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牡丹の花の育て方を解説! 特徴や栽培の注意点・芍薬との見分け方も紹介

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

大ぶりの美しい花を咲かせる牡丹は、園芸家からの人気が高い植物です。見栄えのよい牡丹の花を楽しむには、日常的な世話から摘芽、剪定までポイントを押さえる必要があります。

この記事では、牡丹の花を栽培したい人に向け、花の特徴や育て方を紹介します。間違われがちな芍薬との区別も紹介するため、参考にしてください。

牡丹の花の特徴

ピンク色の牡丹の花

牡丹(学名:Paeonia suffruticosa 英名:Tree peony)はボタン科ボタン属で、庭木や切り花としてよく見られる植物です。

牡丹には、ナトリグサ・富貴草・二十日草など多くの別名があります。「花の王様」の称号もあり、人々に愛されている様子がうかがえます。

園芸種の牡丹は、1~1.5mほどの低木です。庭に植えると、1階からでも木の全体を視界に収められます。牡丹は耐寒性が強い一方、耐暑性が劣るため、暑さ対策をしつつ育てましょう。

牡丹の花の種類

さまざまな種類の牡丹の花

牡丹には「春牡丹」と「寒牡丹」があります。春牡丹は、寒牡丹よりも大ぶりな花を咲かせる品種です。また、春牡丹の開花期は春ですが、寒牡丹の開花期は晩秋から冬です。

「冬牡丹」というものもありますが、冬牡丹は品種ではありません。冬牡丹は、温度管理された環境で栽培された春牡丹を指します。冬牡丹は冬に花を咲かせるよう、人工的に開花期が調整されています。

牡丹の花を育てるのに適した環境

外で咲いているピンクの牡丹

牡丹は、日当たりと風通しのよい場所を好みます。春や秋は十分に光を浴びられる環境で育ててください。ただし、牡丹は耐暑性が弱いため、夏場は西日対策をしましょう。

一般的には、ほかの庭木で日を遮る、東向きの傾斜地に植えるなどの対策が採用されています。牡丹は水はけのよい土壌を好むことから、粘土状の土は耕しましょう。

栄養分を混ぜ込むと、苗がよく成長します。鉢植えの場合は、赤玉土小粒と腐葉土を混合した用土が適しています。

牡丹の花の育て方

牡丹の花が入った園芸用品

牡丹の基本的な育て方に関し、種まきや植え付け、水やりや肥料のやり方などを詳しく紹介します。

水やり

庭植えの場合は、基本的に水やりは不要です。土が乾きやすい真夏のみ、気温が低い朝か夕方に水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、季節に応じて水やりの方法を変えます。3~5月は、葉や新芽の成長を促すため、しっかり水を与えます。4~9月も十分に水を与え、乾燥を防いでください。

牡丹は乾き気味の環境を好むため、頻繁に水を与える必要はありません。土の表面が乾いてからの水やりを心がけましょう。9月以降、落葉が始まった時点で水やりの頻度を減らします。

肥料のやり方

牡丹は肥料を好む植物です。株や葉の成長を促しきれいな花を咲かせるには、適切なタイミングでの追肥が欠かせません。

開花後の5月上旬~6月上旬には、開花で消費した栄養分を補うための追肥をします。9月下旬には根の活動が活発になるため、同じく追肥でサポートしましょう。

肥料の種類は、固形の発酵油かすや、緩効性化成肥料などがおすすめです。植え付け直後は、根や株がデリケートな状態です。追肥は控え、翌年の春から施してください。

種まきのやり方

牡丹の種を水に浸け、沈んだもののみを選別します。種まきの適期は9~10月頃です。種が乾燥すると発芽に時間がかかるため、種をまいてからは水を絶やさず、根気よく待ちましょう。

なお、種は咲き終わった花の鞘から回収できます。種から育てた牡丹が開花するには、3年以上もかかるといわれています。早く花を咲かせたい人は、苗から育てる方が無難です。

植え付けのやり方

苗を植え付ける手

牡丹の苗は、秋に植え付けます。穴を深めに掘り、堆肥や牛ふん、化成肥料を元肥として混ぜ込み、苗を植えます。

接ぎ木苗は、台木である芍薬(学名:Paeonia lactiflora 英名:Peony)に接ぎ木をした状態で販売されています。植える際は、接合部が地面から5cmほどの位置にくるように土を盛り、牡丹が発根するよう調整してください。

複数の苗を植える場合は、根の成長を妨げないように、間隔を1mほどキープしましょう。植え付けて初めてできた花芽は摘み取り、苗の成長を優先させてください。

夏越しと冬越しのやり方

夏越しは、根の乾燥と強い日差しを遮るため実施します。土の表面に水苔などをのせ、水分の蒸発を抑えましょう。日差しを遮る建物や庭木がなければ、傘や暖簾などで光を和らげます。

春牡丹の花つきをよくするには、冬の寒さが必要です。牡丹は寒さに強い植物ですが、凍結には気をつけましょう。凍結を避けるには、土の上に水苔や藁を敷きます。

また、牡丹は乾燥に強いため、秋から冬にかけては、ほとんど水やりをしなくても問題はありません。

牡丹の花の苗を選ぶときのポイント

成長途中の牡丹の苗

接ぎ木苗で、牡丹の品種がはっきりわかるものを選びましょう。台木の芍薬は、芽がなく、茎が太いものが適しています。

芍薬の芽を放置すると、牡丹を押しのけ芍薬が成長してしまいます。成長過程をよく観察し、芍薬の芽は速やかに取り除きましょう。

牡丹の鉢植えを購入する場合は、花芽が3つ以上出ているものを選んでください。葉の大きさや枚数も確認しましょう。

牡丹の花を育てるときの注意点

牡丹の花を嗅ぐ女性

健やかに株を育てきれいな花を咲かせるには、摘芽や剪定が必須です。植え替えの危険や、病気・害虫についても把握しておきましょう。

摘芽をする

大きく豪華な牡丹の花を咲かせるには、余分な花を取り除く必要があります。同じ方向を向いて咲く花のうち、もっとも育ちのよい花のみを残し、ほかの花は摘み取りましょう。

限られた栄養分を集中的に使えるため、見応えのある花を咲かせられます。摘み取った花は、切り花として使えます。

剪定が必要

牡丹の花を選定している手

牡丹の花は、毎年9月頃に剪定します。秋には葉が変色し落葉が始まるため、枝ぶりがわかりやすくなります。まず、枯れた葉はすべて落とし、枝だけの状態にしましょう。

その年に伸びた枝の付け根から、2~3芽より先の部分を切り落とします。台木から出た芽や、株の内側に伸びる枝も取り除きます。

植え替えは控える

牡丹の花は植え替えを嫌います。成長が思わしくないなどの場合を除き、植え替えは避けてください。牡丹は根の成長が遅く、植え替えると根の負担が大きくなり、枯れてしまう可能性があります。

植え替えのリスクを理解した上で、それでも植え替えたいときは、9~10月が適期です。なお、牡丹の寿命は長く、15年ほど1つの場所で成長を続けます。

病気や害虫に注意する

牡丹はうどんこ病・灰色かび病・黒斑病にかかりやすいため気をつけましょう。病気の予防には殺菌剤が有効です。5~9月の間に殺菌剤を散布してください。病気は広がるため、感染した部位はすぐに取り除きます。

牡丹につきがちな害虫は、カイガラムシやカミキリムシの幼虫、アブラムシです。見つけしだい駆除してください。いずれも殺虫剤を使えば早急に駆除可能です。

カミキリムシの幼虫は、幹に穴を開けて潜んでいる場合があるため、穴の中にも殺虫剤を使用してください。

牡丹の花と芍薬の花の違いと見分け方

芍薬の花

牡丹の花と芍薬の花は、非常に似ています。見分け方のポイントを紹介します。

つぼみの形が違う

牡丹も芍薬も大きな花を咲かせ、ふんわりと重なった花びらが持ち味です。2つの花の区別は困難ですが、つぼみに注目すると区別できます。牡丹のつぼみは球形です。

緑色の葉に包まれた状態では、部分的に尖った部分が見られます。つぼみがほころぶにつれ、先端が尖った状態になります。一方、芍薬のつぼみも球形ですが、牡丹のような突起はありません。

葉の形が違う

牡丹は薄く大きく広がった葉が特徴で、葉先に切れ込みが入っています。芍薬は、厚みとツヤがありなめらかなフォルムの葉を持ちます。

開花後は、葉の形で見分けると簡単です。つぼみや葉以外では、茎や枝で見分ける方法もあります。牡丹は茶色い茎で複数の分岐が見られます。一方、芍薬の茎は緑色で、分岐はありません。

香りが違う

牡丹の多くは香りが控えめで、強い香りを持つ品種は一部のみです。芍薬は濃厚な香りを放ち、バラに似た甘さが特徴です。

香りで比べる方法は難しく、主観的な判断に頼りがちになります。品種によっては、判断がつかないかもしれません。つぼみや葉など、外観から見分ける方が簡単といえます。

比喩として用いられたときの意味が違う

牡丹は、座った姿に例えられがちです。低木の幹から花をのぞかせる様子が、座っている様子を連想させるためです。一方、芍薬はすっと伸びた茎の先に大きな花を咲かせるため、立ち姿をイメージさせます。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言い回しは、牡丹と芍薬の外観をもとに生み出された比喩表現です。似たような花を咲かせる植物ながら、特徴をよく捉えた言い回しといえます。

まとめ

牡丹は、大きく豪華な花が人気の植物です。きれいな花を咲かせ株の成長を促すには、摘芽や剪定がポイントです。牡丹の成長はゆっくりで、根は育ちにくい傾向です。植え替えを避け、根気よく栽培しましょう。

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