【乙女心に刺さる花言葉】ロマンチック花束選手権
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目次/ INDEX
【共通】
【つるあり種の場合】
【つるなし種の場合】
インゲンは「つるあり」の品種と「つるなし」の品種があり、暖かい気候を好みます。日本では、実が大きくなる前の緑色のサヤを食用にするサヤインゲンが主流ですが、完熟種子を乾燥させて煮豆などに用いる子実用品種もあります。インゲンには、カロテン、食物繊維、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウムなど、たくさんの栄養素が含まれています。どんな料理にも合わせやすく、美しい緑色が彩りを添えてくれるでしょう。ちなみに、関東では隠元豆(インゲンマメ)、関西では三度豆(サンドマメ)と呼ばれています。
インゲンはマメ科にしては珍しく、肥料(窒素)が多めに必要な野菜。通常は畑で育てることになりますが、連作を嫌う作物のため、マメ類を栽培した場所への作付けは極力さけましょう。
インゲンは、まく時期をずらせば長く収穫できる、家庭菜園にはぴったりの野菜です。冷涼地では4月中旬から6月、中間地では4月から7月にかけて、暖地では3月下旬から9月中旬が種をまく時期になります。収穫期はそれぞれ、6月から9月、5月下旬から10月、5月中旬から11月下旬となります。
インゲンは畑に直接、種をまくのが基本です。
しかし、鳥におそわれる危険がある場合はポリポットに種をまき、小苗(こなえ)になるまで育ててから、畑に植えましょう。
肥料はあらかじめ1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯)、たい肥2㎏(バケツ2杯)、化成肥料50g(コップ半分)を土に入れ、よく耕しておきましょう。
気温が25℃くらいになったら、20~30㎝間隔で種をまいていき、その上から土を2㎝ほどかぶせます。
芽が出るための気温は高いですが、暑すぎると花が落ちてしまいますので、暑い時期をさけて栽培しましょう。
ふた葉の後に生える本葉(ほんよう)が2~3枚になったら、生育のよい苗をのこして、1本に間引きします。
つるあり種の場合は、本葉が2~3枚になり、間引きを終えたら株元に軽く土をよせて、丈夫な支柱を立てましょう。つるなし種と比べて、収穫までの期間が10日ほど遅くなりますが、長く収穫できます。
つるなし種の場合は、苗が小さいので、プランターで栽培することもできます。
つるなし種は、株の高さが50㎝以上になると倒れやすくなってくるので、簡単な支柱を立てていきます。
つるなし種は、種をまいてから1ヶ月半~2ヶ月半で一斉に実がなり、すぐに収穫が終わってしまいます。種まきを10日ほどずらして、2~3回にわけて行うとよいでしょう。
インゲンは、暑すぎると花が落ちて実が付かないので、夏の栽培は種をまく時期に注意するか、暑さ対策を行うことがポイントです。暑さ対策の方法としては、遮光ネットを設置するなどが挙げられます。
Q. 収穫するときに気をつけることはありますか?
A. 収穫するときには、枝を傷めないようにハサミで切り取るか、手でもぎり取ること。サヤの長さが10~15㎝ほどになったら収穫のタイミングです。実を長くつけすぎると株が弱るので、大きくなったものから順に収穫しましょう。そうすることで、長期にわたり収穫できるようになります。
Q. 追肥のタイミングは?
A. 追肥は、開花と初収穫のタイミングに。インゲンの花は1つ咲き始めると、そのほかも次々に開花します。実のほうに栄養を行き渡らせるために、最初に開花したタイミングで1回目の追肥を行うように。収穫が始まったら2回目の追肥を施しましょう。ただし、アブラムシが付着しているときには追肥しないこと。アブラムシは栄養過多の証拠です。
Q. 病気や害虫で気をつけることはありますか?
A. 梅雨と秋雨の時期の「炭そ病」と、湿気の多い9月頃の「さび病」に注意。薬剤防除を施しましょう。害虫では、生育初期にアブラムシやハダニが付きやすいので、若い本葉の裏側を確認するように。特にアブラムシはウイルス病を媒介するので、早めに取り除くか薬剤防除をする必要があります。
栄養が豊富で、美しい緑の色を食卓に添えてくれるインゲン。時期を調整すれば長期間、収穫することができます。野菜本来の美味しい味を楽しむために、ぜひ育ててみてください。