【乙女心に刺さる花言葉】ロマンチック花束選手権
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
オクラは熱帯地方原産の、ハイビスカスと同じアオイ科の野菜です。可憐で淡い黄色の花を咲かせるので、園芸用としても親しまれています。
オクラはタンパク質、糖質、ビタミンB1、ビタミンB2を豊富に含んでいる緑黄色野菜の一つです。
納豆のようなネバネバした食べ物は身体に良いという説は本当で、オクラに含まれるガラクタン、アラバン、ペクチンといった食物繊維のねばり成分は便秘や大腸がんを予防します。
さらにはレタスの3倍以上の量が含まれるβカロテンは、抗発ガン作用や健康維持効果などが見込まれ、多く含まれているカリウムには高血圧防止の役割を果たしてくれます。
オクラは比較的育てるのが簡単ですが、温度には敏感なので、気候が安定している時期を狙って種まきをしましょう。地域やその年の気候にもよりますが、大体5月〜6月頃までに行うのがおすすめです。
オクラは夏野菜なので、春に種をまき夏に収穫をします。住んでいる地域によって、若干時期のズレがあるので注意しましょう。
根っこが太く、まっすぐ伸びる直根で、植え替えには向きません。直接畑に種をまくか、植え替えの時に根っこを傷つけないように気をつけましょう。
植え付け2週間前に1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
5月中旬以降から種まきの適期を迎えます。ただし地域によって異なるので目安としてください。日当たりのよい場所に3〜4粒ずつ種をまき、その上から土を5mmほどかぶせます。本葉が展開するまでに生育のよい1本を残して間引きます。
初心者で手間をかけたくない場合は、苗を購入して植えたほうがよいでしょう。
小川さん
間引かずにそのまま育てる方法もあります。間引きしたほうが生育が早く実が大きくなりやすいですが、高さを抑制し収穫量が多くなりやすいメリットがあります。
黒いマルチシートをかぶせれば、生育を良くすることができます。ただし、気温の高い日に使うと必要以上に土壌を温めてしまうので、夏日には使用を控えたほうが良いでしょう。
小川さん
マルチシートを使えば、除草の手間も大幅に省けます。
本葉(ふた葉の後に生える葉のこと)が5〜6枚になったら、1株当たり大さじ1杯の化成肥料を与えます。15日から20日おきに、2〜3回に分けて与えましょう。短期間で土に養分を補い、成長を助けてくれます。
さらに株の周りに土をかぶせて、しっかり固定しておきます。雑草が生えてくるのを抑える効果が期待できます。
中央の太い茎(主枝)を伸ばしていきますが、脇芽は見つけ次第摘み取ります。背丈も高くなってくるのでしっかりとした支柱を立て、倒れないよう追肥と同時に土寄せしてください。
収穫の時期は、花が咲いてから4〜5日ほどです。実が7〜10cmくらいになったら、ハサミなどを使って収穫していきましょう。
小川さん
実の生長が早く、1日でも大きくなるので注意してください。
実を収穫したら、実のすぐ下の葉は残し、それより下の葉をハサミで切り取ります。(摘葉)
風通しがよくなって病害虫の発生を防ぎ、若い葉や実に栄養が集中して収穫期間も長くなります。
オクラは根っこがデリケートなので、種をプランターにまくよりも、畑に直接まくほうがよいでしょう。また、寒さに弱く10℃以下では育ちませんので、日当たりのよい場所でがっしりと育ててください。
小川さん
プランターや鉢で育てる場合は、深さ30㎝以上の容器を選びましょう。鉢の場合は、直径と深さが30㎝くらいのものに1株植えてください。
栄養価の高い実をつけてくれるだけではなく、ハイビスカスに似た美しい花も咲かせてくれるオクラ。育苗と鑑賞を楽しんだ後は、自分が育てたネバネバ野菜で夏バテを解消しましょう。
Q. オクラの実によく似たものが成っていますが、これは何ですか?
A. 蕾(つぼみ)です。天ぷらにするとおいしいので、併せて収穫しましょう。
Q. 草勢(株の勢いのこと)が弱いみたいなのですが…。
A. 肥料が足らないなどの理由が考えられます。オクラは比較的肥料を好むので、適切に追肥を行ってください。また温度不足の可能性もあります。18℃以下の気温では生長が悪くなるので、ビニールトンネル等を設置して保温するとよいでしょう。
Q. 連作障害はありますか?
A. 根に無数のコブが現れる「ネコブセンチュウ」や、幼苗が発芽不良を起こす「苗立枯病」が発生しやすくなりますので、連作は避けましょう。
小川さん
栽培間隔は2~3年をあけるようにしてください。
小川さん
オクラの最適PHは6.0~6.5です。PHメーターで植える場所のPHを測ってから、苦土石灰を入れるか判断すると安心です。