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春に咲く花30選|3〜5月に楽しめる花の種類・特徴・育てるポイントを解説

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

春は植物がもっとも元気な時期で、さまざまな花が咲きます。春に咲く花はカラフルな花びらが特徴で、見ているだけで華やかな気持ちになれるのも特徴です。

この記事では、春に咲く花を育ててみたいと思っている人に向けて、春に楽しめる花の種類、育てるポイントなどについて解説します。ぜひ、参考にしてください。

春に咲く花の特徴

春に咲く花の特徴

春に咲く花といえば、サクラをはじめとして、バラやチューリップ、桃やカーネーションなどさまざまな種類があります。

3~5月に咲いて散っていく花だけでなく、春から咲き始めて夏や秋まで咲く花もあり、種類によってはながくたのしめるものもあります。育て方が簡単なものもあり、初心者でも気軽に栽培を始めることが出来ますよ。

3月に咲く花

3月に咲く花

ここでは、3月に開花する花を10種類紹介します。特徴や育て方のポイントなども解説するので、参考にしてください。

桜(サクラ)

桜(サクラ)

学名 Prunus spp.
英名 Cherry blossom

桜(サクラ)は日本の春を代表する花木(かぼく)で、園芸用品種は300種類以上もあります。最もポピュラーな「染井吉野(ソメイヨシノ)」は公園などの広い場所で育つ大型の品種ですが、ミニ盆栽の素材としても使われる「旭山(あさひやま)」や樹高2.5mほどでコンパクトに楽しめる「啓翁桜(けいおうざくら)」など、一般家庭で育てやすいものもたくさんあります。ソメイヨシノは3月下旬〜4月上旬に開花しますが、2月〜3月上旬に一足早く咲く「河津桜(カワヅザクラ)」や「寒桜(カンザクラ)」、秋に開花する「十月桜(ジュウガツザクラ)」などもあります。

一般家庭で育てる場合は用意できるスペースに収まるサイズの品種を選ぶことが大事です。植え場所は日当たりと風通しのよい場所を選びます。「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」ともいわれ、あまり太い枝を剪定するのは推奨されません。太い枝を剪定すると切り口から腐敗したり枯れ込んだりすることがあるためです。しかし、枝が細いうちにこまめに剪定して樹形を整えていくことは出来るので、毎年マメに剪定して手入れをすることが、コンパクトな樹形を保つコツです。剪定は花が散った直後に早めに行いましょう。剪定が遅くなると、花芽ができる夏の時点で枝が花芽を作れるほどに成長できず、花が咲かないことがあります。落葉期にも剪定できますが、花芽がすでにできているので、花芽を切ると花数が減ってしまいます。

桃(モモ)

桃(モモ)

学名 Prunus persica
英名 Peach, Peach blossom(モモの花)

ひな祭りの飾りとしても知られている桃は、春には白やピンクのかわいらしい花が咲き、夏には実がなります。果実を収穫するための種類である「実モモ」と、花を観賞するためのグループである「花モモ」があります。サクラと違って小型の種類はありませんが、ホウキ型と呼ばれる樹形の「照手白(てるてしろ、白花)」「照手紅(てるてべに、赤花)」は枝が横に広がらず、コンパクトに楽しむことができます。剪定は花が散った直後に早めに行いましょう。剪定が遅くなると、花芽ができる夏の時点で枝が花芽を作れるほどに成長できず、花が咲かないことがあります。落葉期にも剪定できますが、花芽がすでにできているので、花芽を切ると花数が減ってしまいます。

チューリップ

チューリップ

学名 Tulipa spp.
英名 Tulip

チューリップは春に咲く花の代表格ともいえる花です。品種は5,000種以上あり、早生種・中生種・晩生種と種類によって咲く時期が異なります。

チューリップは日当たりのよい場所で育てます。アルカリ性の土壌を好むので、植え付け前に1㎡あたり一握り程度の苦土石灰を土に混ぜ込んでおきましょう。翌年も花を楽しむためには、花が終わった後もすぐに抜き取らず、葉をしっかりと日に当てて光合成させ、球根を太らせる必要があります。葉が全て枯れたら球根を掘り上げて風通しのよいところで乾かしながら保管し、9月〜10月ごろに植えつけます。原種チューリップと呼ばれる小型の種類は、通年植えたままでもよく増えて最近人気急上昇中です。

菜の花

菜の花

学名 Brassica napus
英名 Colza, Rape

鮮やかな黄色が特徴の菜の花は、寒さに強く開花すると独特の香りが漂います。開花する前の蕾は茹でたり、アブラで炒めて食べると春らしい料理になります。アブラナ科の植物で、アブラムシなどの被害にあいやすいため、みつけたらすぐに駆除しましょう。

日当たりがよければ丈夫に育ち初心者でも育てやすいです。育てる場合は8〜10月にタネをまき翌年の春に開花させます。一般に春の野菜である「菜の花」はアブラナやハナナのつぼみを食べますが、キャベツやブロッコリー、ハクサイなどの蕾も同じように食べることができます。

ヒヤシンス

ヒヤシンス

学名 Hyacinthus orientalis
英名 Hyacinth, Common hyacinth, Garden hyacinth, Dutch hyacinth

ヒヤシンスは小さな花がブーケのように咲き、花持ちがよいため切り花としても好まれます。ヒヤシンスは水栽培で育てたものを室内で育てることもありますが、ずっと暖かい場所に置いたままだと咲かないことがあります。ヒヤシンスは10℃以下の低温に1か月程度当たることで花芽を作る性質があるためです。庭植えや鉢植えにする時は、10~11月ごろに植え付け、戸外で栽培しましょう。

水栽培のヒヤシンスを室内で咲かせて楽しむためには、すでに低温処理を行ってある球根を手に入れるか、水栽培の容器に球根をセットしたら10〜11月に1か月ほど戸外に置いておいて、低温を体験させる必要があります。水栽培の水は、球根のお尻がギリギリ触れる程度に入れ、出来るだけ球根が水に浸らないようにして育てるのがコツ。水に浸っていると、球根が腐って栽培に失敗することがあります。やがて根が伸び始めるので、次第に水を減らしていき、根の先端1/3だけが水に浸るようにしましょう。根が旺盛に伸びると球根の上部から芽が出て、葉が開いていきます。この状態になったら室内に取り込み、窓辺などの明るい場所で育てましょう。

フリージア

フリージア

学名 Freesia refracta
英名 Freesia

花色が非常に豊富な花で、色によって香りも異なります。そのため、自分好みのカラーや香りを探す楽しみがあります。

寒さにはあまり強くありません。霜が何度も降りる地域は、鉢植えで管理して冬季は室内に取り込んだり、庭植えにしたものは植えた場所の上に集めに腐葉土をかぶせるなどして寒さを防ぎます。近年は関東地方以西の平野部であれば、冬越しするようになり、日当たりがよい場所に植えておくと毎年球根が増え、春になるとまた咲いてくれる育てやすい花です。株が混み合ってきたようであれば葉が枯れたら掘り上げ、適度に間隔を開けて植え直しましょう。

ムスカリ

ムスカリ

学名 Muscari spp.
英名 Grape hyacinth

ムスカリは丸みを帯びた花をブドウの房のように咲かせる花です。青い花が最もポピュラーですが、ピンクや紫、白などの花色もあります。とても耐寒性が高いので、寒冷地でも育てることができます。植え付け時期は10~12月中旬ごろです。数年程度は植えっぱなしでもよいため、管理しやすくなっています。数年育てていると球根が増え、群生して咲き、広い範囲をムスカリの花で覆うことも出来ます。秋〜春に日が当たる場所であれば育つので、落葉樹の下に植えておくといった楽しみ方も可能です。

ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)

ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)

学名 Orychophragmus violaceus
英名 Chinese violet cress

紫の小さな花を咲かせる植物で、オオアラセイトウやハナダイコン、紫ダイコンの花、ショカツサイなどさまざまな別名があります。耐暑性は強いのですが、耐寒性は弱いので、関東地方以西の平野部で栽培が可能です。タネを取ったら秋にタネまきすると、翌年の春に開花します。環境が合えばとてもよく育つので、土手などでこぼれダネで毎年咲いているなんてところもありますよ。アブラナ科の植物なので、どうしてもモンシロチョウの幼虫に食害されることがあります。食害されているのを見かけたら幼虫を取り除いてもよいですが、とても育てやすく増やしやすい花なので、ちょっとくらいかじられてしまっても大丈夫なくらいたくさん育ててしまうというのもよいかもしれません。

ワスレナグサ

ワスレナグサ

学名 Myosotis
英名 forget-me-not

ワスレナグサは青やピンク、白や紫などの花色があり、小ぶりのかわいらしい花をつけます。まとめて植えると地面が一面青やピンクに染まり、見応えがあります。

ワスレナグサは秋に苗が、春に花付き株が出回ります。3月中旬ごろから開花しはじめた花は、梅雨入り前まで楽しむことができますよ。夏以降タネが出回るので、タネをまいて育てることもできます。9月中旬ごろからタネをまいて苗を作ったら、寒くなる前にうえつけましょう。高温多湿が苦手なところがあるので、庭に植える時は花壇などをつくってやや高植えにするのがおすすめ。気温が上がる午後からは日ざしを遮れる場所などで、暑さを避けて上げると株が傷みにくくなります。

ネモフィラ

ネモフィラ

学名 Nemophila menziesii/Nemophilia maculata
英名 Baby blue eyes

毎年春になると茨城のひたちなか海浜公園などで一面にネモフィラが咲いている景色が、ニュースなどで紹介されるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。青い花が有名ですが、黒や水玉模様の白色といった花色もあります。日本各地で一面にネモフィラを咲かせているところがあるくらいなので、実は育てるのはそれほど難しくありません。購入したタネを花壇などに直接まいても育てることができますし、こぼれダネで増えることもあります。タネをまいて育てたり購入したりして苗を植えつけるのが確実ですが、根が切れると調子が悪くなるため、ポリポットなどで苗を作ったら、根を崩さずに植え付けましょう。

湿度の低い環境を好むため、頻繁な水やりは必要ありません。日当たりのよい場所なら、初心者でも育てやすい植物です。

4月に咲く花

4月に咲く花

4月に咲く花にはどのような種類があるのでしょうか。ここでは、4月に咲く花を10種類紹介します。

芝桜(シバザクラ)

芝桜(シバザクラ)

学名 Phlox subulata
英名 moss phlox

薄ピンクや薄紫などのパステルカラーと小ぶりな花がかわいらしい植物です。地面を這うように広がっていくので、広い範囲の地面を覆うグラウンドカバープランツとしても活用出来ます。日当たりがよく水はけのよい土壌を好み、生命力が強いため初心者でも育てやすいです。石垣の隙間などに苗を植えつけて育てることも可能です。花壇などに植えつける際は土に小粒の赤玉土と川砂を1㎡あたり10ℓずつ混ぜ込んで水はけをよくしておきましょう。

スズラン

スズラン

学名 Convallaria majalis
英名 Lily of the valley

鈴のような形の花を咲かせます。白がメジャーですが、ピンクのものもあります。暑さに弱く寒さには強いため、寒い地方のほうが向いています。適度に湿った土を好むので、庭植えの際は腐葉土などをたっぷりとすき込み、水もちよくしておきましょう。長く育てていると株が混み合ってくるので、ゴールデンウィークのころか10月に掘り上げ、地下茎に3〜4芽つけて植え直します。

また、スズランは毒を持っているため、ガーデニングの際は軍手などをしましょう。切った花を生けた花瓶の水にも毒が含まれるため、取り扱いには注意しましょう。

撫子(ナデシコ)

撫子(ナデシコ)

学名 Dianthus superbus
英名 fringed pink

撫子はフリルのようにふんわりとした花びらがかわいらしい植物です。300種類以上と品種が多く、ピンクや白、黒や複色と花色も豊富です。比較的乾燥に強く、高温期の過湿に弱い性質があり、地面より高くつくった花壇や土手、石垣の隙間などでも育てることができます。多年草ですが、長年育てていると株が衰えてくるので、挿し芽や株分けで株を更新しながら育てるのが長く楽しむコツです。

ハナミズキ

ハナミズキ

学名 Cornus florida
英名 Flowering dogwood

白やピンク、赤などの花を咲かせます。紅葉や赤い実もなるため、春だけでなく秋にも楽しめます。4~10m程度に育つため、植える場所には気をつけましょう。枝の先端に花芽がつくので、秋〜冬に枝先を刈り込むような剪定をすると花が咲かなくなってしまいます。花が終わったら早めに済ませるのが剪定の基本ですが、落葉期に剪定するときは、枝の分岐部で長い枝を切るように剪定するようにしましょう。

アネモネ

アネモネ

学名 Anemone coronaria
英名 Anemone

赤やピンク、紫や青、白など花色が豊富です。品種も100種類以上あり、一重や八重など花の形もバリエーションに富んでいます。

日当たりのよい場所を好み、高温多湿は苦手です。地上部が枯れたら雨が当たらない場所で管理します。このときは日に当たらない場所に置いておいてもよく、土から球根を掘り上げて保存しておくこともできます。掘り上げた球根は10月になったら芽出しをしましょう。ミニトマトのパックなどに湿らせたバーミキュライトを入れ、その上に球根を置いておくと芽が動いてきます。温かい時にいきなり土に植えつけて水をやると腐ってしまいます。ということで、掘り上げた球根は乾燥させてしまうと再び植えつけるのに手間がかかるので、掘り上げたらすぐに土を新しくして植えつけてしまい、夏の間は雨が当たらない場所で管理するのが楽ちんです。

クレマチス

クレマチス

学名 Clematis
英名 clematis

つる性植物で2,000~3,000種類と品種が非常に多く、花色も白や黄、ピンクや青、黒、複色など豊富です。多くのクレマチスは春から初夏に咲きますが、冬から早春にかけて咲く種類もあります。日当たりと風通しのよい場所を好み、日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまうので気をつけましょう。丈夫で育てやすい品種も多く、初心者でも育てやすいものが少なくありません。4月に咲くクレマチスは、この時期にだけ咲く春咲きのほか、次々に花を咲かせる四季咲きタイプもあります。四季咲きとはいいますが、30℃を超える猛暑の夏や冬は花は咲きません。とはいえ、四季咲きクレマチスは冬に落葉したら、春先に芽が出る前に株元でばっさりと地上部を切る剪定をすればよいので、手入れは簡単です。

ツツジ

ツツジ

学名 Rhododendron
英名 Azalea

ツツジは赤やピンク、白や紫、複色など花色が豊富です。大きく成長しないため、庭木に向いています。花や姿が似ていますが、おおまかには、4月ごろ咲くものをツツジ、5月になって咲くものをサツキと呼んでいます。。

日当たりがよく風通しのよい場所を好み、鉢植えの場合も屋外で管理します。夏から秋にかけて、翌年花が咲く花芽をつくるので、剪定は花が終わったら早めに行います。花後であればヘッジトリマーやバリカンなどで刈り込んでしまうこともできます。冬の間に剪定をすることも出来ますが、刈り込む剪定をすると枝の先端にある花芽を切り落としてしまうのでおすすめ出来ません。冬の剪定は、強く伸びた枝をつけ根や分岐部で切る、枝抜き剪定をメインに行いましょう。強く伸びた枝は花が咲かないので、冬に切ってもOKです。

ポピー

ポピー

学名 Papaver 
英名 Papaver

ポピーはふんわりとした花びらが特徴です。日本ではガーでに向きの植物としてはヒナゲシ(シャーレポピー)、オリエンタルポピー、アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)などがよく栽培されています。いずれも丈夫で育てやすく、初心者にも挑戦しやすい植物です。ヒナゲシ、アイスランドポピーは一年草、オリエンタルポピーは多年草として扱われています。いずれのポピーも水はけのよい土を好むので、しっかりとした粒になった用土を使うのがよいでしょう。市販の配合済み培養土を使うのであれば、バイオゴールドのストレスゼロやアイリスオーヤマのゴールデン培養土などは水切れもよくおすすめです。触った時にフカフカしている繊維質が多い培養土であれば、培養土5:小粒赤玉土2.5:小粒軽石2.5などで配合して使うとよいでしょう。日当たりと風通しがよい場所が好きなので、日光が当たらない場所や風が通らない場所で育てるのは避けることをおすすめします。

ガーベラ

ガーベラ

学名 Gerbera
英名 Gerbera

ガーベラは大輪のものから小ぶりなものまで、さまざまな品種があります。花色も豊富にあり、春と秋の2度楽しめるのも特徴です。最近は暑さに強いガーデンガーベラも登場していますが、本来は日本の高温多湿な夏が苦手です。そのため、水はけがよく風通しのよい場所で育てるのに向きます。

花壇であれば、よく土を耕し、1㎡あたり20ℓほどの腐葉土をすき込みんでから植えつけます。よく耕した場所をレンガなどで囲み、その中へ小粒赤玉土6:腐葉土4を混ぜ合わせた用土を入れてから植えつけるなど、とにかく水が停滞しないようにするのがおすすめです。春から初夏に開花した後は、真夏の間は花を休み、9月下旬になるとまた花が咲き始めます。30℃を超える猛暑の時期に雨に当たると株が傷むので、朝からお昼くらいまでは日が当たり、午後からは落葉樹の陰で雨と日ざしを避けることができるような場所が理想的です。春と秋はよく日に当て、暑い時期はあまり雨に当てない方がよいので、場所を適宜移動できる鉢植えの方が育てやすいかもしれません。置き場所を変える際も、雨をよけようと日ざしまで当たりにくいところに置いてしまうと花が咲きにくくなってしまうので、半日程度は日が当たる場所に置くように気をつけて下さいね。

枯れた葉や咲き終わった花が残っていると、そこからカビが発生して病気の原因となるので、見つけ次第取り除くようにしましょう。

ライラック

ライラック

学名 Syringa vulgaris
英名 Lilac

小さな花を房状につけ、ハート形の葉がなるかわいらしい植物です。香りがよく世界中で育てられています。

日当たりのよい場所を好みますが、できれば西日が当たる場所は避けましょう。水はけのよい土壌なら、土質は選びません。近縁のイボタの台木に接ぎ木をしてつくられた苗が多く、株元から生える「ひこばえ」をそのままにしていると、イボタの花が咲くことがあります。ライラックの花を楽しむためにはひこばえはこまめに剪定するとよいでしょう。

翌年咲く花芽は7〜8月にできるので、剪定は開花後6月中には終わらせておくようにしましょう。落葉している冬も剪定できますが、この時期にはすでに花芽ができています。伸びすぎた枝を先端だけ切り詰めるような剪定をしてしまうと、花芽を落としてしまうことになるので要注意。落葉期に剪定する時は、伸びすぎた枝をつけ根や分岐部で切るようにし、先端だけ刈り込むような剪定は禁物です。

5月に咲く花

5月に咲く花

5月にも多くの花が咲きます。ここでは、5月に咲く花を10種類紹介します。

ルピナス

ルピナス

学名 Lupinus
英名 Lupine

ルピナスは、赤やピンク、オレンジや青、白など豊富な花色があります。藤を逆さにしたような見た目から「昇り藤」とも呼ばれます。日当たりと風通しのよい場所を好む植物です。

秋にタネをまいて育てるか、春に出回る苗を購入して育て始めます。移植を嫌うため、苗を植えつける場合は、根はほぐさずに植え付けましょう。庭で育てるのであれば、花壇などに直接タネをまいてもかまいません。ルピナスをはじめとするマメ科の植物は、空気中のチッ素を吸い込んで、根に溜める性質を持っています。枯れた後はほかの植物がこのチッ素分を栄養として利用することができるので、夏になって地上部が枯れたら引き抜かず、葉と茎だけ刈り取って根を土にすき込んでおくと、土に栄養補給することができます。

カーネーション

カーネーション

学名 Dianthus caryophyllus
英名 carnation

母の日の花としても有名で、フリルのようなふんわりとした花びらが特徴です。日光を好み、日当たりと風通しのよい場所が向いています。もともと地中海性気候の地域原産の花なので、日本の高温多湿な夏はちょっと苦手。夏の夕立に遭った後に晴れ上がり、土が高温になったりすると株が傷んだり、最悪枯れてしまうこともあります。なので、基本的に鉢植えで育て、夏の間はポリカーボネートの軒の下やサンルーム、軒の下だけれど朝からお昼くらいまでは日が当たるような場所などで育てるのがおすすめです。枯れた葉や咲き終わった花を残しておくと、そこからカビが発生して病気の原因になることもあるので、見つけ次第取り除くようにしましょう。また、盛んに生育して株が混み合ってくると、株と株の間に水が溜まったりして病気の原因となることがあります。株が混んできたら9月下旬〜10月ごろに一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けして育てるようにしましょう。

カンパニュラ・メディウム(ツリガネソウ)

カンパニュラ・メディウム(ツリガネソウ)

学名 Campanula medium
英名 Bellflower

花の形が釣鐘に似ていることから、ツリガネソウとも呼ばれます。開花時期が長く、長い期間花を楽しめます。

石灰岩の多い地中海性気候の西ヨーロッパ原産の植物なので、日本の酸性の土壌や高温多湿は好みません。庭植えの場合は、よく耕した土に腐葉土や牛ふん堆肥などの有機質を1㎡あたり10〜20ℓと苦土石灰をひとつかみ程度混ぜ込み、中性〜弱アルカリ性に酸度を調整した土壌で育てましょう。鉢やプランターに植える場合は、赤玉土6:腐葉土4などの配合の用土に苦土石灰をひとつまみ程度混ぜ込んでおきます。庭植えは庭の土を使ってもよいのですが、鉢植えの場合と同様、粒のしっかりした赤玉土を使った用土にすると、水が停滞しにくく、より水はけのよい土壌にすることができます。開花は初夏ですが、前の年の秋から栽培を始めます。夏の終わりにタネをまいて苗を作るか、秋に出回る苗から栽培を始めることができますが、寒くなる前に根が張れるように、早めに植えつけましょう。

バラ

バラ

学名 Rosa
英名 Rose

初夏の花だけでなく、あらゆる花の代表格ともいえるバラ。世界中でバラの品種改良が行われ、さまざまな花色、花形のバラが作られています。開花期のタイプもいくつもあり、初夏にだけ咲く「一季咲き」、初夏に咲いたあとは花を休んで秋にまた咲く「二季咲き」、春から秋まで花が咲き続ける「四季咲き」などがあります。いずれのタイプも初夏に花が咲いたあとに剪定をし、二季咲き、四季咲きは剪定後に伸びた枝に体力がつくとまた花が咲きます。

最近は温暖な地域では冬も落葉しにくくなってきましたが、多くの種類は冬の落葉期にも剪定をします。剪定した後に、春から伸びた枝に花芽ができて初夏にまた花が咲く、というライフサイクルです。

多くのバラはこうしたライフサイクルを頭に置いて剪定をすればよいのですが、比較的ポピュラーでありながら「咲きにくい」と言われがちなモッコウバラはちょっと違った生育をするバラです。モッコウバラは春に咲くサクラやウメなどと同様、前の年の夏頃にはすでに枝に花芽ができています。なので、ほかのバラと同じように冬に剪定をすると花芽を切り落とすことになります。つまり、モッコウバラは初夏に開花が終わったときにおこなう1回だけ剪定を行うバラなのです。モッコウバラは花が終わったら伸びすぎたつるや古い枝をつけ根から切り、元気のいい若い枝を2〜3割ほど切り詰めます。株元から新しいつるが伸びてきているようなら、古いつるを切り替え、若いつるに切り替えてもよいでしょう。

つる性のバラはつるが横倒しになっていると花がたくさんつく性質があります。なので、つるを真っ直ぐに植えに伸ばすのではなく、フェンスなどに誘引して横方向にツルを伸ばして上げるのがおすすめです。ホームセンターで手に入るトレリスをつるバラの後ろに立て、できるだけつるが横倒しになっている部分が多くなるよう、S字を描くように誘引してもいいでしょう。

マリーゴールド

マリーゴールド

学名 Tagetes
英名 Marigold

マリーゴールドはオレンジや黄色といったビタミンカラーの花がこんもりと咲き、ボリュームがあります。暑い時期にも元気に咲く夏の花として親しまれていますが、開花時期は4~12月と非常に長く、長期間に渡って花壇を彩ってくれます。夏の直射日光を浴びても平気で、日当たりが悪いと生育が悪くなるため、日当たりのよい場所で育てましょう。また、開花期が長いので、月に1回ほど株元に緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)を与えて、栄養補給をしてあげましょう。

ラベンダー

ラベンダー

学名 Lavandula
英名 Lavender

初夏に爽やかな青紫色の花を咲かせてくれるラベンダー。非常に香りがよく、ハーブとしてもとても人気があります。毎年北海道の一面のラベンダー畑の様子などが印象的です。ラベンダー色というと青みのかかった紫色を指しますが、最近はピンクや白などの花を咲かせる品種もあります。北海道でたくさん栽培されていることもわかるように冷涼な気候を好みますが、近年は関東地方以西の暑い地域でもよく咲く品種も作られ、さまざまな地域でラベンダーを楽しむことができるようになってきています。

品種により耐暑性は異なりますが、基本的には日当たりと風通しのよい場所で、水はけのよい土に植えつけて育てます。庭植えにする際はやや高植えにし、根のまわりに水が停滞しないように気をつけて下さい。地中海性気候の地域原産で日本の酸性土壌が苦手なので、植え付けの際には苦土石灰を土に混ぜ込むようにしましょう。

アマリリス

アマリリス

学名 Hippeastrum
英名 Amaryllis

太く長い茎と大輪の花が特徴で、1株でも存在感があります。花色も白や赤、ピンク、黄、複色と豊富です。球根性の植物で球根の頂点が見えるように春先に植え付けます。初夏に開花すると、花後は葉っぱだけになってしまいますが、午後からは日ざしが遮れる場所でできるだけ日に当てます。花後もよく光に当てることで盛んに光合成が行われ、球根が太り、翌年も花を咲かせてくれます。秋になって葉がしおれてきたら水やりをやめ、鉢植えは冬は凍らない場所で管理をします。庭植えは葉が枯れたら掘り上げ、おが屑やピートモスなどと一緒にジップロックに入れておき、玄関の中などの室温が上がらない場所で保管します。春になったら、また植えつけると再び生育を始め、花を咲かせてくれます。

シャクヤク

シャクヤク

学名 Paeonia lactiflora
英名 Peony

シャクヤクは豪華でボリューム感のある花が咲き、切り花でもとても人気がある花。ボタンと似ていますが、冬も地上部が残る樹木のボタンに対して、宿根草(しゅっこんそう、何年も続けて育って咲く植物)であるシャクヤクは冬になると地上部が枯れて、根だけになって冬越しをします。根が高温多湿になると弱ってしまうので、やや高植えにして水はけをよくし、株元を腐葉土で覆って地温の上昇を避けるようにしましょう。水やりをする場合も、夏の間は気温が低い朝か夕方に行うようにします。

藤(フジ)

藤(フジ)

学名 Wisteria floribunda(ノダフジ)
Wisteria brachybotrys(ヤマフジ)
英名 Wisteria

藤は小ぶりな紫色やピンク、白い花を、ブドウの房のように咲かせます。藤棚のイメージが強いかもしれませんが、柵などに誘引して育てることもできます。鉢植えや盆栽としても栽培されることもあるんですよ。

日当たりがよく、水はけと水持ちのよい土壌に植え付けましょう。開花後に旺盛につるを伸ばして邪魔になることもありますが、夏にあまりつるを切るとかえって勢いのよいつるがたくさん伸び始めてしまうことがあります。伸びすぎたつるは無理して切らず、クルクルと丸めてひもでまとめておき、落葉後に剪定するとよいでしょう。花が咲いたあとにはタネのサヤができます。そのままにしておくと栄養分がタネを充実させる方に浪費されてしまうので、サヤは切り落として、翌年の花のために体力を温存します。剪定は落葉後に行います。短い枝に狭い間隔でついている芽が花芽なので、これを切らないように剪定します。長く伸びたつるにはつけ根近く以外には花芽はつかないので、目の間隔が広い部分はどんどん切ってしまってかまいません。

アンスリウム

アンスリウム

学名 Anthurium
英名 Tailflower, Flamingo flower

アンスリウムは、ハート形の赤くて艶のある花が特徴です。水はけのよい土壌を好み、強い日差しは好みません。そのため、直射日光は避けましょう。通年室内で育てることもできますが、春〜秋は戸外で育てることもできます。戸外で風に当てながら育てた方が引き締まった株姿になりますが、あまり強い光に当てないように注意しましょう。生育している間は2週間に1回ほど2000倍ほどに薄めた液体肥料を与えます。冬は低温で生育が停滞することもありますが、部屋の中が暖かくて生育しているようであれば肥料を与えましょう。室内で育てている時は、カリ分が多めの微粉ハイポネックスがおすすめです。

春に咲く花を選ぶポイント

春に咲く花を選ぶポイント

春に咲く花を選ぶ場合には、意識したいポイントがあります。以下で紹介する2つのポイントを押さえましょう。

必要なものには花後の剪定を

サクラやウメ、モモ、モッコウバラなどは夏以降は、すでに花芽が枝にできてしまっているのであまり剪定しないほうがよい植物です。これらの植物はできるだけ、花が終わった直後に剪定をするようにしましょう。

肥料をしっかり与える

開花期が長いマリーゴールドは体力が切れないように、花が咲いている間は肥料を与えましょう。また、花が終わった後も球根を太らせているアマリリスなどは、地上部が枯れるまでは肥料を与えた方が翌年の花がよくなります。

まとめ

春に咲く花の種類は豊富で、自分好みの花を選びやすくなっています。花の種類によって生育環境は異なるため、寄せ植えにするなら同じ生育環境の花を組み合わせるのがポイントです。

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