メダカが喜ぶ光合成細菌! 品種改良メダカの老舗「静楽庵」に聞いたおすすめの使い方と培養方法
リンクをコピーしました
アイリスは日本を含む東アジアやヨーロッパ南部を原産とするアヤメ属の総称です。世界の温帯におよそ200種がありますが、花の色は紫・青・黄色・オレンジ・白・ピンクなどさまざまです。花びらのつけ根にある目のような模様がアイリスの特徴です。
では、実際にアイリスの育て方を解説していきます。
アイリスの球根は春と秋に出回ります。球根の植え付けと植え替えは3月と9月中旬~10月下旬頃が適期ですが、秋植えの方が根張りが良く大きな花を咲かせます。開花時期は4月~6月、肥料を与える時期は3月と6月頃です。
アイリスは日光を好む性質があり、日当たりと風通しの良い場所で育てます。アイリスは湿地に咲くイメージを持つ方もいるかもしれませんが、日本に自生する品種は乾燥している場所を好みます。そのため、土も乾燥気味な用土が適しており、戸外の場合は雨のあたらない場所に置くのがおすすめです。
アイリスは品種によって水やりの仕方に違いがありますが、湿地を好む品種は適宜水やりを行います。乾燥を好む品種は乾燥気味に育てるのがコツで、鉢植えの場合は水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと行い、庭植えの場合は極端に乾燥しない限り、自然の雨水のみで様子をみましょう。
アイリスの肥料は3月と6月にゆっくりと効くタイプの化成肥料と骨粉を株元に与えます。土質は特にこだわりませんが、砂気の多い水はけのよい土が適しているでしょう。鉢植えの場合は赤玉土(小粒)7、腐葉土3を混ぜたものや市販の花用培養土に植え付けるのがおすすめです。
植え替えは庭植えの場合、3年~4年に1回の頻度で株分けもかねて行いましょう。植えたままでもよく育ちますが、長期間同じ場所で育てていると枯れ込んだり、腐ってしまうことがあるため、注意が必要です。鉢植えの場合は根詰まりを防ぐために毎年新しい土へ植え替えましょう。
Q.日本で育てるのに適したアイリスの種類は?
A.アイリスはアヤメ科アヤメ族の総称で、品種が数多く存在します。日本に自生するアイリスはアヤメ、ジャーマンアイリス、カキツバタで、中でもカキツバタは水辺などに生息しています。品種によって性質や特徴が異なるため、苗を購入する際は育てる環境などを考えてから選ぶようにしましょう。
Q.アイリスを育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?
A.アイリスは特に病気の心配はありませんが、まれに蛾の幼虫がつくことがあるため、よく観察するようにしましょう。また、アブラムシやヨトウムシなどがつくこともあるため、風通しを良くしたり薬剤などを散布して予防します。
Q.アイリスの日常のお手入れで必要なことはありますか?
A.アイリスの花が咲き終わったら、花がら摘みを行いましょう。見栄えが良くなるだけでなく、病気対策にもつながります。また、花茎の切り取りや枯れ葉取りも適宜行うようにし、特に春先と梅雨前は株元をすっきりさせて根茎が見えるくらいにしておきましょう。花の咲かない小さな芽や込み合っている部分は余分な芽を間引くように取り除くことで風通しが良くなり、日も当たるようになります。
アイリスは種類が多く、さまざまな色の花を咲かせます。特に5月に見頃を迎えるアイリスですが、品種によっては開花時期や性質に違いがあるため、育てたい品種に合った管理法をすることが大切です。日本では古くから親しまれているアイリスの花を、家庭でも咲かせてみてはいかがでしょうか。