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目次/ INDEX
ケイトウはガーデニング初心者でも育てやすく、人気の高い花です。見た目も特徴的で、ほかの花とは異なる美しさを楽しめます。
この記事ではケイトウの花の基本情報とともに、育て方や長く楽しむ方法などを解説します。ガーデニングを始めるために必要な道具についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ケイトウ(学名:Celosia Argentea 英名:Plumed Cockscomb)は、尖った形をした花を咲かせる一年草です。基本情報をまとめると、以下のとおりになります。
科名・属名 | ヒユ科ケイトウ属 |
園芸分類 | 草花 |
分類 | 一年草 |
原産 | アジア、アメリカ |
草丈 | 0.1~2m |
開花時期 | 7~11月 |
ここでは、「ケイトウ」という名前がついた理由とともに、ケイトウの花言葉について解説します。
花の形がニワトリのトサカに似ているため、「鶏頭」に由来してケイトウという名前がつきました。英名にでも、ニワトリのトサカを表す「Cockscomb」という名前がついています。
ケイトウの花はトサカをもつニワトリが歩いている姿に似ているため、「おしゃれ」「気取り屋」「風変わり」「個性」などの花言葉があります。
また、ケイトウはドライフラワーにしても色あせにくいという特徴があり、「色あせぬ恋」という花言葉もついています。
ケイトウの品種は60種以上あり、花穂の形で5つのタイプにわけられています。具体的なタイプの違いを解説します。
トサカ系やクリスタータ系は、一般的にイメージされるケイトウの品種であり、ニワトリのトサカのような花を咲かせます。
トレアドール、ボンベイ、サカタプライドなど、よく知られているケイトウの品種が含まれています。
久留米ケイトウ系の花の形はニワトリのトサカに似ていますが、トサカ系やクリスタータ系よりもボリュームがあるのが特徴的です。
花穂が折り重なって球状になっています。品種としてはアーリーローズが有名で、切り花としても親しまれています。
ノゲイトウ系の花は細長い円錐形になっており、ろうそくの炎のような形をしています。鉢花や切り花など、さまざまな楽しみ方が可能です。
キャンドル、セロシア、シャロン、ピア、ホルンなどさまざまな品種があります。
ヤリゲイトウ系やキルドシー系は、花が槍のように鋭く尖っています。すっきりとした見た目が特徴的です。
ヤリゲイトウ系やキルドシー系の品種としては、八千代が有名です。
羽毛ケイトウ系やプルモーサ系は、花穂が羽毛状になっている品種です。見た目からもふさふさしている様子がわかります。
センチュリー、きもの、キャッスル、ゴールデン・フェザーなどさまざまな品種があります。
ケイトウの開花時期は7~11月であり、種まきの時期を工夫すれば夏から秋にかけて長く花を楽しめます。
ケイトウが見頃を迎えるのは8~9月であるため、その点を考慮しながら種まきのスケジュールを決めるのがおすすめです。
ケイトウを育てるためにはさまざまなポイントを押さえる必要があります。ここでは、育て方の基本を解説します。
ケイトウは基本的に屋外で育てましょう。屋外で育てるのが難しい場合は、屋内でも育てても構いません。
ケイトウは日当たりと風通しの両方に優れた場所で育てる必要があります。水はけのよさも重要です。
種をまいてから苗がある程度育つまでの間は、特にこまめに水を与える必要があります。根が張ったのを確認したら、土の表面が乾くたびにしっかり水やりをしましょう。
ただし、気温が高い時間帯に水やりをすると蒸れる恐れがあるため、避けた方が無難です。
ケイトウを元気に育てるためには肥料も必要です。苗が小さいうちは週1回の頻度でこまめに肥料を与えましょう。
本葉が出てきたら、肥料を与える頻度は10日に1回にしてください。肥料の種類は、液体肥料がおすすめです。
ケイトウは土質に関係なくよく育ちます。市販されている園芸用の培養土を使用すれば、問題ありません。自分で土を配合する場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜましょう。
なお、ケイトウは、やせた土地で小さめに育てた方が見栄えはよくなる傾向があります。
ケイトウは、市販されている苗を購入して育てる方法もあります。ただし、初心者でも種から育てられるため、状況に応じて育て方を決めましょう。
ここでは、ケイトウを種から育てるための方法について解説します。
ケイトウの種は、4~5月頃にまきましょう。8月までであればいつでも種をまけるため、ケイトウの花を秋まで楽し見たい場合は遅めに種まきをしても構いません。
ポットに種をまいて苗を育てるだけでなく、直接種を地植えする方法もあります。
ポットに種をまいた場合は、根がまわったところで植え付けましょう。ポットから苗を出す際は根を切らないよう、丁寧に取り出してください。
株元に水がたまらないようにするため、床を10cm程度上げるのがポイントです。
鉢植えの場合、植え替えるときはそれまでよりもひと回り大きな鉢を用意してください。ポットから出す際は根を傷付けたり、切ったりしないように注意が必要です。
元肥が入っている培養土を使用しましょう。
ケイトウは、しっかり管理するとより長く美しい花を楽しめます。ここでは、具体的な手入れの方法について解説します。
ケイトウの苗の間引きは発芽した後の早い段階で実施する必要があるため、双葉のうちに行いましょう。
間引きにより株と株の間にしっかり隙間を作ると、風通しがよくなります。また、それぞれの株にしっかり栄養が行き届きます。
摘心とは、芽を摘み取る作業です。先端についている芽を取って脇芽を増やすと、1株あたりの花の数を増やせます。
ただし、ケイトウのなかには摘心が必要ない品種もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
切り戻しとは、株全体を切る作業です。ケイトウは開花期間が長いため、切り戻しをすると何度も花を楽しめます。
1回目の花が咲いたら、3~5cm程度切って全体を整えましょう。
ケイトウの花が咲き終わったら、花がらをカットして摘み取りましょう。花がらが残っていると、ほかの芽に栄養が行き届きにくくなります。
こまめに花がら摘みをすると、美しい花を長く楽しみやすくなります。
ケイトウの品種のなかには、草丈が高くなるものもあります。その場合は、つぼみが出てきたところで支柱を立てましょう。
支柱を立てておくと強風などでケイトウが倒れる危険性を防止できます。
ケイトウはドライフラワーにしても楽しめる花です。切り花にしたら、輪ゴムで茎を束ねて麻ひもを付けましょう。
麻ひもをS字フックなどにひっかけ、風通しのいい場所に干しておきます。1~2週間程度するとドライフラワーになります。
ケイトウは一年草であるため、毎年楽しむためには種を取っておく必要があります。花から種を採取したら乾燥させ、次の春まで保管してください。
翌年以降の種まきの方法や育て方も、この記事で解説しているとおりです。
ケイトウは初心者でも育てやすい花ですが、病気や害虫には注意が必要です。ここでは、気を付けるべき病気や害虫について解説します。
ケイトウは立枯病にかかるリスクがあります。根や下部の茎から感染し、全体がしおれる病気です。立枯病を防ぐためには、毎回新しい土を使用しましょう。
また、昨年と同じ場所でケイトウを育てると連作障害を起こす危険性もあります。植える場所は毎年変えるべきです。
ケイトウには、アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニがつきやすいです。いずれもみつけたらすぐに駆除する必要があります。
捕殺するだけでなく、殺虫剤もまいて再び害虫がつかないように対策しましょう。
ここでは、ケイトウを育てるために最低限必要な道具について、具体的に紹介します。
鉢やポットは、ケイトウの品種を考慮して適切な大きさのものを選びましょう。鉢はさまざまな素材があるため、機能性や見た目にもこだわりをもてます。
特にプラスチック製の鉢はデザインが豊富であり、さまざまなイメージにあわせて選べます。
スコップは地面に穴をほったり、鉢に土を入れたりする際に使用します。スコップは片手で扱えるため、細かい作業にも適しています。
メモリがついているスコップを選ぶと、土の高さを調整する際に便利です。
ケイトウを元気に育てるためにはこまめな水やりが必要であるため、ジョウロやホースも用意しましょう。ジョウロは、鉢の大きさも考慮して適切なサイズを選んでください。
ケイトウをたくさん育てる場合は、広い範囲に水をまけるホースがあると役立ちます。
植物を扱うときは、園芸用グローブがあると重宝します。素手でも作業できないわけではないですが、園芸用グローブをつければ滑り止めやけがの防止になります。
目が詰まっていて土が入りにくい素材を選びましょう。
切り戻しや花がら摘みをするには、ガーデニング用のハサミが必要です。用途に応じてさまざまなハサミが販売されています。
クラフト用のハサミを用意しておくと、基本的にはどのような作業にも対応できます。
ここでは、必須ではないものの、用意しておくと役立つガーデニング用品を紹介します。
ガーデニングをするときは、専用のウェアを用意するとより本格的です。汚れに強く、紫外線からも身を守れます。
帽子も用意しておけば、顔の日焼け対策にも役立ちます。快適に作業できるように準備を整えましょう。
携帯チェアを用意しておくと、楽に作業しやすくなります。折りたたんで持ち運べるため、庭のさまざまな場所で使用できます。
作業する場所を考慮して用意するかどうか決めましょう。
鉢に土を入れるときは、土入れ用の道具があると便利です。スコップとは違ってハンドルがなく、土をまとめて入れられるようになっています。
サイズもさまざまあるため、使用する土の量にあわせて用意しましょう。
ガーデニング用品をきれいに保つためには、使用後にきちんと洗う必要があります。専用のたわしやブラシを用意しておくと、汚れをより簡単に落とせます。
庭やベランダが土で汚れた場合も、たわしやブラシがあれば掃除しやすいです。
ケイトウにはさまざまな種類があり、ほかの花とは異なる魅力を味わえます。初心者でも育てやすい花であるため、育て方の基本を押さえて栽培してみましょう。
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ガーデニングや園芸作業のために必要なアイテムをボタンひとつで購入できるため、ケイトウを育てて楽しむためにぜひ活用してください。