培養土とは何? 使い方や種類、おすすめ商品を解説!
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煮る、焼く、蒸すが簡単にできるキャンプギア
煮る、焼く、蒸すが簡単にできるキャンプでの調理には欠かせないギア「メスティン」。スウェーデンのトランギア社が作っているアルミクッカーを指すのが一般的で、キャンパーたちの多くが愛用しています。
メスティンは深さのあるお弁当箱のような形が特徴で、取り外し可能な折りたたみ式のスチールワイヤー製ハンドル付き。アルミでできているので熱伝導率が高く、下から火で温めても熱が内部に均一に伝わるように作られています。そのおかげで、お米の一粒一粒に熱を均等に伝えられ、ふっくらとしたご飯を炊くことができるのです。
今回は初心者でもすぐできる、固形燃料を使ったメスティンでの炊飯調理に挑戦します! コツさえ掴めばとっても簡単なので、ぜひメスティンの炊飯方法をマスターしてくださいね。
購入後、初めてメスティンを使うときに注意していただきたいことにまずは触れておきます。
購入元のメーカーによっては、メスティンのフチがバリになって鋭いものや、金属臭が強かったり変色しやすいものがあります。初めて使用する場合はヤスリでバリを取ったり、「シーズニング」で金属の臭みを抜きながら酸化皮膜を作るという作業が必要な場合があるので、購入したばかりのメスティンを使う際はご留意くださいね。
・メスティン
・固形燃料
・ポケットストーブ
・風防
・バーナーパット
さてここからが本題です! 今回は初心者さんでもすぐできる、旅館の鍋料理などでよく見る「固形燃料」を使ったメスティンの炊飯方法をご紹介していきます。
昔ながらの焚き火の火力を利用した「飯盒炊さん」よりも、一定時間で燃え尽きる固定燃料を使えばほったらかしで調理できることから、キャンパーたちの間ではメスティンと固形燃料を使ったご飯の炊き方を「自動炊飯」などとも呼んでいます。ほったらかしで済むことから、炊飯中に別のレシピに取りかかることもできますよ。
メスティンの炊飯調理は、固形燃料1個の重さが何gかによって燃焼時間が変わります。さらに炊飯時の風の有無も影響します。そのため自動炊飯をするには、最低でも1度はお米を炊いてみて、持っているメスティンが何gの固形燃料で炊飯できるかを知っておく必要があります。
今回用意した固形燃料は25g、風は1~1.5mの微風という環境。固形燃料の台には「ポケットストーブ」というギアも使います。
今回はお米1合を炊飯していきます。お米を研いだら、お米の水気を切ってメスティンに入れましょう。
次は分量通りの水を入れましょう。水は米1合に対して180mlです。
このまま水に浸して、30分以上吸水させます。
台になるポケットストーブをセットし、固形燃料をひとつのせます。風上を「風防」で囲って着火しましょう。
火をつけてからのせても、先にのせておいてもどちらでも構いません。このまましばらく放置します。
固形燃料が燃え尽きかけて、火が弱くなってきました。耐熱手袋をしてフタを開け、炊け具合を確認してください。
この日は水分がたくさん残っていたので、固形燃料をもう1個燃やしました。風の有無とクッカーの大きさによって変わりますが、このメスティンでは25gの固形燃料が2個は必要ということですね。
固形燃料2個を燃やし尽くした後、フタを開けて炊け具合を再確認。今度は大丈夫そうです。
ふたたびフタを閉めて、メスティンを上下ひっくり返して10分ほど蒸らします。メスティンの内部に残った水分を、全体にまんべんなく行き渡らせるためにひっくり返します。
寒い季節ですと蒸らしている最中にご飯が冷めてしまうので、メスティンごとタオルなどでくるんでおくと保温できます。
蒸らしが終わり、上手に炊けました!
メスティンはアルミニウムなので熱伝導性が高く、弱火かつ炎が一点に集まりがちな固形燃料でも全体的に加熱できます。メスティンならではの密閉性の高さも、米を炊くという用途にピッタリです。
キャンプならではのおいしいご飯!
固形燃料だと火力が弱いため、激しく焦げ付くということはほとんどありません。もしお米がべちゃべちゃと柔らかい場合はフタを閉めてもう少し火にかけ、水分を飛ばしてください。お米が固い場合は水や日本酒を少量ふりかけてから、もう少し火にかけるとリカバリーできる場合があります。
フタは蒸らしている最中以外は何度開けてもかまいませんので、目で見ながら感覚を掴んでください! メスティンを使った炊飯調理で、キャンプならではのおいしいご飯をぜひ召し上がってみてくださいね。