「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
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ローダンセマムはキク科の植物で、銀色のふんわりとした葉が特徴です。花の色は薄いピンクやホワイトが一般的。見た目は小さなヒマワリ、あるいはマーガレットのよう花ですが、暑い夏は生育、開花を休みます。
地中海沿岸のスペインやアフリカ原産の種をもとに園芸品種がつくられているので、冬に湿り気が多いのはよいのですが、夏に土が湿りすぎるのは苦手です。葉には細かい切れ込みや産毛などがあり、茎が宙に浮いたように咲きます。花言葉は「永遠の愛」です。
では、実際にローダンセマムの育て方を解説していきます。
ローダンセマムの開花期は3月~6月頃です。植え付けは2月~4月か、9月~11月頃に行い、秋に植え付けると春に咲くまでに株が大きく成長します。また、2年~3年に1度の頻度で植え替えをすると、生育が良くなります。植え替えは3月~5月か9月~11月頃に行うと良いでしょう。
ローダンセマムは鉢植え、庭植えともに風通しのよい日向で育て、庭植えする場合は水はけのよい場所を選ぶようにしてください。 寒さには比較的強く、最低温度が-10℃程度まで耐えるので、関東地方ではほとんどの地域で戸外で越冬します。寒冷地では、冬から春先まで室内の日当たりのよい場所で管理するようにしましょう。 夏の高温多湿には弱いので、鉢植えは軒下などの雨が当たらず半日陰のような場所で育てます。
ローダンセマムは土壌の過湿が苦手なため、水の与えすぎに注意しましょう。ただし、極端な乾燥も苦手とするため、水切れしないように水やりをするのがポイントです。水やりの際は花やつぼみに水がかかると花が早くしぼんでしまうため、水が花にかからないように株元に水やりをしましょう。
小川さん
購入したばかりのなどのよく開花している鉢植えは、意外と乾きやすいので注意してください。
ローダンセマムは挿し木で増やすことができます。3月~5月、もしくは9月~10月頃に太い茎の新芽を先から3cm程切り取って土にさします。切り口に発根剤を塗ると根が出やすくなるでしょう。
小川さん
挿し木後の水やりは、はじめ1週間は乾かさないように、以後は用土の表面が軽く乾いてから水やりしましょう。常に用土が湿っていると失敗しやすいです。
A.ローダンセマムは湿気に弱いため、株が込み合って風通しが悪くなると春先~秋にかけて立枯病になることがあります。特に夏は注意しましょう。対策としては、初春に切り戻しを済ませておくことをおすすめします。また、害虫は成長期に新芽や蕾にアブラムシがつくことがあるため、見つけ次第取り除くようにしましょう。
A.ローダンセマムは酸性土を嫌うため、庭植えの場合はあらかじめ苦土石灰を混ぜておきましょう。水はけの良い土が適しており、自作する場合は赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の割合の土がおすすめです。肥料は元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜておき、10月~11月にかけては緩効性化成肥料を、鉢植えには2月~5月に液体肥料を定期的に施しましょう。
A.風通しを良くして病害虫を防ぐために、6月~7月の梅雨前に、地表から3~5cm程度を残して切り戻しをしましょう。また、夏越し後に姿が乱れた株は9月~10月に切り戻すと、枝分かれして丈夫な株に育ちます。花がらはこまめに花茎のつけ根から取り除きましょう。
小川さん
苦土石灰を混ぜる前に、PHメーターなどで土壌の酸度を確認しましょう。アルカリ性だった場合は石灰を混ぜないでください。むやみに石灰を混ぜると微量元素欠乏症などを引き起こします。
見た目が可愛らしいローダンセマムは、花だけでなく美しいシルバーリーフも楽しむことができます。耐寒性が強く屋外でも越冬できますが、暑さには弱いので高温にならない場所で育てましょう。初心者でも比較的簡単に育てることができるため、ぜひ家庭で育ててみてはいかがでしょうか。
小川さん
外観はマーガレットにとても似ています。マーガレットとの交配種も誕生しています。