裏庭をボタニカルにイメチェン! 手軽に出来るマイクロ家庭菜園!
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目次/ INDEX
シソ(青シソ)は鮮やかな緑色で縮みがあり、緩やかな波を打った葉が特徴の野菜です。ビタミンAを多く含み、香りが高く、いろいろな用途に使えます。大葉との違いがわからないという人もいますが、大葉は食用の野菜として販売されるときの別名で、実はシソとまったく同じものです。
シソの種蒔きは例年4〜5月頃に行い、6〜10月頃までに収穫します。一度育つとたくさんの葉が茂り、生育旺盛なので無農薬栽培が可能です。
気温が20~25℃くらいになったら、ポットに種を5~6粒ほどまき、その上から土を5mmほど薄くかぶせます。
たくさん育てたい場合はポットを適当なケースに入れ、芽が出るまではたっぷりと水を与えます。
また、ケースの上に濡れた新聞紙をかぶせて、土を乾燥させないようにしましょう。
芽が出てきたら、混み合っているところを間引いていき、本葉(ほんよう)が2枚の頃には1本に間引きします。
畑の肥料は、1㎡当たり、最初に苦土石灰100g(コップ1杯くらい)、たい肥2kg(バケツ2杯くらい)、化成肥料70g(コップ1杯くらい)を土に入れ、よく耕しておきましょう。
本葉が4枚になったら、畑に移して植えていきます。シソはとにかく乾燥に弱いので、畑に移す前にポットの苗と畑の植え穴にも水をしっかり与えましょう。
株の高さが15~20cmくらいになったら、中心の茎の先っぽをつみ取ります。
高さが伸びなくなるぶん、脇の枝に栄養がいくので、収穫の量が多くなります。
本葉が10枚以上になったら、下のほうの葉からつみ取って収穫していきます。シソの香りが落ちないよう、手で触らずに軸を持って収穫しましょう。
日の出ている時間が短くなる秋頃には、先っぽに穂が出て花が咲きます。これも収穫して、お刺身の添え物や天ぷらなどに利用できるので、おいしくいただきましょう。
生育初期の涼しい時に、葉の裏に赤味がさす場合がありますが、温度が上がれば緑色になります。乾燥を嫌う植物なので、しっかり水を与えて、おいしいシソを育てましょう。
Q. 気をつけるべき害虫はいますか?
A. バッタなどの昆虫が葉を食べたり、アブラムシが沸いたりしやすい植物です。気になる場合は、防虫ネットや農薬を使うとよいでしょう。ハダニやスリップスなどの小さな虫は、手で駆除することが難しいため、新芽に虫が集中しているようであれば随時収穫を行い、個体数を減らすことも検討してください。
Q. シソの葉や穂以外に食べられるところはありますか?
A. ポットで間引いた葉っぱは「芽ジソ」と呼ばれ、本葉が出る前の小さな芽ジソは刺身のツマに、本葉が2枚の頃の芽ジソはサラダや和え物に使えます。また、実も食べることができるのでおすすめ。シソの実は、若いとプチプチ感が足りず熟しすぎると固くなってしまうので、タイミングが難しいのが難点ですが、佃煮や醤油漬けにするととてもおいしいですよ。
Q. 乾燥を嫌うということは、日の当たる場所で育てないほうがよいですか?
A. シソは発芽するために光を必要とするため、日の当たる場所もしくは半日陰の場所で育ててください。日光が足りないと、香りが悪くなることがあります。