野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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目次/ INDEX
カブには多くの品種があり、大きさも小カブ・中カブ・大カブに分けられます。形も丸型や牛つぼ型、色も白や赤や紫など、様々なものがあります。作り方も簡単で、葉にも栄養が豊富に含まれています。
「春まき」と「秋まき」があり、春は3〜6月頃にまいて4月末〜8月までに収穫、秋は7月中旬から10月上旬にまいて9月〜翌年2月上旬までに収穫します。
土が固かったり土の塊があったりすると、玉の形がゆがむ原因になるため、畑は前もってよく耕しておきましょう。また、プランター栽培の場合は野菜用の培養土で育てるとよいでしょう。
肥料は、あらかじめ1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料100g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきます。
気温が25℃くらいになったら、5~6粒ずつ種をまき、その上から土を5mmほどかぶせます。発芽するまでは、土を乾かさないように水やりをしっかりしましょう。
栽培するカブの大きさによって、2条まき~5条まきに分かれます。2条まきは大カブ、3条まきは中カブ、5条まきは小カブが収穫に向いています、育てたい大きさに合わせて選びましょう。
春に種をまく春まきもできますが、秋に種をまく秋まきのほうが作りやすく、品質のよいものが収穫できます。
芽が出て、本葉(ふた葉のあとに生える葉のこと)が1枚になったら、混み合っている場所を中心に、全体から見て半分になるように間引きしていきます。間引きは生育の早いものや遅いもの、病虫害に侵されているものを優先的に取り除いていきましょう。
次に、本葉が3枚になったら、生育のよい苗を中心に葉の大きさを揃えるようにして間引きします。間引き菜は、サラダやおひたしなどにしておいしく食べましょう。
根っこが1.5~2cm(目安としては小指くらいの太さ)になるまでは、一本立ち(育ちの悪い苗を抜いて元気な苗を1本だけ残すこと)にします。
小カブは種をまいてから40~50日、中カブ・大カブは60~100日で収穫できますが、やや早めに収穫したほうがおいしく食べられます。収穫が遅くなると根にひび割れを起こすこともあるため、収穫期を逃さないようにしましょう。
また、小カブなら1ヵ月半くらいの比較的短い期間で収穫できます。
秋の始めから終わりの頃までに、2~3回に分けて種をまくと、長い期間にわたって収穫することができるでしょう。
根っこが小指くらいの大きさになるまで、土が乾燥しないように気をつけましょう。また、カブを同じ畑で作り続けると、土壌が病害にかかりやすくなったり、ホウ素欠乏症などの発生が多くなったりするため、できるだけ連作は避けましょう。
Q. 生育の悪い、細いカブしかできないのですが…。
A. カブは水分や肥料が不足すると、細長くなることがあります。よくある原因は水分不足なので、しっかりと水やりをしてください。水分が十分あれば、丸々と膨らんだよい形になります。
Q. 気をつけるべき病害虫はいますか?
A. アブラムシ、ヨトウムシ、カブラハバチなどの害虫が発生しやすいため、見つけたら捕殺するか殺虫剤を散布するなどの対策をしましょう。また、根こぶ病にかかると捨てるしかないため、連作を避け、排水・通気性のよい高畝にするなどして予防することが大切です。
Q. どうして間引きが必要なのですか?
A. 植物には、互いに競い合うことで生育がよくなるという性質があります。早く成長させることは、病虫害に襲われたり、雨や風で傷ついたりするリスクを減らし、元気な野菜を育てることにつながります。