花粉症に怯えている。盲点だった手法で今年はバトルを仕掛けてみることにした
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リトープスはアフリカの山岳地帯や岩場、砂漠などに自生し、周りの環境に合わせた色合いで花を咲かせることから、擬態する植物として知られています。大きく膨らんだ葉が2枚重なり合っているユニークな見た目で、秋になると葉の間に花が咲きます。
一年に一回、リトープスは古い葉が枯れて中から新しい葉が出てくるため、その姿はまるで脱皮をしているように見えます。脱皮した後で新しい葉が出てくることもあるため、大事に育てると増やすことも可能です。
リトープスは水やりや肥料をあまり必要としないため、リトープスの種もしくは株を多肉植物用の土に植えるだけで簡単に育てることができます。種類によってさまざまな色の花を咲かせるリトープス。多肉植物を気軽に育てたい人におすすめです。
リトープスの開花期は、10月~1月で、陽の光によく当てると色が鮮やかになります。種から育てる場合は10月~11月頃に種まきをし、株を植え付ける場合も同じ時期に行います。
リトープスは暑さに弱い性質を持っており、風通しの良い明るい日陰で管理するといいでしょう。直射日光の当たる場所は避け、高温多湿にならないように管理することが大切です。
リトープスは寒さに耐えることができますが、鉢植えではなく庭植えをする場合は霜で株が痛むことがあります。気温が下がる冬の間は室内で管理するなどし、8℃以下になる場合は防寒対策を行いましょう。
リトープスは暑さにも寒さにも比較的弱い性質を持っているため、水を与えて温度調整をしようとする人もいるかもしれません。しかし、多湿に注意して育てる必要があるため、水やりと肥料は以下のポイントを押さえておきましょう。
リトープスは乾燥している地域の岩の割れ目などでも自生します。そのため、水やりはほとんど必要なく、逆に水を与えすぎてしまうことで枯れて腐ってしまいます。1カ月に1回の水やり程度に留めるようにし、休眠する夏の間は水を与えないようにしましょう。
リトープスの休眠期である6月~9月頃は、葉がしわしわになってきます。枯れてしまったのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、水やりはせずに我慢し、9月に入って気温が30℃を切ったら再び水を与えるようにしましょう。また、乾燥させている間は月に一度か二度、葉水を与えることで成長期の助けになります。
あまり水を必要としないリトープスですが、肥料も多く与える必要はありません。植え付けるときに緩効性肥料を少し与えると、成長期によく育つでしょう。
Q.リトープスを育てる際に注意すべき害虫や病気はありますか?
A.リトープスにつきやすいのが、ネジラミと呼ばれる害虫です。根の周辺につくことが多く、見た目は楕円形の白い虫のような姿をしています。もし、ついているのを発見したら根を水で洗って薬剤につけ、乾燥させましょう。十分乾いたら新しい土に植え替えます。害虫対策としてあらかじめ殺虫剤をまいたり、虫を寄せ付けないネットなどをかけるのもおすすめです。
Q.リトープスはどんなお手入れが必要ですか?
A.花を咲かせた後は、枯れた花をそのままにせず、取るようにしましょう。株に染みが出来てしまったり、腐敗病になる可能性があります。また、脱皮した古い皮は無理に取ってしまうとリトープスを傷つけてしまうことがあるため、そのままで大丈夫です。極端に寒かったり暑かったりすると成長に影響するため、室内などに移動させるといいでしょう。
Q.リトープスの種はどうやって回収しますか?
A.リトープスは花が咲いた後で花の下から種子袋が出てきます。袋のまま回収し、しばらく乾燥させて保管します。種をまく時期になったら、ぬるま湯などにつけておくと自然に袋がむけて種を取り出しやすくなります。
リトープスといってもさまざまな種類があり、花の色もたくさんあります。見た目がユニークなリトープスは水やりも肥料もあまり必要ないため、初心者でも簡単に育てることができます。1月~4月の成長期は日にしっかりと当てるようにし、気温の変化に注意しながら大切に育てましょう。