潮干狩り歴70年の超人から潮干狩りに必要な持ち物、時期、場所、注意ポイントを超伝授された
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夏は枝葉が生い茂る季節ですが、色とりどりの花が咲く時期でもあります。この記事では、夏に向けて花を育てたい人や、庭を夏の花で埋め尽くしてガーデニングを楽しみたいという人に向けて、6~8月に咲く夏の花を紹介します。また、ガーデニングにおすすめの夏の花や、それぞれの花の特徴、育てる際のコツも参考にご覧ください。
夏の花は、本来どのような気候の地域に適しているのかで、特徴が異なります。たとえば、アジアやアメリカ、太平洋・インド洋に面しているなどの熱帯地域や亜熱帯地域の原産の花は、暑さに強い傾向があります。一方、北アフリカ原産の花は、強い日差しや乾燥にも強いです。
夏の花は、主に6月・7月・8月の3つの時期に咲く種類で分けることができます。それぞれの時期を代表する花を紹介します。
アジサイは、6~9月上旬頃に咲く花で、土壌の酸度で花の色が変化します。白い花が大きな房になって咲くことで人気のアメリカアジサイ(アメリカノリノキ)の'アナベル’は6~7月頃に咲きます。キキョウ(桔梗)は6~10月頃に開花し、日本に自生する植物だけに、高温多湿の日本の気候風土でもよく育ちます。ダリアは6月中旬~7月頃と秋に咲く花で、さまざまな色や大きさの品種から選ぶ選ぶのも楽しい花です。
ハナショウブは6~7月中旬頃に、アヤメに似た花を咲かせます。ユリは5月下旬~7月頃に咲き、アレンジメントにも用いられる花です。クチナシは6~8月頃に咲く花で、地植えにすればほとんど手間がかかりません。
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夏といえば、ヒマワリを想像する人も多いでしょう。ヒマワリは7~9月頃に咲き、初心者でも育てやすい花です。アサガオは子どもから大人まで慣れ親しむ花で、開花時期は7月中旬~10月上旬頃です。ケイトウは7~11月頃にニワトリのトサカのような花を咲かせます。ゲッカビジンは7~11月頃に夕方から咲き始め、朝にはつぼんでしまいます。
スイレンは池や水鉢で栽培する花で、開花時期は5月中旬~10月頃です。ノウゼンカズラは7~8月頃にオレンジや黄色などの花を咲かせます。ハイビスカスは5~10月頃に咲く南国の花です。
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サルスベリは7~9月頃に咲く花で、ヒラヒラとしたヒダのような花びらが特徴的です。ペチュニアは秋まで開花し、庭やベランダでも栽培できます。アスターの開花時期は8~11月頃で、暑さや寒さにも強い花です。コスモスは秋を代表する花ですが、6~11月頃まで長い期間開花します。
フヨウの開花時期は8~10月頃で、ピンクもしくは白の大ぶりの花を咲かせます。ノリウツギは7~9月頃に咲く花で、アジサイ科の低木樹です。ルリマツリの開花時期は5~10月頃で、爽やかなブルーや白の花を咲かせます。
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ここでは、ガーデニングに適している20種類の夏の花を一挙に紹介します。合わせて詳しい育て方の記事も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※気になる花の写真をクリックすると、該当の項目にジャンプできます。
開花時期:6~10月頃
ペンタスは星形のような咲き方が特徴的で、白やピンクなどの小花が密集して咲きます。名前は、ギリシャ語の「5」に由来しています。です。夏場の寄せ植えにおすすめです。日当たりのよい場所でよく育ちますが、30℃を超えるような猛暑の時期は、終日日に当てていると葉が傷むことがあるので、この時期は午後からは日が当たらない場所で育てましょう。
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開花時期:7月中旬~10月上旬頃
アサガオは夏を代表する花で、子どもの頃に観察日記をつけたという人も多いでしょう。ツルが伸びるタイプの品種の場合、緑のカーテンのように栽培できます。鉢植えであれば、子どもでも簡単に育てられます。夏場は気温が低い時間帯に1日2度水やりをしましょう。アサガオは夏至を過ぎて昼間の時間が短くなるのを感じて花が咲き始める性質があります。日没後も室内の明るい光が当たっている場所に置いていると花が咲きにくくなることがあるので、なかなか花が咲かないようであれば、日没後はあまり光が当たらない場所に移動させましょう。新聞の文字が読めないくらいの明るさが目安です。
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開花時期:5~10月頃
マンデビラは、緑のカーテンとしても活用されている花で、ピンクや赤の花が咲く品種が多いですが、中には花色が白からピンクに変化するものもあります。花つきをよくするには、12時間以上の日光浴ができる日当たりのよい場所で育てましょう。
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開花時期:3~11月頃
ペチュニアは、八重咲きや小ぶりな花がたくさん咲くなどの多様な品種がある花です。新品種も登場しており、花が雨などに濡れても傷みにくい品種もあります。やや小ぶりの花が咲くカリブラコアも育て方はほぼ同じです。流通している品種はどれもよく咲くものばかり。そのため、2週間に1回は水やり代わりに液体肥料を与えて養分補給をしてあげましょう。大きな花笠雲のは、咲き終わった花が葉について、そこからカビなどが発生することがあるので、気づいたら取り除いたり、花がらを切り取りましょう。そろそろ梅雨入りするという時期になったら、株を半分の高さに切り戻すと、高温多湿期の蒸れで株が傷むのを避けられると同時に、わき芽が多くなって花数が増えます。
開花時期:5~11月頃
ニチニチソウは、白や赤、ピンクの花が咲きます。近年は小花が咲くタイプや花弁が細いタイプ、花弁にフリンジが入るものなど、バリエーションも増加中。つややかで濃い緑の葉もイキイキして美しいです。夏の直射日光や乾燥にも強いため、ガーデニング初心者でも育てやすい花として人気があります。
開花時期:5~11月上旬頃
ジニアは、猛暑の時期にもカラーバリエーションが豊かな花を咲かせる、夏の花壇の代表選手です。初夏から夏を経て、秋まで花が次々に咲くことから「百日草(ヒャクニチソウ)」とも呼ばれています。雨による泥はねで病気が発生することがあるので、庭植えは株元にバークチップなどを敷き詰めたり、鉢植えであれば軒下に取り込むなどしておくとよいでしょう。
開花時期:7~10月頃
ヒマワリは、いわずと知れた夏の風物詩で、数百、数千と咲き誇るヒマワリ畑の景色は圧巻です。ヒマワリの種は嫌光性のため、種まきをする際は忘れずに土をかぶせるようにしましょう。肥沃な土でよく育つので、庭植え鉢植えともに、用土に2割ほど牛ふん堆肥を混ぜ込むのがおすすめです。
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開花時期:5月下旬~8月上旬頃
アガパンサスは、長い茎の先端に、青紫や白の花が丸い房状に咲く花です。スッと立つ茎の上に花が咲く姿は凛々しく、初夏の庭にぴったり。凛とした立ち姿は気品に満ちています。どのような環境下でも花を咲かせる丈夫な性質のため、ガーデニング初心者でも育てることができます。
開花時期:5~11月頃
センニチコウ(千日紅)は、緑の葉と苞(ほう)と呼ばれる花びらのように色づいた葉が印象的な植物です。ドライフラワーにしても色があせにくく、長い間飾っておけることから「千日紅」と呼ばれています。夏場は朝と夕方の1日2回水やりをしましょう。センニチコウとして流通しているものの多くは一年草ですが、'ファイヤーワークス'、’ストロベリーフィールズ'など品種は凍らない環境であれば何年も育てることができます。
開花時期は5~11月頃
インパチェンスは日陰でも咲きますが、春と秋はある程度日が当たる場所の方が花付きがよくなります。ピンクや白、オレンジなどの美しい色の花を咲かせ、一重のほか八重の品種もありますが、八重咲きは雨に当たると花が傷むので、軒下などで育てましょう。ホウセンカの仲間で、「アフリカホウセンカ」の異名をもちます。乾燥に弱いため、表面の土が乾く前に水やりをする必要があります。
開花時期:5~11月
サルビアは、約5,000以上の品種をもち、英名では「セージ」と呼ばれているハーブの一種です。つぼ型の小さな花が茎の上部に密集して咲く特徴があります。日当たりや水はけ、風通しのよい場所を好みます。水切れになると、葉が落ちやすくなるため、表面の土が乾く前に水を与えましょう。よく花壇に植えられている赤い花を咲かせるサルビア・スプレンデンス(上写真参照)は一年草ですが、多年草として栽培出来るものもたくさんあり、花色も白、紫、黄色などもあります。
開花時期:5~10月頃
ブーゲンビレアは、ハイビスカスと同じ南国の花で、葉のつけ根部分にピンクや赤、黄色などの花をつけます。暑い時期に次々と花を咲かせてくれる花です。なかには、枝がピンクに色づく品種もあります。です。ブーゲンビレアは水はけ、風通しのよい場所を好むため、土に赤玉土を混ぜて水はけのよい土壌に整えましょう。霜に当たらなければ冬越しできるので、関東より西の大都市圏では庭植えで育てられているブーゲンビレアを見かけることがあります。霜が降りる地方では鉢植えにして、霜が降りる時期は室内に取り込みます。
開花時期:4~10月頃
ガザニアは、黄色の花びらの中央が花芯から外側に向かって濃淡に色づくユニークな見た目をもつ花で、小さめのヒマワリのようにも見えます。とても日光を好む植物で、真夏に終日直射日光に当たっても平気な夏の花です。日当たりの悪い場所だと花つきが悪くなります。温暖な地域ではよく根が張っていれば、庭植えで冬越し可能です。
開花時期:5月下旬~7月頃
ユリはアレンジメントのメインを飾る見栄えのよい花で、大輪の花は優雅で気品に満ちた印象を与えます。ユリの球根は暑さが苦手なため、直射日光が当たりにくい場所や日陰の涼しい場所に植えましょう。地植えするタイミングで水をたっぷりと与え、普段は土が乾いたときに水やりをします。雄しべの先端の花粉が衣服についたときは、ガムテープなどを使うと簡単にとることができます。
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ユリ(百合)の花言葉は?特徴・種類・育て方もわかりやすく解説
開花時期:5~11月頃
マリーゴールドは、黄色やオレンジなどの色あざやかな色の花が特徴のキク科の一種です。ギザギザとしたユニークな葉の形に独特な香りがあります。です。日当たりや風通しのよい場所での栽培に適しています。ゴールデンウィークごろから初秋まで長く花が楽しめる、花壇の強い味方。庭植えは植えつけ時の元肥だけで十分咲きますが、鉢植えは2週間に1回ほど液体肥料を与えるとたくさんの花を咲かせてくれます。病気の発生を避けるために花がらを取り除くのとともに、株が大きくなりすぎたら、草丈が半分ほどになるように切り戻すと病気予防と姿を整える効果があるのでおすすめです。
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開花時期:5~10月頃
トケイソウの仲間は、奇抜な色や形が印象的な熱帯植物の一種です。花を楽しむトケイソウのほかに、果樹として果実の収穫が楽しめる「パッションフルーツ(クダモノトケイソウ)」もこの仲間です。放射状に広がる花びらが、まるで時計のようであることから、「トケイソウ(時計草)」と呼ばれています。過湿にすると枯れることがあるので、土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。耐寒性が種類によってさまざまで、関東地方以西の平野部であれば庭植えで冬越しできるものもあります。
開花時期:5~10月頃
マツバボタンと同じスベリヒユ科スベリヒユ属(ポーチュラカ属)の植物です。マツバボタン同様、真夏の日なたでも元気に育って花を咲かせてくれます。花色はピンクやオレンジ、赤などがあり、横に広がるようにして育つ性質があります。ほとんど多肉植物のようなものなので、水はけが悪い場所や日当たりが悪い場所を避けて植えましょう。
開花時期:6~10月頃
アメリカンブルー(エボルブルス)は、花芯の白と花びらの淡い青のコントラストが夏らしい爽やかな印象を与えるヒルガオ科の花です。種は市販されていないため、基本的に苗を入手して地植えか鉢植えで栽培します。鉢植えにする場合は、苗より一回りサイズが大きい鉢を使用し、水はけをよくしましょう。温暖地では霜が当たらない場所であれば冬越しできますが、冷涼地では鉢植えにして冬は室内に取り込むか、一年草として楽しみます。
開花時期:7~11月頃
ケイトウは、花姿がニワトリのトサカに似ていることから、「ケイトウ(鶏頭)」との名がつきました。以前はその名の通り、トサカケイトウと呼ばれるケイトウが多かったのですが、最近は穂のような花が咲く「羽毛ケイトウ」の小型の品種が多く流通しています。暑さに強いため、日当たりのよい場所に植え、夕方などの涼しい時間に水やりをしましょう。小型の品種はまとめて数株植えても見栄えがするほか、ビビッドな色合いを活かして寄せ植えにするのもおすすめです。
トレニアは、紫や赤、ピンクなどのさまざまな色の花を咲かせる熱帯地域が原産の花です。夏の暑さにも負けないため、ガーデニングの初心者にもおすすめできます。開花時期は4~11月頃です。乾燥に弱いため、土が乾く前に水を与えます。また、肥料切れにならないよう、2週間に1回ほど液体肥料を与えましょう。
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トレニアの育て方とは?育てる場所選びや水やりのコツ、肥料の与え方などについて解説【カインズ花図鑑】
夏は土が乾きやすいので、乾燥に強くて水やりが頻繁に必要ないものが育てやすいでしょう。肥料があまり必要ないものもありますが、続けて花を咲かせるためには定期的に肥料を与える必要があるものもあります。真夏に濃い肥料を与えるのはあまりよくないのと、肥料のコントロールをしやすいので、与えるのであれば1000倍くらいに薄めた液体肥料を与えるのがおすすめです。
夏に咲く花は、バリエーションが豊かで、さまざまな特徴をもつ種類が多いです。熱帯地域が原産の品種を選ぶことで、夏の強い日差しにも負けない花を育てられます。上述した花の特徴や育て方のポイントを参考にして、夏の庭をカラフルな花で飾りましょう。 株式会社カインズの「公式通販・オンラインショップ」では、オリジナル商品の取扱いが豊富で、ガーデニングや園芸作業に必要なアイテムが、ボタン一つでそろいます。園芸用品や土、肥料、ホースなどをまとめて購入したい人にもおすすめです。