食べられる家具をショコラティエが本気で作ろうとした
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
レースラベンダーはラベンダーの中でも香りが弱く、葉にレースのような切り込みが入っているのが特徴です。ラベンダーは寒さに強い品種が多いですが、レースラベンダーは寒さに弱い性質があります。もともとは観賞用として品種改良されているため、ハーブとして利用するのではなく鑑賞用として育てるのがおすすめです。花言葉は繊細な見た目から「沈黙」「優美」と付けられています。
では、実際にレースラベンダーの育て方を解説していきます。
レースラベンダーは他のラベンダーと同様に紫色の花を咲かせます。花が咲く時期は5月~7月頃と9月~11月頃で、真夏や真冬を避けて開花します。花はドライフラワーとして飾るのもおすすめです。植え付け、植え替えを行う時期は3月~4月、肥料を与える時期は春先と秋頃です。
レースラベンダーは通常のラベンダーよりも暑さ・寒さ・蒸れに弱い性質があるため、初心者の場合は管理が大変かもしれません。特に気をつけたいのが梅雨の長雨で、梅雨前に刈込んで風通しを良くしておくと、蒸れを防ぐことができます。日当たりと風通し、さらに水はけの良い場所に置くようにし、西日や雨の影響を受けない場所で育てましょう。
レースラベンダーは水の与え過ぎに注意が必要です。湿気に弱いため、水を与えすぎると根腐れの原因となり、枯れてしまうこともあります。そのため、基本的には乾燥気味に管理し、毎日ではなく土が乾いていたら涼しい時間帯にたっぷりと水やりする程度にしましょう。
レースラベンダーを増やすときは、挿し木よりも挿し芽がおすすめです。花が咲かなかった若い茎を15cm程に切り、先端の穂を切り落とします。葉を少なくし、切り口を斜めにカットしたら、水をいれたコップにさして1時間以上置いて水揚げをしましょう。さし芽をして根が出るのを待つ間は日陰で水を与えながら待ちます。
レースラベンダーはラベンダー用の市販の土か、アルカリ性の土を使用します。さし芽には園芸用の川砂などもおすすめです。肥料は元肥として緩行性化成肥料をあらかじめ混ぜておくのがいいでしょう。その後は夏と、冬を除いた開花期間中に定期的に追肥します。ただし、肥料の量が多すぎると花つきが悪くなってしまうため、与えすぎにならないよう気をつけましょう。
Q.レースラベンダーを育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?
A.レースラベンダーは春先にアブラムシがつくことがあります。また、乾燥時はハダニにも注意が必要です。見つけたらすぐに駆除し、対策として根元に薬剤を撒いておくといいでしょう。また、枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除くようにし、蒸れに注意しながら風通しが良い状態を保つようにしましょう。
Q.レースラベンダーは地植えでも育てることができる?
A.レースラベンダーは温度や湿度の管理が難しいため、鉢植えの方が好む環境に移動しやすいでしょう。もし、地植えで育てたい場合は、水はけの良い環境を意識し、少し高植えにするのがおすすめです。鉢植えを屋外に置く場合は鉢が大きいと湿度がたまりやすいため、少し小さめの鉢を選び、プラスチック製の鉢ではなく素焼きの鉢を使用して蒸れを防ぎましょう。
Q.レースラベンダーの日常のお手入れは?
A.レースラベンダーは普段から蒸れに注意する必要があります。そのため、伸びすぎた茎や増えすぎた茎はこまめに剪定し、剪定と同時に摘芯して枯れた葉を取り除きましょう。剪定は3月、5月下旬〜7月上旬、9月、12月頃と複数回行い、花は咲いたら切り花やドライフラワーとして楽しめば根に負担がかかりません。切り戻しは思い切って1/3~1/2程を目安に切り戻すのがポイントです。
繊細なレースのようなシルバーリーフが特徴のレースラベンダーは、温度と湿度の管理に気をつければ家庭でも育てることができます。春と秋の開花期間中は肥料を追肥として施すと、花持ちが良くなるでしょう。見た目が美しいレースラベンダーをぜひ育ててみてください。