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ムルチコーレ(クリサンセマム)の育て方|水やりや種まきの方法も解説

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

ムルチコーレについて

ムルチコーレの育て方とは? ムルチコーレについて

ムルチコーレは、以前は「クリサンセマ・ムルチコーレ」という名前で分類されていた草花。現在はコレオステフス・ミコニスColeostephus myconisという分類になっていますが、今でも「クリサンセマム」あるいは「ムルチコーレ」という名前で流通しています。まぶしく輝く金貨の花のような特徴のある鮮やかな黄色のかわいらしい花をたくさん咲かせます。「誠実なあなたでいて」という花言葉は、春らしく明るく陽気な雰囲気を振りまく花の印象からつけられました。

ムルチコーレを育てる際に必要な物

  • ムルチコーレの苗…植え付け適期の10~4月ごろにホームセンターや園芸店に出回ります。
  • 鉢…一般的に3号(直径9㎝)のポリポットの苗が流通することが多いので、一回りから二回り大きな鉢(直径が元のポットよりも3~6㎝大きな鉢)に植え付けます。60㎝プランターであれば3~5株植え付けるのが適量です。
  • 用土…市販の草花用培養土や、小粒赤玉土6:腐葉土か牛糞たい肥4などの配合用土などを使います。加湿が苦手なので、粒状で水切れがよい用土が扱いやすいかもしれません。
  • 肥料…草花用の緩効性化成肥料か液体肥料を使います。

そのほかにも園芸用のはさみやグローブ、じょうろやスコップ、あるいは土入れなどもあると便利です。

ムルチコーレの育て方

ムルチコーレの栽培ポイントまとめ

では、実際にムルチコーレの育て方を解説していきます。

ムルチコーレのフラワーカレンダー

ムルチコーレの育て方とは? ムルチコーレのフラワーカレンダー

ムルチコーレ(クリサンセマ)は10月ごろから栽培を始めることができますが、厳冬期の1~2月は寒さで苗が傷むことがあるので、植え付けはおすすめしません。放つ気がよく、次々に開花するので、花が咲いている間は肥料を切らさない王にしましょう。

ムルチコーレを育てる場所、植え場所

ムルチコーレの育て方とは? ムルチコーレを育てる場所の選び方

日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。関東地方以西の温暖な地域であれば基本的に秋からずっと同じ場所で育てることができますが、霜の予報が出たら、不織布のシートをかけたり、鉢を軒下や玄関の中に移動させて霜を避けましょう。

ムルチコーレの植え付け

鉢植えは、苗の根鉢を軽くもんでほぐし、もともと植わっていたポットよりも直径が3~6㎝ほど大きな鉢に植え付けます。庭植も同様に、根鉢を軽くほぐしてから植え付けます。庭植の場合はあらかじめ1㎡あたり10ℓほどの腐葉土か牛糞たい肥を混ぜ込んで、土づくりをしておきましょう。水はけが心配であれば、中粒の赤玉土か軽石を1㎡あたり10~20ℓほど混ぜ込んでおくのがおすすめです。地面よりも3㎝ほど高く植え付けたり、レンガやコンクリートブロックで周りを囲んで花壇にしても水はけがよくなります。

ムルチコーレの水やりのコツ

ムルチコーレの育て方とは? ムルチコーレの水やりのコツ

鉢植えは鉢土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えましょう。庭植は植え付け後2週間ほどは土が乾いたら水を与えますが、根付いてしまえば水やりは必要ありません。4月になって気温が高くなると、鉢にも日が当たって鉢土が高温になることがあります。ムルチコーレ(クリサンセマ)は高温多湿が苦手なので、初夏は気温が高い時間をさけて水やりをしましょう。

ムルチコーレ(クリサンセマム)の肥料

自分で用土を配合する場合は、鉢植えであれば植え付けの際に草花用緩効性肥料を一つまみ程度土に混ぜ込んでおきます。庭植であれば、1㎡あたり一つかみ程度でよいでしょう。植えつけ後は、月に一度緩効性肥料を与えます。鉢やプランターで育てている場合は、2週間に1回程度の頻度で1000倍に薄めた液体肥料を与えるのでもよいでしょう。

ムルチコーレ(クリサンセマム)の仕立て直し

秋に植え付けをした場合、3月ごろから暖かくなるにしたがって、株が大きくなってきます。複数の株を植えているときは株が込み合ってきますし、ほかの植物と一緒に植えている場合も全体のバランスが崩れてきます。株の高さの半分ほどのところでバッサリと切り、仕立て直すと株姿がよくなります。

ムルチコーレ(クリサンセマム)のタネまきの方法

ムルチコーレの育て方とは? ムルチコーレの種まきの方法

ムルチコーレ(クリサンセマ)のタネまきは、猛暑が過ぎた9月下旬~10月ごろにおこないます。早くタネをまいては約株を大きくしておけばよさそうなものですが、あまり気温が高いと発芽しにくいので、最低気温がコンスタントに20℃を切るころにタネをまくのがおすすめです。

ムルチコーレ(クリサンセマム)の育て方について知っておきたいQ&A

Q.ムルチコーレ(クリサンセマム)を育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?

A.病気は灰色かび病やうどんこ病に、害虫はアザミウマやアブラムシに注意してください。風通しの良い場所で管理することが大切です。枝葉が多くなってくるとかびや病気が発生しやすくなるので、春先に一度株の高さを半分くらいに切り戻して仕立て直すのをおすすめします。

Q.ムルチコーレ(クリサンセマム)の株が大きくならないのはなぜ?

A.植物の地上部(茎や枝、葉)は根の量に応じて大きくなるので、それなりに大きな鉢に植えたほうが株が大きくなり、花もたくさん咲くようになります。店頭で売られている直径9㎝程度のポットに植えられた苗は、直径15~20㎝ほどの鉢に植え付けるのが適切です。

順調に生育して、鉢の中が根にいっぱいになってきたら、さらに直径が3~6㎝ほど大きな鉢に植え替えてもよいでしょう。このとき、根が傷むと生育が著しく悪くなってしまうので、極力値を崩さないように植えなおしましょう。最初から大きな鉢に植えてしまうと、根が鉢全体にしっかり伸びていかないので、いきなり大きな鉢に植え付けるのは避けましょう。

Q.ムルチコーレ(クリサンセマム)はどんな土を好みますか?

A.水はけと保水力のバランスの良い土を好みむので、しっかりと粒がある小~中粒の赤玉土に腐葉土や牛糞たい肥などの有機資材を混ぜ込んだ土を使いましょう。また、石灰質土壌が多い地中海沿岸が原産なので、あまり酸度が高い(㏗が低い)土壌だと育ちにくくなってしまいます。鉢植えでは一つまみ程度、庭植では1㎡あたり一つかみていどの苦土石灰を混ぜ込んでおくとよいでしょう。

まとめ

ムルチコーレ(クリサンセマム)は、輝くような黄金色の花を咲かせ、最盛期には小さなかわいらしい花がこぼれんばかりに咲き続けます。明るく春らしい雰囲気を持つので、春花壇や鉢、プランター、バスケットなど使い方も広がります。さまざまな方法で、ぜひムルチコーレの栽培を楽しんでください。

ムルチコーレの育て方を動画で見る

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