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ハナキリンの育て方とは? 水やりのコツや土と肥料の選び方、挿し木で増やす方法などについて解説【カインズ花図鑑】

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

ハナキリンについて

ハナキリンの育て方 ハナキリンについて

赤、ピンク、オレンジ色の丸い花を咲かせるハナキリンですが、太い棘(とげ)がびっしりとついた先に葉と花があり、とても個性的な見た目をした多肉植物です。花びらのように見える部分は苞(ほう)と呼ばれる葉の一部で、本当の花は中心の部分だけです。鉢植えのお花として販売されていることが多いですが、実は多肉植物のユーフォルビアの仲間。なので、乾燥や水切れにも強く、夏の暑さもよく耐えます。その代わり、寒い環境や湿りすぎた土は苦手なので、育て方もちょっと多肉植物を意識しておくとうまくいくはずです。

ハナキリンを育てる際に必要な物

  • ハナキリンの鉢植え…春から夏にホームセンターや園芸店に出回ります。それ以外の時期にも時々流通することがあるようです。
  • 鉢…材質はどのようなものでもかまいませんが、あまり大きな鉢だと土が乾きにくく、過湿で根が傷みやすくなります。株の幅と同じくらいの直径の鉢がおすすめです。
  • 用土…一般的な市販の草花用培養土のほか、観葉植物用培養土、多肉植物用の土でも育てることができます。
  • • 肥料…市販の草花用の緩効性化成肥料、液体肥料などでかまいません。ただし、それほどたくさん肥料は必要としません。

そのほかにもガーデニング用のグローブやハサミ、土入れやスコップなどもあると便利です。トゲがあるので、バラの手入れに使うような厚手の革製グローブがあると作業がしやすいでしょう。

ハナキリンの育て方

では、ハナキリンの育て方について解説していきます。

ハナキリンのフラワーカレンダー

ハナキリンの育て方 フラワーカレンダー

ハナキリンは気温が15℃以上あれば冬でも成長し、花を咲かせます。夏の直射日光にも耐え、多少水やりを忘れても枯れることはありません。しかし、寒さには弱いため冬は室内に移動させて育てます。十分な日光と温度があれば、通年花を咲かせることができます。冬に取り込んで初夏から外に出して育てるようなサイクルだと、6〜10月くらいまでが開花期です。

ハナキリンの水やりのコツ

ハナキリンの育て方 水やり

基本的に、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。草花用培養土や観葉植物用の培養土は乾きが遅いので、鉢土の表面が乾いて1日待ってから水を与えましょう。多肉植物用の培養土は乾きが早いので、土の表面が乾いたらすぐに水を与えても大丈夫です。秋から春までの置き場所が15℃を切るような場所であれば、水やりは月に1回程度に控えます。

ハナキリンに適した肥料と土の選び方

ハナキリンの育て方 肥料

株がしっかりと生育すると花付きがよくなります。そのため肥料は4月と6月に1回、9月後10月に1回、緩効性化成肥料を与えます。または、4〜6月、9〜10月に2週間に1回ほど、2000倍に薄めた液体肥料を与えるのでもよいでしょう。あまりたくさん肥料を与えてしまうと、ハナキリンは花付きが悪くなるので、多く与えすぎないように気をつけてくださいね。

ハナキリンの育て方 土の準備

ハナキリンは市販の草花用培養土、観葉植物用の培養土、多肉植物用の培養土などで育てることができます。市販の草花用、観葉植物用培養土を使う場合は、2〜3割ほど小粒の軽石を混ぜ込んでおくと根腐れで枯らしにくくなります。また、草花用培養土は繊維質が多いフワッとしたものよりも、土の粒がしっかりしたものの方がおすすめです。赤玉土6:腐葉土:川砂1などの配合の用土で育ててもいいでしょう。

ハナキリンを挿し木で増やす方法

ハナキリンの育て方 挿し木

ハナキリンは挿し木で増やすことができます。まずは成長期の5~7月頃に枝の先端を5~8cmほど切り取り、切った部分から出る白い液をきれいに洗い流します。切り口が乾くまでは日陰で2~3日置いておき、乾いたら鹿沼土や赤玉土に挿しておくと、1~2カ月ほどで根が出てきます。鉢に植え替えるまでの期間は挿し木してから2カ月弱程です。枝を切った時に出る白い液は、体質によってはかぶれることがあるので、気をつけて作業を行うようにしましょう。

ハナキリンを育てる際に知っておきたいポイント

ハナキリンの育て方 栽培のポイント

ハナキリンは太い棘がたくさんついているため、素手で触ると傷がつく可能性があります。小さい子どもがいる場合は触らないように置き場所を工夫するなど、注意が必要です。また、挿し木の際に株を切ると出てくる白い液は、直接皮膚で触るとかぶれることがあります。必ず園芸用手袋などをつけて作業するようにしましょう。

ハナキリンの育て方について知っておきたいQ&A

Q.ハナキリンの植え替えのタイミングは?

A.購入してから、あるいは植え替えてから2〜3年ほどで土が劣化してくるので、植え替えましょう。植えかえは5〜9月ごろです。鉢を外して根の土を落としたら、干からびたり黒ずんだ根をハサミで切って整理しましょう。根の切り口が乾くまで1週間ほど日陰に置いておくか、すぐに植え替える場合は植え替え後1週間ほどは水をやらずに日陰で管理しましょう。

Q.ハナキリンのお手入れ方法について教えてください

A.ハナキリンは多肉植物のユーフォルビアの仲間なので、土が湿りすぎている状態を好みません。水やりの際に水を与えすぎないのはもちろんですが、戸外に置く際も、雨が当たらない場所の方が根を傷めて枯らすことが少なくなります。冬に室内に取り込むとハダニやカイガラムシがつくことがあります。サーキュレーターなどの風がやんわりと当たる場所に置き、週に1回ほど株全体に霧吹きで水をかける「葉水(はみず)」をしましょう。

Q.ハナキリンの花が咲きません。原因は何が考えられますか?

A.ハナキリンはとても光を好む植物なので、光が十分当たっていないと生育が思わしくなくなることがあります。1日4時間以上は日の当たる場所に置いて育てましょう。

まとめ

ハナキリンは温度を保てれば通年花を咲かせる人気の多肉植物です。水やりの手間も少ないため、初心者でも比較的簡単に育てることができます。棘のついた茎の先端部分にかわいらしい花を咲かせ、インテリアとしても楽しむことができます。ぜひ愛情を持ってハナキリンを育ててみてはいかがでしょうか。

ハナキリンの育て方を動画で見る

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