平成ギャルの、ガラケーを「デコる」技術。「デコ電」の歴史と作り方を専門家に教わった
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目次/ INDEX
しゃきしゃきとした食感と独特の香りを持ち、きんぴら、天ぷら、煮物など、様々な味わいが楽しめるゴボウ。食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えるほか、大腸がんの予防にも効果が期待できると言われています。
種まきには春まきと秋まきがあり、春は2月下旬〜6月上旬頃にまいて9月〜翌年5月上旬までに収穫、秋は9月中旬〜10月頃にまいて翌年6月〜9月上旬までに収穫します。
ゴボウは根が地中深くまで伸びるので、畑の土はできるだけ深く(最低でも深さ60cmくらいまで)耕しておきましょう。また、ゴボウの種の発芽率を上げたい場合、ひと晩水に浸し吸水させてから種をまくとよいでしょう。
畑の肥料は1㎡あたり、最初に苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、化成肥料50g(コップ半分くらい)を土に入れましょう。
ゴボウは過湿にとても弱い野菜です。水はけをよくするため、あらかじめ土を深く耕し、周りの土がやや高くなるようにします。
股根(またね)の原因になる石ころなどを取り除き、土の塊は細かく砕いておきましょう。また、同じキク科を続けて作ること(連作)も、股根の原因になることがあります。
ゴボウは、春と秋に種をまくことができます。気温が25℃くらいになったら、10cm間隔で種を3~5粒ほどまいていき、その上から土を薄くかぶせます。ゴボウは初期生育が遅いので、こまめに雑草を取り除き、たっぷりと水を与えましょう。
本葉(ふた葉の後に生える葉のこと)が1~2枚の頃に間引きを行い、苗を2本にしましょう。葉が寝ている株は根も曲がっているため、間引きでは、葉がまっすぐに伸びている株を残すのがポイントです。
本葉が3~4枚になったら、株間を10cm間隔の1本ずつになるように間引きします。
その後、株と株の間にひと握りの化成肥料を与えて、株の根元に土を寄せておきましょう。ゴボウは肥料不足になると、ス入り(根身の内部に空洞ができる現象)が多くなりやすい野菜です。
種まきから、100~150日くらいが収穫の時期です。根の直径が1cm以上になったら、若ゴボウとしても収穫できます。
150日で根の長さが75cmほどになるので、掘る時に折れてしまわないように気をつけましょう。収穫するときは葉を鎌で切り落としてから、葉柄を持って引き抜くとよいでしょう。
ゴボウは同じ場所で連続して育てることを嫌います。収穫してから4~5年間は、同じ場所で栽培しないようにしましょう。
Q. 気をつけておくべき病害虫はありますか?
A. 害虫はアブラムシやヨトウムシなどが発生しやすいです。早期発見、早期防除に努めましょう。病気は、葉に黄色の斑点が現れるモザイク病に注意し、ウイルスの原因であるアブラムシの飛来を防ぐため、寒冷紗を掛けておくか防虫ネットを張っておくのも効果的です。
Q. プランターでも育てることはできますか?
A. ゴボウ栽培に適したプランターは、50㎝以上の深型サイズですが、なかなか販売していません。そのため、大型の土のう袋などをプランター代わりに栽培するとよいでしょう。ミニ種の場合は、深さ30㎝以上のプランターや植木鉢で栽培可能です。
Q. 間引きの時に、残したい苗が一緒に抜けてしまうのですが…。
A. 隣り合う苗の根同士が地中に絡まっていると、残したい苗が一緒に抜けてしまうことがあります。間引きする時は、根元をしっかりと押さえて間引くか、ハサミやナイフなどで根元から切り取るようにしましょう。