意外と簡単。ホコリとカビまみれの浴室乾燥機を自分で掃除してみた
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目次/ INDEX
ネギは日本で古くから栽培されている野菜のひとつ。薬味のように生で料理に使うとその独特な香りと辛みが、あらゆる料理を引き立ててくれます。また、焼いたり煮るなど加熱すると辛みが消えて甘くマイルドな味が楽しめるため、いろいろな楽しみ方があるのも魅力です。
ネギの白い部分を刻んだときに目にしみる原因となる辛味成分の「硫化アリル」は高い抗酸化力があり、免疫力を高めて風邪などの病気の予防に効果的です。さらに、殺菌効果もあるので、のどの痛みや咳を鎮める効果も期待できます。 また、ネギの青い部分に含まれているβカロテンも抗酸化作用があり、免疫力を高める働きをします。高血圧予防のカリウムや美肌作りに効果的なビタミンCも含まれていているので、青い部分も一緒に食べて無駄なく栄養を摂取できるようにしたいですね。
ネギの根っこは深く成長するため、プランターではなく畑での栽培がおすすめです。ネギは過湿に弱いので、畑は通気性や水はけがよい場所を選びましょう。悪条件での栽培は生育や収穫量に大きく影響しますので、畑の事前準備は大切です。
種まきの時期は、春に種をまく「春まき」、秋に種をまく「秋まき」があります。品種によって種をまく時期も変動しますが、気候が安定する春まきの方が比較的簡単だと言われています。
苗を育てる畑の肥料は、あらかじめ1㎡あたり苦土石灰150g(コップ1杯半くらい)、たい肥3kg(バケツ3杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
気温が20℃くらいになったら種をまきます。表面を板などで平らにならして、深さ1cmくらいの溝をつけたら種をまき、その上から土を5mmほどかぶせます。
さらに、土の乾燥を防ぐため、新聞紙やワラをしきつめましょう。
芽が出て葉が2枚くらいになったら、ワラはそのままにして、2cm間隔でネギを間引きしていきます。その後10日に1回程度、化成肥料を少しずつ与えていきましょう。
冬はビニールトンネルで寒さを防ぎます。ただし、日中にトンネルの中が暑くなるようなら、ビニールのすそを上げて、空気を入れかえましょう。
草の高さが20〜30cmくらいになったら、春まきの場合は6〜7月、秋まきの場合は次の年の3〜4月に、収かく用の畑に移して植えます。根っこを溝の底に広げて、ひと握りの化成肥料を与えましょう。
植え付けてから40〜50日後に、1回目の土よせを行い、5cmくらいの厚さで両側から土をかけていきます。
このとき、葉の分かれ目には、土がかからないように気を付けましょう。土が入ってしまうと、極端に生育が悪くなったり腐敗したりするので、それを防止するためです。
さらに2〜3週間後に、2回目の土よせを行います。2回目までは、土よせしたら、化成肥料を与えましょう。
その後も土よせは3〜4週間ごとに、3〜4回に分けて行います。成長に合わせて土よせすることで、葉鞘部分が白く長くなります。しっかりと土よせを行うことは、品質の高いネギを育てるポイントです。
収かくは、クワなどで土の片方を切りくずしてから行いましょう。
土よせは早めに行うと、ネギの生育が抑えられてしまうので、生育の後半になったら集中して行いましょう。血行促進や疲労回復の効果もある万能野菜を、ぜひ自分の手で育ててみてください。
Q. 気をつけるべき病虫害はありますか?
A. カビの一種である「さび病」、過湿時にベトベトになる「べと病」に注意してください。どちらも薬剤散布で防除できます。
Q. ネギの先端に丸いつぼみができましたが、これはどうすればいいですか?
A. そのつぼみを「ネギ坊主」といいます。そのまま花を咲かせてしまうとネギは固く締まり、食用に適さなくなりますので、すぐに摘み取ってしまいましょう。
殺菌作用や疲労回復効果など嬉しい効果がたくさん期待できるネギを是非自宅で栽培し、新鮮なネギをまるごとおいしくいただきましょう!