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ポインセチアの上手な育て方|基本情報や切り戻しなどの方法を解説

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株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

ポインセチアは、冬を代表する植物のひとつです。クリスマスシーズンになると、ポインセチアを目にする機会が増えます。この記事では、ポインセチアを自宅で栽培しようと考えている人に向けて解説しています。ポインセチアの特徴や育てる際のポイントを解説しているため、栽培時に役立ててください。

ポインセチアはこんな植物

さまざまな色のポインセチア

ポインセチアの概要は、以下のとおりです。

  • トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア科ユーフォルビア属)
  • 原産地:メキシコ、中央アメリカ
  • 和名:ショウジョウボク(猩々木)、ポインセチア
  • 英名:Poinsettia
  • 科:トウダイグサ科
  • 葉の色:赤、緑、ピンク、黄色、白、紫、褐色など
  • 草丈:10cm~1m

赤道に近い地域が原産の植物なので、実は冬よりも暖かい時期の方が好きです。サボテンや多肉植物が好きな方ならお気づきかもしれませんが、ポインセチアは多肉植物で人気のユーフォルビアの仲間。暖かい場所で、やや乾かし気味に育てるのが栽培のポイントです。日本国内にはもともと自生していない植物ですが、九州の南部や沖縄では自然繁殖している地域があります。

赤いのはじつは花ではなくて苞(ほう)

ポインセチアの花のように見える赤い部分部分は、実は花ではないって知ってましたか?花は中心の黄色い粒のような部分で、そのまわりに広がっている赤い部分は、葉が変化した「苞(ほう)」と呼ばれる部位です。苞は葉が変化した部位ですが、葉や茎は赤く色づきません。ポインセチアのように苞が鑑賞の対象になっているものには、ほかにカラーやアンスリウムなどのサトイモ科の植物があります。

というわけで厳密に言うとポインセチアの赤い部分は花ではないのですが、この記事では一般に花として受け取られている苞を含む観賞部位全体を「花」として紹介していきます。

ポインセチアを入手するなら11〜12月に

ポインセチアはクリスマスシーズンを飾る花として生産されているので、出回るのは11~12月です。この時期にしか流通しないので、珍しい品種などを手に入れたい場合は、早めに入手するようにしましょう。

ポインセチアの品種を紹介

ポインセチアといえば緑の葉に赤い花ですが、花色の出方などが異なる品種がいろいろ作られています。ここでは、代表的な品種を紹介します。

グートビアV-10シリーズ

グートビアV-10シリーズ

以下にもポインセチアらしい、ビビッドな赤い花が美しい品種です。葉が落ちにくく、ポインセチアの中でも育てやすい品種です。

ジングルベルズ

ジングルベルズ

赤の地色にクリーム色の模様が入る斑入りの品種です。赤一色だとちょっと重いと感じる方にぴったりの、軽やかで華やかな品種です。同じ品種でも株によって模様の入り方が異なるので、気に入った株を探すのも楽しいですよ。

エッケスポイント'アイスパンチ'

エッケスポイント

華やかな品種が多いポインセチアのシリーズ「エッケスポイント」の一つ'アイスパンチ'は、赤の地色の中心に、葉脈に沿って白い模様が入る品種です。グラデーションのかかった模様は、ホワイトクリスマスにもぴったりです。

レモンスノー

レモンスノー

ポインセチアというと赤い花というイメージが強いかもしれませんが、最近は黄色やピンクなどの品種も登場。レモンスノーは、名前のとおりレモン色に白みがかった葉が特徴的なポインセチアです。赤花品種と合わせて飾るのもおすすめ。

アンネットヘッグ

アンネットヘッグ

アンネットヘッグには、1970年代にノルウェーで作られ、世界中で好評を博したシリーズ。白にピンクのマーブル模様が入った種類や、ピンク、赤一色の苞をもつ多彩な品種があります。

プリンセチア

プリンセチア

サントリーフラワーズによって新しく作られたポインセチアのシリーズです。これまで赤い花というイメージが強かったポインセチアに白やピンクなどの花色を登場させ、大人気のシリーズです。赤やピンクの地色のに白い模様、白地に淡いピンクの模様などのバリエーションが豊富さも魅力的。

ウィンターローズ

ウィンターローズ

花弁(苞)が波打つ独特な花姿が特徴的なポインセチアです。八重咲きということともあってボリューム感があり、さながらバラのような豪華な花を楽しむことができます。

イエロールクス

イエロールクス

ビビッドな黄色い花弁が目を引く品種。赤と緑のポインセチアはクリスマスのイメージが強いですが、オータムカラーにもよく合うイチョウの葉のようなくっきりとした色彩が目を引きます。2020年のジャパンフラワーセレクションで、優れた色彩を持つ品種に贈られるカラークリエイト特別賞とベストフラワー(優秀賞)を受賞した実力派品種です。

ポインセチアの育て方

変色したポインセチア

ポインセチアは冬を彩る花ですが、ほかの冬の草花とはちょっと違った育て方をする必要があります。また、適切な管理をしないと、ポインセチアが持つ美しい色彩が発揮されないことも。ここでは、ポインセチアを元気に育てる方法と、鮮やかな花を楽しむためのコツをご紹介します!

ポインセチアは多肉植物!?

日の当たる窓辺のポインセチア

ポインセチアの栽培を始める前に、以下の3つのコツを把握しておきましょう。

水をやりすぎない

ポインセチアは、多肉植物好きな人にはおなじみのユーフォルビアの仲間です。なのでじつはとても乾燥に強い植物。その反面、根が常に湿った状態だと根が傷み、最悪枯れてしまうことがあります。ちょっと水やりの間隔が空いてしまったかも?くらいの頻度でもポインセチアは耐えることができるので、くれぐれも水の与えすぎに注意しましょう。特に最高気温が30℃を超える真夏と、気温が下がり土が乾きにくくなる冬は要注意です。

日光に当てる

ポインセチアを飾るシーンというと冬の室内が多いですが、基本的に戸外で育つ植物です。春と秋は戸外の日当たりのよい場所に置き、夏は午後からは直射日光が避けられる場所か、終日明るい木漏れ日が当たるような場所で育てましょう。

室温を保つ

ポインセチアは、多肉植物のユーフォルビアに似て、寒さにあまり強くありません。春〜秋は戸外で育てますが、最低気温が15℃を切ったら室内の明るい場所に取り込みましょう。10℃くらいまでの低温では傷みませんが、冬の間はできれば15℃以上の室温がある場所に置きましょう。暖かい場所のおいた方がよいのですが、暖房器具の風に直接当たると葉が傷んでしまいます。窓辺の明るい場所に置けるとよいのですが、窓から冷気が入ってくるので、棚の上などの冷気が当たりにくい場所に置くのがおすすめです。

ポインセチアの育て方1:植物にあった土を作る

植物にあった土を作る

植物を栽培する際、育てる品種にあった土を使用する必要があります。以下では、ポインセチアにあった土の作り方を難易度別に解説します。

初心者は市販の培養土からスタート

ガーデニングや園芸作業が初めての人は、市販されている草花用か野菜用の培養土でもよいでしょう。市販の培養土はポインセチアにはやや水もちがよすぎるものも少なくありません。触ったときの感触がフワフワ、フカフカしている用土を使う際は、鉢底に3〜5cmほど鉢底石を入れて水はけがよくなるように植えつけましょう。培養土に小粒の赤玉土や軽石を3割ほど混ぜて、水はけよくするのもおすすめです。

自分で用土を配合する

自分で用土を配合する場合は赤玉土:7、腐葉土:3などの比率で配合したものを使います。2割ほどピートモスを入れてもよいでしょう。市販の培養土にもいえることですが、用土に有機質が含まれていると、室内に取り込んだ際にキノコバエと呼ばれる小バエが発生することがあります。鉢土の表面に3〜5cmほど小粒の赤玉土を敷いておくと発生を抑えることができます。

    ポインセチアの育て方2:水と肥料のやり方を押さえる

    水と肥料

    ポインセチアを上手に育てるためには、水と肥料の与え方を把握しておくことが大切です。以下では、季節ごとの水やりと肥料の与え方をご紹介します。

    適切な水のやり方

    基本的に常がしっかり乾いてから水やりをします。冬になってからは葉や苞、花に水をかけてしまうと見た目が悪くなるので、株元に静かに水をあげるようにしましょう。連日気温が30℃を超える真夏や、室内に取り込んだ冬の間は、特に注意。これらの時期に過湿な状態が続くと根が傷み、最悪の場合枯れてしまうことがあります。に土が乾き気味になっているように水やりをします。土に腐葉土やピートモスなどの有機質が含まれているとキノコバエという小バエが発生することがあります。キノコバエの幼虫は乾いた土だと増えにくいので、しっかり土が乾いてからの水やりを心がけていると、発生を抑えることができます。

    追肥の与え方

    土の上にばらまくタイプの粒状の緩効性化成肥料を5月と9月に与えればとりあえずは大丈夫です。加えて、5〜7月と9〜10月に2000倍に薄めた液体肥料を2週間に一回程度与えられればなおよいでしょう。真夏の8月と生育が停滞する2〜5月は肥料があると根が傷むことがあるので与えません。

    ポインセチアの育て方3:短日処理で苞を赤くする

    暗所のポインセチア

    ポインセチアは、昼の長さが夜よりも短い「短日(たんじつ)」という状態になると花をつけ、苞が赤くなるという性質を持っています。なので短日にならないと花が咲かず、赤い花も楽しめないということになってしまいます。最近は家庭で普通に育てていても色づく品種も登場していますが、育てている株がうまく色づかない場合は「短日処理(たんじつしょり)」をするとしっかりと色づきます。同様に、短日の環境でないと花が咲かないものにカランコエ、シャコバサボテン、アサガオなどがあります。

    短日処理をやってみよう!

    セントポーリアの短日処理は夜が長い環境に植物を置くことで、花芽をつけさせます。9月下旬になったら、光が当たらない環境に、できれば15時間ほど置くようにします。昔ながらのやり方としては夕方日が沈むころに、光が差し込まないように目張りをした段ボール箱をかぶせ、朝の出勤、登校の前に箱を取って光を当てる、というものがあります。暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりしない部屋にポインセチアを置いてカーテンを閉め切り、スマート家電などを使って一日9時間だけ光が入るようにしてもよいでしょう。カーテンを閉めるなどして日ざしが入らないようにした部屋にポインセチアを置いて、タイマーを使ってLEDライトの光を9時間程度当てるという方法もあります。短日処理は30〜60日行います。

    ちなみに、プロの生産者は温室でポインセチアを育て、タイマーで暗幕が閉まるように設定して短日処理を行ったりしています。

    ポインセチアの育て方4:病害虫対策

    枯れたポインセチア

    ポインセチアの栽培中は、病気や害虫への対策が必要です。特に注意が必要な病害虫の特徴や対策について以下で解説します。

    病気

    ポインセチアの栽培時に注意すべき病気は、灰色かび病、すす病です。病気を発症する原因は、茎や葉が密集しすぎるために通気性が悪くなることです。ポインセチアは、なるべく風通しのよい場所に移し、不要な茎や葉を切り落とすなどして、風通しのよい栽培環境を整えるようにしましょう。

    害虫

    ポインセチアに寄生しやすい害虫は、アブラムシ、カイガラムシ、オンシツコナジラミです。アブラムシは新しい芽につきやすいので、オルトランなどの株元にまいておくと食害を防げる薬剤を使うと、被害を抑えることができます。カイガラムシやオンシツコナジラミは風通しが悪いと発生しやすいので、枝葉を剪定して風通しよく育てましょう。発生したら歯ブラシなどでこすり落とすか、適用のある薬剤で駆除します。

    ポインセチアの育て方5:適切なタイミングで植え替え・切り戻しを行う

    ポインセチアの植え替え

    ここでは、ポインセチアの植え替えや切り戻しの具体的な方法について解説します。

    植え替えの方法

    植え替えに適している時期は、4〜5月頃です。1~2年に1回程度行うのがおすすめです。

    1. 株を鉢から丁寧に外し、根鉢(ねばち)の表面と周囲の土を軽く落とします。根鉢は、鉢から引き抜いた株のねと土が塊になったもののことです。
    2. 植えつける鉢に鉢底網と鉢底石を入れます。植えつけたときに根鉢の頂部が鉢の縁から3cmほど低くなるように調節して植えつけます。
    3. 鉢土を割りばしでついたり、鉢の側面を軽く叩くなどして土を落ち着かせます。隙間に土が入って鉢土がへこむようなら、土を足します。

    切り戻しの方法

    芽が動き出す4〜5月になったら切り戻しを行いましょう。植えかえと同時にやるのでもよいかもしれません。秋〜冬に手に入れた株をそのまま翌年も育てると、株の上の方から新しい枝が伸びて腰高になってしまうので、低い位置で茎を剪定します。茎や枝には葉がついているところや、過去に葉がついていた「節(ふし)」があります。茎や枝は2〜3節残して短く切り詰めましょう。ポインセチアは生育が旺盛なので、短く切り詰めても節があればしっかり芽を吹いてくれますよ。初夏から夏に盛んに枝を伸ばすので、伸びすぎた枝は8月にもう一回剪定してもOKです。切った枝葉挿し木すれば、株を殖やすことができます。剪定すると切り口から白い樹液が出てきますが、肌に触れるとかぶれることがあるので注意しましょう。白い液に触れた指で目をこすったりしないように気をつけてくださいね。

    ポインセチアの育て方6:挿し木は温度と手順に注意する

    ポインセチアの挿し木

    ポインセチアの株は、挿し木という方法で増やせます。挿し木とは、株から切った枝を土にさし、新しい株をつくることです。適期は植え替え、剪定と同じ時期なので、剪定で切った枝を使って挿し木するのもよいでしょう。

    まず枝を切り、葉がついた枝を3節ほど〜4節に切りそろえます。切り口から白い樹液が出るので洗い流し、そのままつけ根側の切り口を30分ほど水につけておきます。3号(直径9cm程度)の鉢に鹿沼土を入れてたっぷり水を与えます。挿し穂をここに挿し、直射日光や風が当たらない場所で管理します。挿し木した鉢は浅い鉢受け皿に載せ、受け皿に水を入れます。受け皿の水がなくならないように管理していると、1か月ほどで根が出て植えつけられるようになります。

    まとめ

    ポインセチアは寒さにさえ気をつければ育てるのはそれほど難しくありません。春にしっかり剪定をしておけば、ガーデニング初心者でもコンパクトに育てることが可能です。この記事で紹介したお手入れの方法を参考にして、ポインセチアを育ててみましょう。栽培に必要な道具は、ホームセンターや園芸ショップで入手できます。

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