観葉植物の選び方と育て方のコツ。プロおすすめの個性的5品種も紹介
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
花・観葉植物・野菜などをよく見ると、あちこちの葉がわずかに食べられていて、さらにそこに小さな幼虫が一匹見つかることがあります。このような場合、スズメガの被害に遭っている可能性が考えられます。
スズメガは幼虫が野菜・草花・樹木などの葉を食べてしまいます。
もし、成虫が飛んでいるところを見つけたら、卵を産みつけられている可能性があるので、葉を丁寧に調べましょう。卵がついた葉があれば、すぐ取り除いて処分します。
植物の根元や葉の上に粒上のフンが散らばっていたら、幼虫がいる可能性があります。歯の裏などを探して箸でつまむか、葉ごと切り取って駆除しましょう。
殺虫剤を使う場合は、幼虫がまだ小さいうちに薬を散布します。成熟した幼虫には効果があまり期待できないので、早めに対処しましょう。薬剤を使用する場合は、その薬剤の使用条件に合っているかどうかを、ラベルなどで必ず確認してください。
スズメガには多くの種類がいて、成虫や幼虫の大きさ・模様などがそれぞれ異なります。幼虫は成熟すると5〜10 cmくらいになる芋虫で、お腹の端に角を持った特徴のある形をしています。
成虫は広げた羽が5〜10 cm くらいで、種類によっては時速50 km 以上の速さで移動します。羽を素早く羽ばたかせて空中で止まることもでき、ストローのような長い口を使って花のみつや樹液を吸います。成虫は主に夜に活動しますが、昼間に飛ぶものも多くいます。直径2〜3cmの薄い緑色の卵を、飛びながら葉に一個ずつバラバラに産みつけます。
若い幼虫のうちは食べる量もわずかなため、なかなか被害に気付きません。成熟するにつれて食欲が増し、短い期間に植物が枝や茎だけになるまで葉を食べつくしてしまいます。体が急に大きくなるので、幼虫が成長してから気づくケースがほとんどです。
主に春から秋にかけて、年に1〜3回発生します。幼虫は種類によって餌とする植物が異なります。
少し目の粗い防虫ネットでも十分に予防できるので、トンネルがけするなど成虫が飛んでくるのを防ぎましょう。
Q.スズメガに毒はありますか?
A.スズメガは、幼虫も成虫も毒を持っていないので、触れても腫れたりかぶれたりすることはありません。
Q.スズメガの幼虫を駆除した後に気をつけることはありますか?
A.スズメガの幼虫をすべて補殺した後でも、1週間ほど経つとまた同じ数の幼虫を見つけることがあります。このように、一度発生すると同時期に何回かこれを繰り返すことがあります。ですから、駆除した後も必ず定期的に確認しましょう。
スズメガは発生が少なくても食欲が旺盛な害虫なので、被害が大きくなりやすい特徴を持っています。葉の表だけでなく裏もしっかり確認し、被害を防ぎましょう。