよいでしょう。

紀州藩士の「吉井定五郎」によって品種改良された品種で、花菖蒲同様古典園芸植物の「伊勢ギク」「伊勢ナデシコ」とあわせて伊勢3花とも呼ばれています。

1952年に三重県の指定天然記念物として指定された、「イセショウブ」が全国的にも有名です。花びらが大きく垂れているのが特徴で、花の形は三英花(花びらが3枚)のものが多いようです。

【分類その3】肥後系

肥後系とは、江戸時代の肥後隈本藩、現在の熊本県で栽培、品種改良されてきた品種で、肥後六花の1つとして知られています。室内鑑賞向けとして品種改良されており、鉢植えでの栽培が適しているものが多くなっています。

花の形は、六英花(花びらが6枚)のものが多く、ボリューム感があり豪華な見た目が特徴です。

【分類その4】長井古種

長井古種は、山形県長井市で栽培されてきた品種です。花菖蒲は江戸時代後期から盛んに品種改良されてきましたが、長井古種は品種改良の影響を受けておらず、江戸中期以前の原種の特徴が強く残っています。

長井古種は2021年6月時点で34種確認されていますが、そのうち13種は長井市指定天然記念物として指定されています。

【分類その5】外国系

外国系とは、その名のとおり日本国内ではなく海外で栽培、品種改良された品種です。主にアメリカで育種が進んでおり、さまざまな品種が生み出されています。外国系の特徴や独特の色彩やボリューム感があることです。

日本の花菖蒲ではみられないような色彩やボリュームがあり華やかなため、観賞用としても人気があります。

【分類その6】自然変異系

自然変異系とは、自然交配していく中で変異していった品種を指します。自然変異系として知名度が高い品種は「キハナショウブ」です。「キショウブ」から変異した品種で、キショウブよりも色は淡いのが特徴です。

また、黄色花である「愛知の輝き」という品種の花菖蒲も、自然変異系として知名度が高くなっています。

花菖蒲を栽培するのに適した環境

花菖蒲を栽培するのに適した環境

花菖蒲は初心者でも育てやすい植物です。しかし、栽培するには適した環境を整えてあげる必要があります。花菖蒲はどのような環境で栽培すればよいのでしょうか。ここでは、栽培に適した場所や気温、用土などについて詳しく解説します。

花菖蒲の栽培に適した場所

花菖蒲は、耐陰性があまり高くなく、日光を好むという性質があります。そのため、できるだけ日当たりのよい場所を選ぶとよいでしょう。

花菖蒲は日当たりがよい場所であれば、それほど神経質にならなくても育てられる植物です。極端に乾燥するようなことがなければ、そこまで場所を選ばなくても栽培できます。

花菖蒲の栽培に適した気温

花菖蒲は、古典園芸植物として知られており、日本では江戸時代から育種・品種改良されてきました。日本で長く栽培されてきた植物のため、日本の気候に適していて、特別な対策をしなくても育てやすくなっています。

耐寒性はもちろんのこと、耐暑性にも優れているため、日本国内のどこでも比較的育てやすい植物だといえるでしょう。

花菖蒲を栽培するのに適した用土

花菖蒲を栽培する際には、保水性と排水性のバランスのよい土を選びましょう。基本的には、一般的な草花用の培養土を選べば問題ありません。花菖蒲は弱酸性を好むため、石灰などを混ぜてもよいでしょう。

植え付けるときにはあまり肥料を混ぜないようにし、しっかりと根付いてから肥料を与えたほうが育ちやすくなります。

花菖蒲の育て方

花菖蒲の育て方

花菖蒲は育てやすい植物ではありますが、育て方を間違えてしまうと花が付きにくくなったり、うまく成長しなかったりします。そのため、育成方法をしっかりと把握しましょう。

ここでは、花菖蒲の詳しい育て方について解説します。

水やりの方法

花菖蒲は、水分を好むという特性があります。極端に乾燥した環境は適しておらず、水やりが十分でないと花がキレイに咲かない、もしくは咲いてもすぐにしぼんでしまいます。

そのため、3月頃からは、土が乾かないように水やりを継続しましょう。3月は花菖蒲の発芽期です。この期間に水やりが不足していると花が咲きにくくなります。

花が咲いている時期も、たっぷりと水を与えます。冬場の頻繁な水やりは必要ありません。土の表面が乾燥してきたら水を与える程度で良いでしょう。

肥料のやり方

花菖蒲は、年に3回肥料を与えます。タイミングとしては、芽が出る前・開花した後・9~10月です。肥料を与える際には、効果が長く続くタイプの緩効性化成肥料、もしくは油かすなどが適しています。

特に、9~10月は花菖蒲が株を太くする時期です。そのため、この時期に肥料を与えることで株が太り、丈夫に育ちやすくなって翌年の花付きがよくなります。また、前述したように植え付け段階では、肥料は必要ありません。

肥料は少ないほうが根が付きやすくなるため、しっかりと根付いたタイミングで肥料を与えるようにしましょう。

植え替え・鉢かえの方法

花菖蒲は連作を嫌う植物で、ずっと同じ場所や用土で育てていると、連作障害を起こしてしまいます。連作障害とは生育が衰えてしまったり、実や花の数が少なくなったりする現象です。

花菖蒲の場合は、株が成長しなくなってしまうため、定期的に植え替え、もしくは鉢かえを行いましょう。鉢植えの場合には、開花した後は毎年鉢かえをします。地植えの場合には、2~3年ぐらいのペースで植え替えしましょう。

植え替えや鉢かえは、開花後の7月上旬ごろに行うのが適しています。

花菖蒲を育てる際の注意点

花菖蒲を育てる際の注意点

花菖蒲を育てるときには、注意したいポイントもあります。注意したいポイントは、「花がらを摘み取る」「害虫に注意する」の2点です。具体的にはどのようなことに注意をすればいいのか、以下で詳しく解説します。

花がらを摘み取る

花菖蒲の花が咲き終わった後は、花がらは必ず摘み取りましょう。花がらを摘み取ることによって、2番花が咲きやすくなります。また、花がらがついたままだと、種を作ろうとして栄養が種に集中してしまいます。

花がらは摘み取ってしまって構いませんが、葉は栄養素が貯蔵されているため刈り取らないように注意しましょう。

害虫に注意する

花菖蒲を栽培する際には、害虫に気を付けましょう。花菖蒲につきやすい害虫としては、ヨトウムシやメイガが挙げられます。これらは、5~6月頃に発生するケースが多いため、気を付けて観察しましょう。

ヨトウムシは、浸透移行性剤などで予防できます。浸透移行性剤は長期間効果が持続するため、扱いやすい殺虫剤だといえます。メイガについては幼虫をみつけたら、捕獲して駆除します。こまめに花菖蒲の様子をみて、幼虫がついていないかチェックしましょう。

まとめ

花菖蒲は、江戸時代から育種・品種改良されてきた古典園芸植物の1つです。日本の気候に適しており、耐寒性・耐暑性に優れているため、育てやすい植物だといえるでしょう。品種も豊富で、自分好みの花菖蒲が育てられます。

株式会社カインズでは、花菖蒲の栽培に適した用土や肥料などを多数取り扱っています。

ホームセンター売上No.1を誇っており、オリジナル商品の取り扱いも豊富です。花菖蒲を育てたいと思っているのなら、利用してみてはいかがでしょうか。

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