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ストレリチア(極楽鳥花、ゴクラクチョウカ)は、彩りが豊かな花であるため、栽培すれば自宅や庭の雰囲気が明るくなります。
この記事では、ストレリチアを育てたい、もしくは栽培に興味があるという人に向けて、ストレリチアの概要などを解説しています。
また、ストレリチアの代表的な種類や育て方、栽培時のコツなどを解説しているため、栽培時の参考にしてください。
ストレリチアは南アフリカ原産の、ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属(ストレリチア属)の植物です。ゴクラクチョウはオーストラリアやニューギニアに生息するフウチョウ科の鳥ですが、カラフルで独特の形をした花その仲間の鳥に似ていることからゴクラクチョウカという和名がつけられています。英語圏ではBird of Paradise flower(plant)などと呼ばれ、海外でも人気の植物です。(バショウ科に分類されることもあります)
ストレリチアにはさまざまな種類があります。ここでは、主な種類を3つ紹介します。
ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)、ストレリチアの仲間の中でもっともポピュラーな種です。草丈は1mほどでこの仲間の中では比較的コンパクトに育てることができます。オレンジ色の部分は花を包む萼(がく)で、細長く青い部分が花弁になります。独特の花は切り花としても人気があり、フラワーアレンジメントでもよく利用される花です。長い葉茎の先に楕円状の葉をつけますが、葉全体が棒状になったジュンセア(ユンケア Strelitzia reginae var. juncea)という変種もあります。
ストレリチア・オーガスタは観葉植物として人気ですが、「オーガスタ」という名前で流通しているのは実際はほぼすべてストレリチア・ニコライ(Strelitzia nicolai)です。十分に生育すると草丈が10mほどにまでなります。花茎があまり伸びず、萼が白色でやや目立ちにくい花を咲かせる種です。
ストレリチアにはどのような花言葉があり、風水上ではどのような効果が期待できるのか、それぞれについて解説します。
ストレリチアの主な花言葉は、「輝かしい未来」や「気取った恋」です。「輝かしい未来」は、極楽鳥花の佇まいが、鳥の飛び立つ様子に似ていることに由来します。
「気取った恋」は、色彩豊かな花の色に歓喜する人々の様子を表しています。
丸みのある葉を空に向かって広げる極楽鳥花の姿から、仕事や人間関係の運気アップが期待されています。風水学では、極楽鳥花はリビングなどの人が集まる場所に置くとよいとされています。
ストレリチアは、切り花に活用される植物のなかでも高級品として扱われています。そのため、贈答品としても人気があります。
たとえば、恋人やパートナーへのプレゼント、特別な記念日の飾り花にもおすすめです。また、風水の運気アップにあやかり、開業や創業のお祝いとして贈られるケースも多いです。
ストレリチアを育てる際は、あらかじめ必要なものをそろえておくと、スムーズな植え付けができます。栽培時に必要になるものは、以下のとおりです。
そのほかにもガーデニング用の手袋や剪定バサミ、スコップや土入れも用意しておくとよいでしょう。
ここでは、ストレリチアが美しい花を咲かせる時期や、植え替えに適している時期について解説します。
ストレリチアの開花時期は、5~10月頃です。花茎の先端に2〜3輪の花が咲くので、終わった花は摘み取ります。花が咲き終わったら花茎をつけ根から切り取りましょう。
ストレリチアの植え替えに適している時期は、気温が高い5~9月頃です。ストレリチアは成長が早く、鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしやすい性質があります。根詰まりを起こすと生育が鈍ったり、花付きが悪くなったり、病気が発生しやすくなることも。できれば1~2年に一回は植えかえをするようにしましょう。
ストレリチアは根を傷めると生育が著しく停滞することがあります。鉢から根鉢を抜く場合は、丁寧に行いましょう。植え替える際は3〜7日ほど水やりを控え、土を乾燥させておくと根鉢がゆるめやすくなります。鉢と根、土がくっついている場合は、鉢の側面を叩いていくとよいでしょう。鉢を地面に数回軽く叩きつけると、根鉢が緩むことがあります。園芸用のヘラやいらないテーブルナイフ、フォークなどを根鉢と鉢の間に差し込んで、こじるようにするのも効果的です。
株を鉢から抜いたら、根を傷めないように軽く根鉢をほぐし、古い土を落とします。そのまま植え替える場合は一回り大きな鉢に植え替えます。株を軽くほぐして三株ほどつけて株分けする場合は、元の鉢を使ってもいいでしょう。
鉢底ネットと鉢底石を入れた鉢に軽く土を入れ、植えつけたときに土の表面が鉢の縁よりも3〜5cmほど低くなるように高さを調節します。高さが決まったら残りの土を入れていきます。植えつけられたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えます。鉢底から流れ出る水が、最初のうちは茶色をしていますが、透明になるまで何度もたっぷり与えましょう。水を与えて鉢土がへこむところがあったら土を足し、再度たっぷりと水を与えます。
ストレリチアを立派に育てるためには、栽培環境や日々のお手入れなども重要です。以下では、栽培時のコツを解説します。
ストレリチアは日当たりがよい場所を好みます。関東地方以西の平野部であれば戸外で冬越しができるので庭植えも可能です。庭植えする場合は、日当たりと水はけがよく、冬に風が吹き抜けない場所を選びましょう。ただ、それほど寒さに強いわけではないので、鉢植えであれば冬の間は室内に取り込んだ方が、株が傷む心配をする必要がありません。室内で冬越しをする場合は、日が当たる窓辺に置きましょう。
通年室内で育てることもできますが、日当たりが十分ではないと花つきが悪くなったり、葉が広がってだらしない株姿になることがあります。十分な日当たりがあると葉がピンと上を向いて立つので、葉が広がるようであれば日当たりを改善しましょう。
また、風通しが悪いと害虫が発生することがあるので、風通しがよい場所を選ぶことも重要です。人がよく通る場所は空気が動くので、そうした場所に置いておくのもよいでしょう。
水やりの際にも、いくつかポイントがあります。基本的に、生長期にあたる春から秋にかけては、表面の土が乾いたことを確認してから、たっぷりの水を与えるようにします。
寒くなる11〜3月は鉢土の表面がしっかり乾いてからさらに2〜3日ほど待ってから水を与えましょう。寒い時期は根から吸い上げる水の量が減り、土が乾きにくくなります。土が長く湿った状態で、あまり得意ではないか低温の環境に置かれると根が傷むことがあります。
盛んに生育する4〜10月に与えます。鉢土の表面にばらまくタイプのゆっくり効く粒状の固形肥料か液体肥料がよいでしょう。固形肥料は月に1回、液体肥料は月に2回ほど規定量を与えます。気温が低くなる11〜3月は肥料を与えません。
ストレリチアは比較的病害虫が少ない植物ですが、カイガラムシやハダニが発生することがあります。
カイガラムシは葉のつけ根などの隙間に、その名の通りの貝殻のような殻をかぶった虫がつきます。風通しのよい場所に置くと発生しにくいですが、発生したときは柔らかいブラシや綿棒などでこすり落としましょう。
ハダニは葉と葉の間にクモの巣のような糸を張り、害を受けると葉の表面がかすったようなダメージを受けます。乾燥していると発生しやすいため、室内に取り込んだ後に発生するほか、戸外でも軒下の雨が当たらない場所に置いておくと発生することがあります。発生してしまったら適用のあるスプレー式の薬剤などで駆除します。ホースやシャワーの水流で洗い流すのも効果的です。定期的に霧吹きで葉に水を与える「葉水(はみず)」を与えたり、水やりの際に株全体に水をかけるようにしていると発生を防ぐことができます。
極楽鳥花は、大きく生長した株ほど、花つきがよくなります。なので、生育期にしっかり肥料を与えて株を充実させることが重要です。
また、日光にしっかり当たっていると花付きもよくなるので、一年を通じてしっかり日に当てるようにしましょう。
日当たりと肥料をしっかり与えていても、根詰まりを起こすと生育が悪くなってしまうので、鉢の中に根が張って来たら忘れずに植えかえを起こすのも大事ですよ。
ストレリチアは、極楽鳥のように色鮮やかな花を咲かせる植物です。日光を好むため、日当たりと水はけのよい場所で元気に育ててあげましょう。
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