【人気商品10選】カインズオンラインショップのレビューで高評価な「収納グッズ」はどれ?
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目次/ INDEX
ハスモンヨトウは夜行性の害虫で、家庭菜園などで栽培している野菜や果物に大きな被害をもたらすことも少なくありません。大切な植物を食害から守るためには、適切な方法で対処することが大切です。今回は、ハスモンヨトウを駆除・防除する方法を解説します。
ハスモンヨトウ(斜紋夜盗)は、ガ(蛾)の一種であるヨトウムシの仲間です。成虫の羽に斜めの縞模様があることや、夜間中心に活動することからこの名が付けられています。
ハスモンヨトウの成虫は、主に植物の葉裏などに数百単位の塊で卵を産みつけます。卵から孵った幼虫は、6齡を経過して(6回姿を変えながら)、約40mmの大きさまで成長します。生長した幼虫の体色は、黄緑色や灰色、暗褐色など変異に富んでいます。野菜などを食害するのは、この幼虫です。
ハスモンヨトウの幼虫が次第に成長してくると、日中は土のなかで隠れて過ごすようになります。夜のあいだに作物などを盛んに食べるため、被害に遭うまで存在に気づかないことも珍しくありません。
卵から幼虫、蛹の期間を経て羽化し、再び産卵するまでのサイクルは夏季で約40日です。
ハスモンヨトウは南方系の虫で寒さには弱いため、冬のあいだはあまり多く見られません。
ハウスなどの環境の整った場所や蛹の姿で冬を越したもの、ほかの地域から飛来してきたものが、気温の上昇とともに繁殖を活発に行い、発生が増えます。このため、1年のあいだでハスモンヨトウの被害が多いのは、8月から10月頃です。
また、年によってハスモンヨトウの発生数は変わり、梅雨の時期に雨の少ない年や夏の暑さが厳しい年は、発生がより多くなる傾向にあります。
ハスモンヨトウは広食性の虫で、被害に遭う植物は70種類以上ともいわれています。
なかでも、野菜で被害に遭いやすいのは、サトイモやキャベツ、ダイズ、ハクサイ、ナス、ホウレンソウ、レタスなどです。果物ではイチゴ、花ではカーネーションやキク、ダリアなどが挙げられます。
孵化したばかりの幼虫は葉の裏を食べて白く変色させ、成長するとともに葉を丸坊主にしたり、花や果実、新芽を食い荒らしたりします。
ハスモンヨトウの被害を抑えるには、卵や幼虫の早い段階で見つけて駆除することが大切です。
孵化して間もない時期の幼虫は活動範囲が狭く、集団で発見しやすいのですが、大きくなるにつれて分散していきます活動の範囲が広がるうえに個々の食べる量が増えるため、見逃してしまうと被害は拡大する一方です。
また、ハスモンヨトウの幼虫は、成長すればするほど駆除用の薬剤が効きにくくなってしまいます。植物の葉が白っぽく透けて見える「白変葉」という状態を見つけたら、まだ小さい時期の幼虫が食害している可能性が高いので、すぐにでも駆除に取りかかりましょう。
ハスモンヨトウは、物理的に取り除くか、薬剤を使用する方法で駆除します。
ハスモンヨトウの卵や孵化したばかりの幼虫は、葉の裏などにまとまって見つかることが多いため、葉ごと取り除いて駆除すると良いでしょう。
一方、成長した幼虫は、日中は植物の株元などに潜んでいるので、野菜などが被害に遭ってもすぐに姿が見つからないことがあります。付近の土のなかを探し、発見したら割り箸などでつまんで除去するようにします。
ハスモンヨトウの幼虫は、成長段階によっては薬剤による駆除が効果的です。ただし、同じ種類の薬剤を続けて使用すると、ハスモンヨトウに殺虫剤抵抗性が現れてしまうことがあります。家庭菜園ではさほど気にする必要はありませんが、大規模栽培農家さんなどで、同じ薬剤を何度もご利用される場合は、異なるタイプの薬剤を使うことも検討しましょう。
こちらは、害虫を駆除する成分と、病気を予防・治療する成分がどちらも含まれている便利なスプレータイプの商品です。ハスモンヨトウのほか、アブラムシ類やハダニ、コナジラミ類に使用できます。ラベルを取り外すとシンプルな白いボトルで、家庭の部屋にも置いても違和感のないデザインです。
地面にパラパラと撒いて使える粒状タイプの殺虫剤で、浸透移行性があります。根から吸収された成分が芽や葉に移行していくため、効果が長続きするのが特徴です。広い菜園にも使いやすい商品ですが、使用前には各作物に対する使用時期や回数を確認しておくようにしましょう。
虫の脱皮を阻害する有効成分が含まれており、ハスモンヨトウやオオタバコガなどの大型チョウ目にもしっかりと効果を発揮します。また、効果が長期間持続すること、害虫の天敵であるハチには影響が少ないこともメリットです。キャベツやブロッコリー、トマトなど幅広い作物に使用できます。
稲などの一部の作物を除き、収穫の前日まで使用できる農薬です。有効成分のスピネトラムが11.7%含まれており、これを2,500~5,000倍に希釈して散布します。チョウ目のほか、アザミウマ目やハエ目にも効果を示すため、ハスモンヨトウ以外の害虫が気になる場合にもおすすめです。
広いスペースで本格的な野菜づくりに取り組んでいる方におすすめの農薬です。浸透性に優れた薬剤で、害虫が気になったときだけでなく、あらかじめ定植前の苗に散布しておく潅注処理にも利用でき、長期の防除効果が期待できます。葉物野菜から果菜類まで、多くの種類の野菜に使えます。
天然の微生物に由来する有効成分が含まれており、オーガニック栽培に魅力を感じている人にも使いやすい殺虫剤です。ハスモンヨトウに対しては、効果が1、2週間続きます。野菜のほか果樹やハーブなど幅広い植物に収穫前日まで使用できることや、使用回数に制限がないことがメリットです。
なるべく薬剤の使用を避けたい場合や、駆除に手間を取られたくない場合は、あらかじめ防除対策を講じておくこともできます。
野菜や花を防虫ネットで覆っておくと、ハスモンヨトウの成虫が近寄れず、産卵を防ぐことができます。防虫ネットは、ハスモンヨトウ以外の害虫や鳥の対策にも効果的です。種や苗の植え付け後、早めに設置するのがポイントです。
こちらは、植物全体を上から覆うことができるカバー用ネットが、支柱や固定用ゴムとセットになっている商品です。家庭でよく用いられるプランターにちょうどよいサイズで、長方形タイプにも丸型タイプにも使うことができます。ネットの裾をゴムでしっかり留めることで、害虫や鳥の侵入を防ぎます。
こちらのカバーは、通気性のある防虫ネットと保温性のある不織布の2種類が入っているのが特徴です。春夏の害虫対策だけでなく、秋冬の寒さ対策にも利用できます。支柱は横に広がる葉物野菜もカバーしやすい形状になっており、プランターの穴にストッパーを差し込んでしっかり固定できます。
植物を植えているプランターや菜園のそばに、成虫をおびき寄せる殺虫器を設置するのも良い方法です。ハスモンヨトウはガの一種なので、夜間に光で誘い、電気の力で退治するタイプが役立ちます。
電源のある場所なら簡単に設置でき、ニオイや煙を発生させることなく害虫を撃退できる機器です。園芸用としてはもちろん、ペットや食品のそばなど、薬剤を使いたくない様々な場所で利用することができます。1時間あたりにかかる電力料金が約0.16円と、省エネ設計です。
虫を誘引するランプ2灯付いており、広い範囲をカバーできる商品です。光センサーが付属しており、辺りの明るさを感知して自動で点灯・消灯が切り替わります。スイッチを入れる手間がなく、付け忘れや消し忘れもありません。台のうえに置くことも、上部から吊るして使うこともできます。
屋外用 電撃殺虫器 NCS-15WP
こちらの殺虫器は防雨タイプになっており、庇のない屋外でも使用できるのが特徴です。吊り下げて使う場合は、付属のチェーンが利用できます。手入れ用のハケも付属しており、捕まえた害虫の後始末をする際に、便利に使えます。
ハスモンヨトウに限らず、害虫を予防するのに有効なのがストチューの散布です。ストチューとは、酢・焼酎・木酢液を混ぜて作る害虫忌避剤で、害虫を駆除するのではなく、寄せ付けないようにするために用います。
作り方は簡単で、3つの液体を同じ量で混ぜ合わせればOKです。使用する際は、水で100倍から300倍に希釈してスプレーで散布します。
ただし、散布するときは野菜や菜園全体ではなく、気になるところへ部分的に使用するようにしましょう。全体にかけすぎると益虫まで追い払ってしまったり、水分過多になってしまったりするためです。
また、酢や焼酎は食品とはいえ、人の皮膚や粘膜には刺激の強い液体なので、誤ってかかった場合はすみやかに水で洗い流すようにしましょう。
木酢液は、木炭を焼く際に発生する煙を冷やして採取される液体です。酢酸やフェノール類など200種類ほどの成分が含まれており、木酢液のみを薄めて家庭菜園の土壌改良や堆肥づくりに利用することもできます。ペットの排泄物やゴミ捨て場などに消臭剤としてふりかけるのも、木酢液の使用方法の一つです。
タマノイ ヘルシー穀物酢 1.8L
ストチューに混ぜる酢は、普段調味料として使用しているようなものでかまいません。こちらはソムリエとして知られる田崎真也氏監修の穀物酢で、原材料に小麦粉を使用せず、独自ブレンドで作られているのが特徴です。スッキリとした味わいで、酢のものやドレッシングなど幅広い料理をおいしく仕上げることができます。
焼酎も特にストチュー用ではなく、お酒としていつも飲用しているものでOKです。こちらはクセのない味わいの焼酎で、ストレートのほか、水やお湯で割って飲んだり、酎ハイやカクテルにアレンジしたりと幅広い楽しみ方ができます。糖質とプリン体がゼロで、健康が気になる方も選びやすい商品です。
ガの仲間であるハスモンヨトウの幼虫は、辺りが暗い時間帯に活発に動き、幅広い種類の植物を食い荒らします。育てている野菜や果物が食害に遭い、なかなか犯人が見つからないという場合は、ハスモンヨトウの仕業かもしれません。
ハスモンヨトウの幼虫が成長するにつれ被害はどんどん広がってしまうので、「白変葉」という状態を発見したら、すぐに葉ごと除去するか、適切な薬剤を使って駆除するようにしましょう。また、事前の防除方法としては、防虫ネットや殺虫器の設置、ストチューの散布などが効果的です。
早めに対策を行って、育てている植物をハスモンヨトウの被害から守りましょう。