リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

アロマティカスの育て方とは?増やし方や虫除けなどについて

ユーザー

カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

アロマティカスは、シソ科プレクトランサス属の非耐寒性多年草です。原産地はインド~南アフリカで、厳しい寒さに遭わない環境で育ちます。華やかな香りがあり「キューバン・オレガノ」(キューバのオレガノ)と呼ばれることもあります。キュートな見た目で香りも楽しめることから、インテリアとしても大人気です。

栽培難易度は低めですが、湿気や寒さには弱いなど、知っておいたほうがよい注意点もあります。この記事では、アロマティカスの育て方、増やし方のコツを中心にご紹介。

アロマティカスは食用や虫除けにも使える

アロマティカスは食用や虫除けにも使える

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスについて

アロマティカス
学名:Plectranthus amboinicus
別名:キューバンオレガノ、スープオレガノ
原産地:インド〜南アフリカ
アロマティカスの花言葉:友情、沈静

アロマティカスはよい香りがすると同時に、細かい産毛に覆われたかわいい丸い葉っぱを持っています。触ってみると、肉球のようなプニプニとする弾力があるのが特徴です。こうした特徴から、ハーブとしても多肉植物としても扱われます。

少し甘さのあるミントのような香りがするため、ハーブティーをはじめとする飲み物や料理の食材としても愛されています。また、ハーブの香りは虫除けの効果もあります。実は抗菌作用もあるため、風邪を予防するために食したり、やけどした箇所に塗ったりする活用方法も。

ちなみに、花言葉は「友情」「沈静」です。「友情」の由来は諸説ありますが、「沈静」は治癒薬としても使われてきた歴史があるためだといわれています。

アロマティカスを育てる際に必要な物

栽培に必要なもの

アロマティカスを育て始めるために、苗のほかにも必要なもの、あったほうが便利なものを紹介します。

  • アロマティカスの苗

    市販の苗を育てたい分だけ用意します。

  • 小さな苗は二回りほど大きな鉢に植えつけが必要です。直径9cm程度の鉢に入っていた苗であれば、直径1520cm程度の鉢がちょうどよいサイズ。複数の株を植えつけたい場合は、プランターを使います。60cmのプランターに23株を植えつけるのが目安です。

  • 用土

    市販の培養土を使用してください。草花用、野菜用、ハーブ用などが適しています。アロマティカスは比較的乾燥に強い反面、過湿に弱い性質があります。根が湿りすぎている状態だと傷むことがあるので、市販の培養土に小粒か中粒の赤玉土、あるいは多肉植物用の培養土を23割程度混ぜたものでもよいでしょう。自分で配合する場合は、小粒赤玉土6に腐葉土か堆肥を4程度配合した用土がよいでしょう。ピートモスなど、水もちがよくなる用土は向きません。

  • 肥料

    鉢土の表面に置くタイプの緩効性化成肥料か有機個性肥料、または液体肥料を用意しておきましょう。最高気温が30℃を超える時期を除いて、春から秋に与えると生育がよくなります。自分で配合した用土を使う場合は、元肥(もとごえ。植えつけの際に用土に混ぜておく肥料)としてマグアンプKなどの緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。市販の培養土を使う場合は、は培養土に含まれているので元肥を加える必要はありません。

  • ハサミ(文房具のハサミでもかまいません)
  • 園芸グローブ(手袋)
  • じょうろ

アロマティカスの育て方

アロマティカスの育て方

アロマティカスは育てるのが難しい植物ではありませんが、すくすく育てるにはいくつかのポイントがあります。枯らしてしまわないよう、水やりや肥料の与え方などのコツをご紹介。

アロマティカスの置き場所のポイント

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方1

アロマティカスはとても日当たりを好む植物です。日当たりが悪い場所や、室内などで育てると間延びしてしまうだけでなく、病気もかかりやすくなってしまいます。また、乾燥を好むので、雨が降らない時でもジメジメしているような場所を避け、風通しがよい場所で育てましょう。

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方2

暑さに強いアロマティカスですが、日本の高温多湿な夏は苦手です。真夏は直射日光が当たらない南向きの軒下や、お昼くらいまでは日が当たるけれど、午後からは日が陰る場所など、気温が高い午後に直射日光が当たらない場所に置きましょう。春から秋までは戸外で育てますが、落葉樹の葉が落ちる秋以降は室内の窓辺など、温かく、日当たりのよい場所に取り込んで育てます。

アロマティカスの水やりのコツ

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方3

春から夏は、土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与えます。次の水やりは、鉢土の表面がしっかり乾いてから行います。アロマティカスは乾燥に強い植物なので、多少萎れさせても、水やりをすれば元気な状態に戻るのでご安心ください。

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方4

寒さに弱いアロマティカスは、乾燥に強い反面、湿り気に弱いところがあります。特に冬は、根の周りが湿った状態が続くと、根が傷んで、最悪枯れてしまうことも。取り込んだ室内の気温が10℃を下回る場合は、月に12回程度の水やりで大丈夫です。高気密、高断熱のマンションなど、冬でも18℃を下回らない場所で管理できる場合は、日光を十分当てて、春〜秋と同様の水やりをすると、室内でも成長を続けます。

アロマティカスへの肥料の与え方

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方5

肥料は粒状の緩効性化成肥料か固形の有機肥料、または液体肥料を与えましょう。肥料のラベルには、植物の種類に応じた適量や、液体肥料であれば希釈倍率が書かれています。

アロマティカスは香りが楽しめるハーブですが、植物の性質としては乾燥に強い多肉植物に近い植物です。ラベルに書いてある、サボテンや多肉植物への与え方に従って肥料を与えましょう。また、サボテン、多肉植物用の肥料をもっているようであれば、それを与えてもよいでしょう。肥料の与えすぎは禁物です。

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方6

肥料を与えるのは春から秋の間です。ただし、真夏は肥料が多いと根が傷むので、与えないようにしてください。定期的に規定量を与えてもよいですが、あまりたくさんの肥料は必要ありません。葉の色が薄く、黄色っぽくなってきたら肥料不足のサインです。株元に粒状の肥料を少量与えるか、やや薄めに希釈した液体肥料を与えて様子を見ましょう。あまりたくさん肥料を与え過ぎると、株が大きくなりすぎて香りが弱くなったり、根腐れしたりすることがあるので注意が必要です。

アロマティカスの増やし方

アロマティカスの育て方とは? アロマティカスの育て方7

春以降、生育が進んで新芽が伸びたら、葉を23枚つけて枝を切ってください。こうして切った枝を、切り口が水に浸るように、水を入れたコップに挿しておくと、12週間程度で根が出てきます。根が出たら、用土に植えつけます。水に挿す場合は、水を毎日取り替えましょう。

土に挿す場合は、挿し木用の土か、肥料分を含まない小粒赤玉土にさし、水を張った鉢受け皿に鉢を入れて、常に湿り気がある状態を保ってください。こちらも12週間程度で根が出ます。新しい芽が伸び始めたら、肥料を少量与えて育てていきましょう。

アロマティカスを育てる上での注意点

アロマティカスの鉢

アロマティカスは育てやすく丈夫な植物ですが、苦手とする環境や悪条件が重なると株が傷んだり、最悪の場合は枯れてしまうかもしれません。アロマティカスを育てる上で注意したい点をまとめました。

カイガラムシやナメクジに注意

アロマティカスは、カイガラムシやナメクジなどの害を受けることがあります。

カイガラムシは薬剤が効きにくい厄介な相手です。付いたら水で濡らしたティッシュなどで拭き取るか、害を受けた枝が傷んでいるようであれば、枝ごと剪定して取り除きます。

ナメクジは葉っぱを食べ尽くしてしまうので、鉢の縁のほうにぐるりと石灰をまいて予防します。被害が大きいときは、駆除用の薬剤を散布してください。また、見つけ次第割りばしなどで取り除きましょう。

剪定をして風通しをよくする

アロマティカスは丈夫で増えやすく、株もすぐに大きくなります。多肉植物の一種なので乾燥には強いのですが、その反面多湿な環境を嫌うのでご注意を。梅雨時など湿度が高い時期は、株の内側に湿気がこもって蒸れてしまい、そこから株が傷むことがあります。

これを防ぐためには、梅雨時は枝がまばらになるように剪定をして風通しをよくするとよいでしょう。室内は戸外に比べると空気の動きが少ないので、室内に取り込む際にも、一度剪定をしておくと安心です。剪定した枝は水に挿して増やしてもよいですし、ハーブティーに使うのもおすすめ。

植え替えは夏前に済ませておく

生育が本格化する4月下旬〜6月上旬が植えかえのベストシーズンです。最低気温が15℃を上回ったら植え替え適期ですが、梅雨入りするまでに済ませるようにしましょう。

アロマティカスをはじめとする多くの植物は根が伸びる勢いと、茎や葉が育つ勢いが比例します。鉢の中が根でいっぱいになってしまうと、根が伸びにくくなると同時に、地上部の生育も衰えてしまいます。株が育って鉢がぎゅうぎゅう詰めになってきたら、そのまま一回り大きな鉢に植え替えするか、根鉢を崩して同じ鉢に植え替えましょう。

冬は10℃以上を保てる場所で育てよう

アロマティカスの大敵は過湿と寒さです。10℃以下になると葉色にツヤがなくなり、最後は茶色くなって枯れてしまいます。冬は必ず室内で管理してください。庭植えにしてあるものは、なるべく根を傷めないように優しく掘り起こして鉢に植え替えしてあげましょう。秋分の日頃に掘り上げると、室内に取り込む前に根が張り始めます。乾燥には強い植物ですが、エアコンの風が当たるような場所は乾燥しすぎてしまうので、置き場所に適しません。

アロマティカスについて知っておきたいQ&A

アロマティカスについて知っておきたいQ&A

アロマティカスについて、育て方以外でもよく頂く質問をQ&Aとしてまとめました。

Q. アロマティカスの葉は食べられるのですか?

A. アロマティカスはミント代わりに食べたり、ハーブティーに使ったりできます。レシピサイトを見ると、さまざまな創作料理に使われているほどです。伸びすぎた枝を剪定したら、ついでに葉を収穫して活用するとよいでしょう。

Q. アロマティカスはゴキブリなどの虫除けになると聞いたのですが

A. ハーブの香りを嫌う虫や鳥は多いため、ゴキブリをはじめとする不快害虫を遠ざける効果があるといわれています。株分けした小さな鉢を室内に置いておくとよいでしょう。

あくまで「忌避効果を望める」のであり、駆除できるわけではありません。過度な期待は禁物です。

Q. アロマティカスの効能を教えてください

A. 虫除けの他、「癒やし」や「治癒」に使えます。アロマティカスが持つさわやかな香りにはリフレッシュ効果があり、リラックスや安眠、緊張の緩和につながるそうです。

また、やけどや皮膚の炎症を抑える抗菌作用があることから、原産地では「メディカルプランツ」としても親しまれています。

Q. アロマティカスはどこに置けば風水の効果の得られますか?

A.  南東に置くのが良いとされています。アロマティカスの特徴であるミントの香りは、陰陽五行(木・火・土・金・水)では「木」または「土」にあたり、四緑木星の方位と相性が良いためです。丸くかわいらしい見た目に癒やされることから、キッチンに置けると料理をする人の心も和むかもしれません。

観葉植物と風水との関係について詳しく知りたい方は、観葉植物を風水の観点からで選ぶとは|運気アップ・置き場所別おすすめの種類を紹介も併せてご覧ください。

Q. アロマティカスはどこに売ってるのですか?

A.  花屋さんで購入できますが、必ず取り扱っているとまではいえません。インターネットで注文するほうが確実でしょう。一方で、苗からならホームセンターで購入できます。アロマティカスは育てやすく、増やしやすい植物なので、ぜひ苗から育ててみてはいかがでしょうか。

アロマティカスの育て方まとめ

アロマティカスの育て方まとめ

アロマティカスは初心者の方でも育てやすく、また増やしやすい植物です。香りがよく、癒やし効果や治癒効果もある他、ハーブティーや食材としても活用できます。寒さや日光の強さ、風通しなどの環境にだけは十分注意して、かわいい葉をたくさん育ててあげてください。

アロマティカスの育て方を動画で見る

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから