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目次/ INDEX
コマツナは、ベータカロテンやビタミンC、カルシウムなどを豊富に含む緑黄色野菜。炒め物やおひたし、味噌汁の具など、幅広い料理に使われているおなじみの野菜です。江戸時代に、東京都小松川で生まれたことから「小松菜」と名づけられました。
作り方は簡単で、プランターで栽培することもできます。例年3〜11月頃に種をまき、収穫はほぼ一年中できますが、冷涼な気候を好むので、秋まきが育てやすいでしょう。
肥料はあらかじめ1㎡あたり苦土石灰100g(コップ1杯)、たい肥2.5kg(バケツ2杯半)、化成肥料100g(コップ1杯)を土に入れ、よく耕しておきます。
気温が25℃くらいになったら種をまきます。土の表面を板などで平らにならして、深さ1cmくらいの溝をつけたら1〜1.5cm間隔で種をまき、その上から土を5mmほどかぶせます。水やりはしっかり行いますが、種が浮き出たりしないよう気を付けましょう。
発芽後、間引きは一度でやらずに、2~3回に分けて行っていきます。指でつまんで引き抜こうとすると、ほかの苗を傷めてしまう恐れがあるため、間引きはピンセットを使うか、家庭菜園用ハサミでカットするといいでしょう。
混んでいるところを中心に、半分くらいに間引きします。間引きが遅れると苗が弱ってしまうので注意しましょう。
最終的には、株と株の間を5cmくらいにします。
2回目の間引きは、図のような状態の苗があったら間引きしましょう。葉の色が黄色に変色していたり、まだらになったりしている場合は追肥が必要です。その場合は、化成肥料を入れて表面の土と軽くまぜますが、肥料をやりすぎるとエグみが強くなるので注意しましょう。
コマツナは育つのが早い野菜です。大きくなりすぎると品質が悪くなるので、20〜25cmくらいの大きさで収穫します。株元をつかんで引き抜いた後、根の際を包丁やハサミで切りましょう。
夏なら20〜25日、春や秋なら30〜35日、冬でも暖かく管理すれば50〜60日で収穫できます。種を少しずつ何回かに分けてまけば、連続して収穫できるでしょう。
コマツナはプランターでも簡単に栽培できる野菜のひとつです。室内に持ち込んで暖かな窓のそばで栽培すれば、温室と同じような環境になり、観葉植物のようなインテリアにも早変わりします。
真冬はトンネル栽培を行い、春はビニールフィルム、そして真夏には寒冷紗を使います。防温・防寒対策だけではなく、害虫から野菜を守ってくれる大切な役割があり、これらの栽培方法が葉を食べる野菜作りの基本です。作れる野菜の種類が多くなれば、野菜作りの楽しさもさらに広がりますね。
間引きした小さな苗は、つまみ菜として料理に利用できます。間引きはタイミングを逃さず丁寧に、そして収穫期は大きくなりすぎないように注意しながら収穫して、採れたてのコマツナを味わってください。
Q. 病害虫対策はどうすればいいですか?
A. カブラハバチ、アオムシなどの害虫は発生しやすく、放っておくと葉を食べてしまうので、幼虫は見つけたら捕まえて駆除しましょう。防虫ネットや寒冷紗でトンネル掛けをしておけば、産卵を予防することができます。また、病気は葉の表面や茎に乳白色の膨れた斑点ができる「白さび病」、葉に淡灰緑色の斑点ができる「炭疽病」などになりやすいです。発病した葉は除去し、農薬を散布する、水はけを良くするなど土壌改良に努めて予防しましょう。
Q. 収穫したコマツナは小さくても食べられますか?
A. 食べられます。小さめのコマツナは軟らかいので、サラダに入れるなどして食べましょう。また、収穫する数が多いと、終盤は大きくなりすぎて品質が悪くなってしまうため、小さいうちから収穫を始めるといいでしょう。
Q. 初心者でも育てやすい品種はありますか?
A. コマツナには長葉系と丸葉系があり、丸葉系のほうが耐暑性や耐寒性に優れています。栽培に手間をあまりかけたくない場合は、丸葉系の品種を選ぶといいでしょう。