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フヨウ(芙蓉)の花を家でも楽しみたいと考えている人もいるでしょう。この記事では、芙蓉の花を育てたいと考えている人に向けて、芙蓉の特徴や種類、芙蓉の花を咲かせるための詳しい栽培方法などについて解説します。
芙蓉を家で楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。
フヨウは、学名Hibiscus mutabilis、英名cotton rosemallow 、cotton roseの落葉低木です。分類はアオイ科フヨウ属となります。
開花時期は8~10月頃で、樹高は最大2~3m程度になります。日本では室町時代から鑑賞されていた記録があり、歴史の深い花木ですが、もともとは中国原産だといわれています。
フヨウは夏を代表する花木の一つ。寒さにもやや強い半耐寒性で、関東地方以西の平野部であれば庭植えでも越冬可能です。ピンクや白色の大輪の花を咲かせ、華やかな印象があります。
朝に咲いた花は夕方にはしぼみますが、新しい花が次々に咲き開花時期が長いため、長期間楽しめる花です。
フヨウの学名mutabilisは、英語「mutable(変化しやすい)」が語源となっており、花の色が時間によって変わるという特徴から名付けられました。
フヨウの主な種類としては4つです。ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。
スイフヨウ(学名:Hibiscus mutabilis cv. vercicolor 英名:Cotton rose)は、フヨウの変種で、8~9月頃に八重咲の花を咲かせます。
朝には白かった花が夕方になるにつれてピンク色になる様子が、酔っぱらって顔が赤くなっていく姿に似ているため、「酔」という字がついた名前が付けられています。花の色が移り変わっていくという特徴から、花言葉は「心変わり」です。
草芙蓉(学名:Hibiscus moscheutos 英名:Swamp rose mallow、Rose mallow)は、北アメリカ原産の芙蓉の近縁種です。
樹木(木本)ではなく草花(草本)に分類されているため、草芙蓉と名付けられています。7~9月頃に10~30cmという大きな花を咲かせる芙蓉で、とても見応えがあります。花言葉は「華やかな生活」です。
ヤノネボンテンカ(学名:Pavonia hastata 英名:Pink pavonia, Swamp mallow)は、アメリカ原産のアオイ科の花木です。
葉っぱの形が矢のような形をしているため、矢の根梵天花という名前が付けられていますが、タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)とも呼ばれています。樹高が50~200cmと通常のフヨウより低めという点が特徴的です。花言葉は「慎重・繊細な美しさ」です。
ウナズキヒメフヨウ(学名:Malvaviscus arboreus var. mexicanus 英名:Sleeping Hibiscus)は、メキシコ・コロンビア原産のアオイ科の常緑低木です。
成長するにつれて蕾が下を向いていくため、頷き姫芙蓉と名付けられました。花色は主に赤ですが白やピンクもあります。ただし、花びらは開くことはないため、蕾の状態を楽しみましょう。花言葉は「優しい感受性」です。
フヨウの花にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、芙蓉の花の特徴や開花時期、花言葉などを解説します。
フヨウの花は10cm程度と大ぶりで、花色はピンクや白です。日本における美の象徴ともされており、日本を代表する山である富士山にも「芙蓉峰」という雅号が付けられています。
そのほかにも、美しい顔の喩えとして使われる「芙蓉(フヨウ)のかんばせ」。昔から、美しさを表す言葉として芙蓉はよく使われていたことがわかります。
開花期は8月~10月頃です。朝咲いて夕方萎むため、1つ1つの花の寿命は長くありませんが花が次々に咲きます。また、開花期が長いのも特徴。夏いっぱいは咲き続けるため、長く美しい花を楽しめます。
フヨウの花言葉は、花の美しさを表したものと、何度も花を咲かせる特性を表したものの2種類にわけられます。美しさを表す花言葉は「繊細な美」「しとやかな美人」「妖艶」などで、花の特性からきたものは「幸せの再来」「富貴」などです。
フヨウは、秋頃気温が下がってくると花は咲かなくなりますが、冬の季語でもある「枯れ芙蓉」といった実の状態を楽しめるようになります。
フヨウの花が終わると、丸くてふわふわとした綿毛のようなものに包まれた実がなります。芙蓉の実は茎ごとカットしてドライフラワーにし、リース素材としても活用可能です。
芙蓉と花が似ている植物について解説します。
ハイビスカス(学名:Hibiscus 英名:Hibiscus)は熱帯花木の1種で、和名を仏桑花(ブッソウゲ)といいます。花言葉は「新しい恋」です。
花の色の種類が多く、赤色や黄色、オレンジや白、ピンクなど鮮やかな原色が特徴的です。フヨウの花同様に、花は1日で散ってしまいます。フヨウの花と非常に似ていますが、花色や雄しべ・雌しべの色に違いがみられます。
フヨウは雄しべや雌しべに色はありませんが、ハイビスカスはそこにも鮮やかな色が付いています。
木槿(学名:Hibiscus 英名:Rose of sharon,Mallow roseなど)は、フヨウ同様に夏を代表する花として知られており、花の見た目も芙蓉によく似ています。花言葉は「信念」です。
平安時代以前に日本にやってきて、庭木や生垣として親しまれています。白や赤、ピンクや紫色などの大ぶりな花を次々と咲かせ、華やかな印象の花でしょう。
フヨウの葉は花と同じぐらいの大きさなのに対して、ムクゲの葉は小さめです。また、雄しべが真っ直ぐに付いているのもフヨウとは異なる点でしょう。
フヨウの花を咲かせるには、以下のようなポイントを押さえて栽培しましょう。
フヨウの植え付けは3月下旬~5月下旬頃に行いましょう。フヨウは成長すると2~3mほどと大きくなるため、鉢植えではなく地植えのほうが向いています。
水はけのよい土壌を好み乾燥を嫌うため、用土は腐葉土や完熟堆肥などを混合するとよいでしょう。株を植えつける際には、土を埋め戻した後にたっぷりの水を与えながら、株の周囲がぬかるんでいるうちに株を揺すって根と土をなじませます。
植え付けてからしばらくは、土の表面が乾いたら水を与えましょう。また、植えつけから1年ほどは、葉が萎れるようであればやはり水を与えます。根づいてしまえば、基本的に水やりは必要ありません。
フヨウは、特に肥料等は必要ありません。ただし、花付きをよくしたい場合は、春に芽が動き出したころに肥料を与えてもよいでしょう。株元から50cmほど離れたところを深さ10cmほど耕し、緩効性の固形肥料を土に混ぜ込んで与えます。肥料は有機でも化成でも構いません。与え過ぎに注意し、基本料の半分から3分の1程度の緩効性化成肥料を施すようにしてください。
フヨウは春先に花芽をつくるため、剪定は芽が動き出す前に済ませておきましょう。タイミングが遅れると花が付きにくくなります。幹にも日光が当たるように剪定しておくと、枝と芽の数が増えて、花もたくさん咲くようになります。
越冬させる場合には、15~20cmの高さまで切り戻します。フヨウは何度も気温が0度以下になる環境だと枯れてしまうことがあります。0℃を下回る気温がたびたび訪れるようであれば、短く切り詰めた株の上に腐葉土や落ち葉をかぶせるマルチングをして防寒対策を取りましょう。
フヨウの栽培方法に適した時期は以下のとおりです。
植え付け | 3月下旬~5月下旬 |
肥料 | 7月~9月頃 |
開花 | 8~10月頃 |
剪定 | 落葉期(2~3月頃) |
それぞれの適期を意識して、栽培すると花が付きやすくなります。
フヨウの花は夏を代表する美しい花です。次々に花を咲かせて花期も長いため、長期間美しい花を楽しめます。こまめな水やりや肥料なども必要なく、ガーデニング初心者でも育てやすいでしょう。あまり株を大きくしたくないときは春に芽が動く前に剪定を行い、肥料を与えるなら、同じタイミングに与えてしまえば手入れが年に一度で済みます。
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